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クルマレビュー - MR-S
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トヨタ / MR-S
MR-S(SQM_1.8) (2002年) -
- レビュー日:2023年10月6日
- 乗車人数:2人
- 使用目的:通勤通学
おすすめ度: 5
- デザイン:4
- 走行性能:4
- 乗り心地:4
- 積載性:2
- 燃費:3
- 価格:5
- 満足している点
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MR-Sのミッションは「MT」か「SMT(シーケンシャルマニュアルトランスミッション)」のみ.「トルコンAT」設定がないのは正解だが、SMTは機能的に「MT」と「AT」の中間に位置する.
SMTはクラッチペダルがない.変速はステアリングのボタンかシフトレバーの手動操作だけになる.MT同様クラッチで動力を伝えるが、そのON-OFF操作はドライバーの指示でSMTが行う.そのため変速時、足を使うことはないのだ.
「MT」からするとクラッチベダル踏まない横着者.「AT」の側からみればAUTOでシフトUPしないメンドクサイ奴.となる.
SMTは基本的にPULLボタン1クリック→1シフトアップ.PUSHボタン1クリック→1シフトダウンと段差変速する.レバーも同様、PULLでアップ。PUSHでダウンとなる。
この操作1回は→あくまでも結果1にしかならない.MTならシフト1アクションで2速→3~5速の飛ばしができるが、SMTの場合は律儀に1・1・1とクリックしなければならない.ちなみに「シーケンシャル」とはこの連続性を指すらしい.
だがここにSMT最大のメリットがある.ステアリングから両手を放さずシフト操作が行えることだ.慣れれば回転操舵中もUP/DOWNができる.これはF1と同じ感覚で走っているようなものなのだ.
以前SMTの変速速度を問題にしていた記事があった.「DOWNは速いけどUPは遅い」など、クリックしてから変速までの速度について語られていた.
だがこれまでの運転でこれが問題に感じることはなかった.確かにDOWNは速いが、UPも遅いというほどではない.もしあるとすれば認知→操作までのドライバーの反応速度ではないかと思う.MTとの比較でいえば、自分がMT操作してもSMTの認知→反応→変速にはかなわないと思う.
流しの慣性走行だったらUPをクリックし続ければいい.追越などでの増速や急加速は、あらかじめ1~2DOWNの軽いブリッピングを行えばよいのだ.1クリか2クリの指先アクションで一番美味しいトルクを得ることができる.こういう安易さがSMTの最大の特長である. - 不満な点
- MT比較でのSMT最大デメリットはエンジン制御とクラッチ制御の2段構えができないことだ.MTのシフト段飛ばしや、回転上げてのクラッチミート、半クラ操作は原理的に不可能.SMTの場合デジタル的に各ギア固定でその中間は使えない.
- 総評
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先にものべたように「MT」「SMT」「AT」は本質的に異なる.機構と操作のムービング・アクションが違うからだ.
これは他車に乗りかえて感じる運転ムーヴの違和感としてあろう.MTでのクラッチペダル踏みや、ATのトルクが欲しいところで選べないもどかしさなど、SMT慣れ側からする不足感ともいえる.そんな処からSMTはMTともATとも異なる、独立したインターフェイスと思えてならない.
ところでみんカラSMT乗りの多くがシフトレバーメインのよう.やはりMTっぽく操作したいからなのだろうか.自身は横着なせいか両手シフトスイッチがメインで左足ブレーキの操舵、強コーナーではシフトレバーの助けを借りるようにしている.
16年間MR-Sに付き合ってきたということは、16年間SMTで走ってきたという事だ.もしクラッチペダルを踏むMTだったらここまで乗れたか…と正直思ってしまう.
ひょっとして惚れたのはSMTだったのか?とかとか.惚れたのか慣れたのか.MR-Sの個性でも大きな位置を占めるハードウエアであることに改めて気づかされる.
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