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ホンダ インサイト

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ユーザー評価

3.62 ( 313 件)

燃費

レギュラー
20.51 km/L ( 8,346 件)
ハイオク
23.72 km/L ( 1,766 件)
マイカー

タイプRの呪い

イイね!
ホンダ インサイト
  • ホンダ / インサイト
    エクスクルーシブ_XL_インターナビセレクト(CVT_1.5) (2011年)
  • おすすめ度:
    乗車人数:1人
  • レビュー日:
    使用目的:通勤通学
走行性能
つまらないクルマと思っていましたがそんなことはありません。

スポーツカーみたいにガンガン曲がるのとは違うのかもしれませんが、気持ちいい曲がり方をします。旋回性は優れていると思います。

そして1.5のパワーユニット。1.5で出した意味がわかります。「ちょっと気持ちよく走れたら」くらいの感じならエクスクルーシブで十分だと思います。現代の若者にはオススメです。
乗り心地
改良されたのだそうですが、やはり段差はかなり衝撃を拾います。
ただし旋回性、スタビリティ?はサスペンションからは想像できない良さがあります。

車内はなかなか静かです。
静かと言えば、インターナビのオーディオはスピードに反応してボリュームが動きます。「すげー」と言ってしまいました。オーディオ操作も簡単で、音質もスピーカーやヘッドユニット交換をしなくても我慢できる音質なのもいいです。
燃費
燃費は悪くありませんが、エコボタンを押してさえエクスクルーシブはハイブリッドの旗を掲げるような燃費は出ません。
同じ1500の10年以上前のクルマである、EK3(3StageVtec)シビックの方が燃費は良かったくらいです。

ただしエンジンはCR-Zです。僕にはその走りの余裕だけでお釣りがきます。
積載性
セダンからの乗り換えなら嬉しくなるラゲッジスペースです。リアハッチは荷物を乗せやすい!
後部座席の一部だけを倒し長モノを積むアレンジも可能です。このときフラットになるのも見逃せません。
3人くらいなら泊まりのアウトドア荷物も行ける感じです。

セダンがいいけど積載が…でもステーションワゴンは何か嫌…という人にはウケそうです。
優等生過ぎずアウトドア過ぎずコンパクトで使いやすい。こういう絶妙な車はあまりありません。

ともあれアウトドア大好きなので見た目の割に積めて気に入ってます。
満足している点
乗り換えて、ボディ剛性に進化を感じました。特にねじれ剛性です。その剛性が、舵を切ったときにも発揮されています。

ストラットとトーションと言うサスペンションから旋回性は期待できないと思っていましたが正直シビックより良かったです。
ただし本格的な走りと言う意味では限界は低いのだと思います。それでも庶民的なクルマの中ではアベレージを十分超えているはずです。

1500ccで、やや重いクルマにしてはSモードの加速感はいい出来だと思います。昔のVTECは別物としても、「グン」と来る加速は実感できました。
エクスクルーシブはCR-Zのデチューンエンジンということですが、CR-Zはこのくらいは朝飯前に出せているんでしょうから、十分凄いと思えます。

ボディの造形もなかなかのものだと思います。
ハイブリッドゆえの空気抵抗緩和を追求したデザインは、新幹線やスーパーカーのそれに自然と近くなってきます。
好き嫌いはあると思いますが、1500ccクラスに与えられるデザインとしてはかなり練りこまれていて、ホンダが大切にしたかった車種であることを伺い知れます。
不満な点
窓を開けているとき、砂利道のような小刻みな揺れ方をする場所を走るとガタガタと鳴るのは良くないです。正直商品としてどうなのかと思うほど残念です。
同じくガタガタ系で、バックミラーの固定が甘く、2ミリくらいぐらつきます。
総評

ふざけたタイトルですみません。
そしてかなり長くてすみません。

でも正気です。

とりあえず書いておきますが、この総評ではクルマのメカニズムや走りがいいとか、ホンダ好きが好むような角度の視点は持たないようにしています。
また、僕はホンダ好きですが、アンチトヨタでもありません。ただクルマを選ぶとき、トヨタにドキドキしないだけです。

まず、2代目インサイトを語るにはタイプRの存在を切り離せません。
僕はホンダが好きだし、シビックを二台乗り継いだし、タイプRにもあわよくば乗ってみたいと思う人間です。
僕にとって、ホンダのタイプRは他のメーカーのフラッグシップスポーツカーとは別枠の存在です。それはスポーツカーとしての目に見える性能の優劣で定義できるものではありません。
そんなクルマを作るホンダに、夢を感じます。

でも、ホンダはタイプRに呪われていると思います。
ホンダは庶民派の大衆車メーカーだったのに、タイプRの成功でそういう類のファンの期待に応えるのが義務のような雰囲気になりました。
ホンダも売れていた頃はそれで良かったのかもしれませんが、今ではスポーツカーはクルマ好きにしか購入動機を抱かれないばかりか、全体の購入者の一握りであるクルマ好きでさえ大半は日常生活を省みて利便性の高いクルマを選択してしまう世の中になりました。
メーカーイメージが時代に乗り遅れたまま、ホンダはミニバンを中心に粘りましたが、似たようなクルマがどのメーカーからも出てからはコレと言う切り札も無くなってきているように見えます。
現状もフィットとその派生車種の砦を崩されたら後がありません。

こうした負の空気を背負い、登場したのがインサイトでした。
それまではハイブリッドといえばプリウスのイメージが強く、その市場を多少なりとも切り崩す存在となれたことは評価に値するのではないでしょうか。
当時はハイブリッド自体がトヨタのブランドのような雰囲気がありましたが、インサイトがその敷居を下げた足あとが、こんにちのハイブリッド市場への軌道を描いています。
それは大袈裟だという人もいるでしょう。当時比較されたプリウスとインサイトですが、確かにハイブリッドとしての本質は僕も勝負にはならないと思います。3世代目でプリウスのハイブリッドカーとしてのステータスは完成したと思います。それでもトヨタがインサイトの存在を危惧したのは何故でしょうか。
僕は数年後に発売されたアクアの障害になるものを排除したかったのがトヨタの本心だと思います。
1500ccの小柄なコンポーネントにプリウスで得た経験値を積み込み、安価で手の届くハイブリッド。それがアクアです。この提案はインサイトのそれと被ります。
アクアを出すとき、フィット3のような燃費を実現してインサイトにモデルチェンジされたなら、ハイブリッドはトヨタと言う印象の喪失に拍車がかかります。それはフィット3でも同じ効果では?と思う人もいるでしょう。しかしフィットはハイブリッド専門モデルのインサイトとは立ち位置が違います。ハイブリッドのイメージ戦略効果としてはインサイトで宣伝される方が目障りです。故に売れていなくてもインサイトの影響力にトドメを刺しておく必要があったのだと思います。また、現行のプリウスの進化を見ると、デザインという意味でもトヨタにはかなりのインパクトがあったように思えます。

当然ながらトヨタのハイブリッドは現在でも絶対的先駆者ですが、ホンダのアプローチする角度はいつも面白いですね。
何だかそう考えると、インサイトやCRーZは目に見える販売成績では今ひとつでも、存在意義は大きいし、ホンダがつまらない時代と言うのは早合点だと思えてきます。フィットは屋台骨、インサイトは影の市場換気扇という感じで。いつの日かホンダがもっと素晴らしいメーカーになって「ZE2型インサイトはホンダの原点回帰へのターニングポイントとなったクルマだ」と、言われる日が来たら素敵です(笑)

端的に言うと、インサイトも含め、いくら走行性能がどうのこうの、と専門家が見抜きました的インプレを繰り返しても、大多数の消費者が求めているのは、日常生活に便利で個性よりもオールマイティな使い方が出来るトヨタような無難なクルマです。
レクサスやスポーツタイプなど一部のクルマは別としても、それを徹底するトヨタの執念は尊敬できます。むしろそれこそがトヨタの個性です。
ただ僕は、大多数の人が無頓着に乗る平凡なクルマにも、オールマイティと引き換えに小さな遊び心を乗せているホンダにドキドキしてしまうのです。

インサイト、いいクルマですよ。
関連情報URL:http://minkara.carview.co.jp/userid/439946/blog/40106429/

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