新しい Z がやって来る。
事前に、グローバル本社で 新しい Z と、もしかしたらこっちの方がカッコイイかもという 「フェアレディZ カスタマイズド プロト」 が展示されているというので、何とか時間を作って久々に、日産グローバル本社へと向かった。
お昼過ぎにグローバル本社へ到着して、さっそく一段高いステージで輝いている、新しい Z が迎えてくれた。
もうメディアでさんざん見て来た 「雷黄色(イカヅチイエロー)」の新型Z」
「雷黄色(イカヅチイエロー)」と名付けられた、見慣れた(笑)ボディカラーの新しい Z の型式は、現行 Z と同じ Z34 なんだが、中身は大幅にというか、まったくと言ってよいほど変わっているのだが、これを型式が変わる変更を伴うと、恐ろしく型式認定を取るコストがかかってしまう事は明白だ。
正直、今の懐事情の日産では、いくら日産のフィロソフィと言っても、新しい Z の発売はおろか、開発も無理だった事は想像に難くない。
まぁ、中身もグッと現代的になって、エクステリアも、現行の筋肉ムキムキのZより、ある意味S30Z 「らしい」とは言えないだろうか。
リヤスタイルは Z32 から・・・ルーフからテールに流れるメッキのモールは「刀」がモチーフだとか。
テールは Z32 がモチーフらしいのだが、僕はルーフからテールに流れる、エッヂのメッキモール、これは「日本刀」がモチーフだというのだが、2003年のモーターショウで登場した、
2003年のモーターショウに登場した「フーガコンセプト」に、ルーフからリヤに流れるメッキモールが存在していた。残念だがコストの問題で市販ヴァージョンは細いメッキモールに変更された。
「フーガコンセプト」を思い出した。
あの時の「フーガコンセプト」も、ルーフからテールにかけて、エッヂ部に太いメッキモールが奢られていた。
ただ、残念なんだが、市販車ヴァージョンになると、組立コストがかかり過ぎる(かかり過ぎてしまった)ので、どこにでもある様な細いメッキモールになってしまった。
そんなこんな、細かいディテールを眺めながら、よいよ、「フェアレディZ カスタマイズド プロト」をじっくりと眺めて見る事にした。
この「フェアレディZ カスタマイズド プロト」なんだが、S30Z の 初期初期型と初期中期型のトップモデルである「Z432」、しかも「Z432R」がモデルだというのだ。
初期
初期-初期中期 型のトップモデルだった「Z432」がベースだとか・・・
それじゃあという事で、こんな画像を作ってみた(笑)
こうして重ねてみると 「フェアレディZ カスタマイズド プロト」 の方がよっぽど、初代 S30Z の意匠に近い事が分かる。
「フェアレディZ カスタマイズド プロト」 の方が、上手い具合に S30Z のデザインを上手く生かしている事が良く分かる。
細かいスペックを見るまで分からなかったのだが、この「フェアレディZ カスタマイズド プロト」は、見た目だけではなく、スペックも変わられており、より低く、広くなっていたのだった。
「フェアレディZ カスタマイズド プロト」はより低く、より広くなっていた。
具体的には、車高は 20mm 低められ、幅に至っては トレッドで 60 mm も大地を広く踏みしめられるようになっていたのだ。
また、その演出が憎くて、フェンダーを大きく膨らませるのではなく、ちゃんと現代風のオバフェンが装着されているのだ!!
そして、Z432R と同じように、ブラックに塗られた背面に Fairlady のエンブレムがビルトインされたリヤスポイラーも当時を知る一人として実に懐かしいモノだった。
オリヂナルのS30ZのOPだったリヤスポイラー。背面はブラックアウトされていた。
これだけ、s30z のテイストを上手く生かして生まれた「フェアレディZ カスタマイズド プロト」なんだが、さすがに、
スポーツカーのスピードメータには 20Km/h 以下はいらねーぜと言う訳では無いが初期初期型~初期中期型のスピードメータは 20Km/hから始まる。
20Km/h から始まるスピードメータは再現されていなかった。(笑)
オリヂナルのデザインも面白いが、知る人ぞ知る初代Zのテイストを知る、乗っていた人には分かるデザインやギミックのアイコン満載の「ェアレディZ カスタマイズド プロト」には関心しきりであった。
Posted at 2022/03/08 00:17:28 | |
トラックバック(0) |
フェアレディ | クルマ