日本で乗るにはちょうどいいサイズのよくできたオープンカーです。 - 206CC (カブリオレ)

マイカー

日本で乗るにはちょうどいいサイズのよくできたオープンカーです。

てっちゃん＠黒猫のり
プジョー / 206CC (カブリオレ)
206CC_RHD(AT_1.6) (2003年)
- レビュー日：2016年5月22日
- 乗車人数：１人
- 使用目的：レジャー

おすすめ度： 5

デザイン：無
走行性能：無
乗り心地：無
積載性：無
燃費：無
価格：無

満足している点: 上げればキリないです。

・かっこいい　
→もう15年も前の車ですが、デザインは今の車にも負けません
・屋根があく
→この車はこれにつきます。時速10キロまでなら走ってても開閉可能です。
・大きさがちょうどいい
→横幅が5ナンバーちょっと小さいくらいです。長さも4Ｍ切ってるのでフェリー乗るときちょっとうれしいです。
　また、腕を外に出すのにちょうどいい距離で、後ろのウインドデフレクター運転席に座りながら
　簡単に立てたり倒したりできます。
・オープンカーの部分でよくできている
→高速の風の巻き込みがすごく少ないです。純正のウインドデフレクターを付けるとさらに
　後ろからの巻き込みがさわやかになります。
・いきなり壊れない
→いろいろちょこちょこ壊れるけど、予兆がきちんとあるので、いきなり止まったりしません。
　（心構えができます。）適度に電子化され過ぎず、楽に乗れるちょうどいい段階なのかもしれません。
不満な点: オートマは悪評高き？ＡＬ4です。
良いところは、エンブレを積極的に効かせてくれるところ、
悪いところは、極端に暑さに弱いところです。クーラーを利かせないと
冷却水が回らない構造になっているらしく、路面がモアッとして来たら
エアコンのスイッチは必ず入れましょう。

といっても、致命的に壊れたことはなく、高速から降りて一般道で走ると
1速がつながらず、夏のスノーモード（2速発進になります）を多用するとか
バックでつながらない場合は、ブレーキを踏んだままアクセルを踏んでやると
軽い衝撃とともに繋がりますので、慣れです慣れ（笑）

また、内装がちょっとちゃちいので、いろいろギシギシ言います。フランスの
大衆車なので、過度な期待はいけません。ただ、ファブリックシートのカラーラインは
フロントシートのサイドエアバックのところがだんだんほつれてきます。
総評: 206CCが1998年のジュネーブショーでで20♡(ハート)として出てから今年で18年になる
わけですが、デザインの古さはまったく感じられず、（大体ショーモデルからほとんど
いじらずに出たモデルはいいのが多いです。）新車発売当初、かなり納車まで待つほど
異例の人気だったのはよくわかります。

日本に最適な大きさのフレンチデザインのオープンカーということで、いつまでたっても
古さを感じず、なんだかんだ言っても丈夫なため、メンテナンスしてくれる信頼ある
工場さえ確保できていれば、楽しく乗れる車です。

後部座席も一応あるので、小柄な女性や子供なら乗れますし、屋根を開ければ
狭さもあまり感じません。

屋根を開けて走れば、空は高く、いい風が入ってきて、都会でも田舎でもちょっとアクセルを
踏めば幸福な時間が過ごせます。

ただ、最終型でも今年で9年目になるので、多少壊れてもそれもかわいいと受け入れられる、
いちいち故障やちょっとした不具合に目くじらを立てないような、206ＣＣに「一目ぼれ」できる
人なら大切に楽しく乗れると思います。（自分はペットを飼ってる感覚に近いです。）

206系はプジョーの中でおそらくもっとも今いじるパーツがあり、中古パーツも手に入りやすいので
いじる人に取っても楽しいのではないでしょうか？

走行性能: 無評価; 1.6L NAで110馬力以下、トルクも15Ｋという、スペックでは目立ったところはないエンジンですが、オートマがマニュアルのような積極的なセッティングになっており、エンジンブレーキもガンガン効かせるので、必要十二分の動力性能があります。オープンカーなので、そもそも絶対的な性能を求めるには向きません。気持ちよく流して、ちょっとだけ急ぐときには頑張れるという程度です。

足回りは猫足といわれるだけあって、粘りもありきちんとタイヤを使い切った走りをしてくれます。
（調子に乗ってコーナーを楽しんでたらタイヤがきれいに。。。。。）

重ステではないですが、国産車に比べると操作系は明らかに重いです。国産車にのると
玩具みたいなハンドルの感じがします。ただ、安定しており、非常に乗りやすいです。

特筆すべきはブレーキで、非常によく効いてくれます。かっちり止まってくれて、安心感があります。
乗り心地: 無評価; 元々ばねを変えて車高を少し下げてのってるんですが、まったく問題ないです。
ただし、鉄屋根とはいえ、オープンカーなのと、やはり大衆車なので、古くなってくると
色々あちこちギシギシ言います。屋根を閉めたあと、再度ロックをかけ直すと、
割と静まってくれる傾向があるようです。
積載性: 無評価; 屋根がトランクに入るので、屋根を開ける場合、上半分は使えません。
ただ、それでも2人分の2泊程度の荷物が入るくらいなら十分入ります。

また、2+2なので後部座席が荷物置きになり、ウインドディフレクターを付ければ
黒いメッシュになっているので、外からあまり見えません。
燃費: 無評価; 昨今の車に比べたら悪いです。高速で12～13K 一般道中心で１０Ｋくらいです。
フルタンクが50Ｌなので、大体500K～650Ｋ程度走ってくれます。

まあ、燃費気にして乗る車ではないですけどね＾＾　悪くないという程度です。
故障経験: 12年目になるので、ちょこちょこいろいろ壊れます。
ただ、致命的なのはありませんでした。

・オープンにするために必要な油圧シリンダーから油漏れ（中古品で交換）
・オルタネーターが死亡（交換）
・いきなりエラーランプが全部点きだす（バッテリー交換で治った）

大きいのはこのくらいですね。不満な点にも書きましたが、ＡＴが夏になると
日本の夏に耐え切れずにちょこちょこぐずりますが、なんだかんだ言って
致命的にならずに走ってくれてます。