N-BOXは基本的には悪くないのだが - N-BOX

マイカー

N-BOXは基本的には悪くないのだが

m-dawg
ホンダ / N-BOX
G・Lパッケージ (2012年)
- レビュー日：2015年4月19日
- 乗車人数：１人
- 使用目的：買い物

おすすめ度： 3

デザイン：無
走行性能：無
乗り心地：無
積載性：無
燃費：無
価格：無

満足している点: 何と言っても税金が安い。高速道路料金も安い。

不満はあるが、手応え足応えの剛性感に欠けるライバル車に比べれば、普通に走る分の質感はまあまあ悪くない。

ドレスアップパーツも多い。（N-BOXノーマル用は少ないが)
不満な点: 初期型ゆえの不良点が多い。

ウェザーストリップゴムの設計不良による雨漏り、テールランプのLED不点灯、エンジンマウントのキュルキュル音、ナックルやタイロッドエンドの防錆塗料省略による錆、これだけのウエイトに対して13インチタイヤ/ホイールにフロントスタビライザー無しなどというのは基本的な設定ミス。

2013年モデルからは、全て改良されているのが何よりの証拠である。
総評: N-BOXはボディ、シャーシー、エンジン全て新設計なので、当然トラブルが多いだろうと私は承知で買っているのでまだいいが、クルマに無知な人だとリコールや改善対策でディーラー何度も行くことになれば二度とホンダなど買うかとなるに決まっている。

神経質な人、クルマに完璧を求める人はホンダの初期型は買わないこと。せめて一回目の年次変更後やマイナーチェンジ後の後期型にした方がトラブルの心配は少なくなる。

これから中古車で購入するならば、うちと同じ2012年モデルの特にN-BOXノーマルは避けて、せめて2013年モデル以降のクルマをお勧めする。

新車なら、出来ればカスタム、余裕があればターボの方が後々の後悔は少ない。

総じてスペースを買うという目的のクルマとしては良い。2015年モデルならば他人にも推薦出来る。

しかし、年次改良でほしかったパーツが次々と標準装備になるのは納得がいかない、最初から完成度を上げて市販してもらいたい、というのが初期型オーナーとしての偽らざる気持ちである。

走行性能: 無評価; ノンターボでこれだけ走ればそう不満は無いが、高速道路の登りになるとすぐに5000回転以上になって小排気量の悲哀を感じる。

ターボがほしかったが購入時にはカスタムでしか選択出来ず仕方なくノンターボにしたが、最初から設定があれば絶対ターボにしたのに。

またCVTの減速制御が下手で、思ったよりも手前で減速しすぎたりギグシャグしてイライラする事が多い。ホンダがCVTを市販して15年以上経過しているのに、どうしてこんな稚拙なレベルなのか理解に苦しむ。
乗り心地: 無評価; スプリングのみでローダウンしたため、特にリヤシートの乗り心地は最悪。

乗り心地重視ならローダウンは止めた方が無難。

静粛性や振動は、一般道で走る限り軽自動車では可も不可も無いレベル。

シートの具合もまあまあで、長距離走行でも腰が痛くなることも無い。

それよりルーフパネル裏に防音材が入っていないので、夏期は太陽光線による熱がもろに伝わって不快。カスタムはルーフパネル裏の前半部分に入っているのに、N-BOXノーマルでは省略されているのはどういう事か。
積載性: 無評価; タント、パレットでは27インチサイズの自転車を積んで3人乗車は出来ない。またリヤゲート開口部が低いのも良い。

うちはリヤシートをほとんど使わないので不便は無いが、リヤシートスライドはようやく2015年モデルから選択可能になったのでその面の不満も解消された。

軽自動車でこれだけの積載能力があれば十分。
燃費: 無評価; 市街地で14-15km/L、高速で80km/hキープで20km/L、90km/hキープで16km/L。

最高値は堤防道路で60km/hクルーズコントロール90%使用で25km/L。

フューエルタンク容量が35Lと軽自動車では大きいので、高速道路で我慢すれば600km無給油走行も可能。

前車MC21SワゴンR RRは市街地で9-11km/Lだったので、燃費に関してはとても満足。
故障経験: 運が良かったのか、これまで動けなくなるようなトラブルは無し。

リコールや改善対策についてのディーラーの対応も良い。