FULL BLAST モノブロック(1ピース構造)キャリパーKit
コルトの純正ブレーキキャリパーはサーキット走行をするとローターとパッド共に消耗が激しいです。
サーキットを走り慣れていない初心者レベルのブレーキングなら数度のミニサーキット走行でも消耗しないですが、適度に走れると、純正流用レグナムキャリパー(通称:レグキャリ)、エボ4ローターではTC2000を5周程マジ走りで、次回TC2000走行出来ない程度(ローターに耳が出来るほど)、消耗するのは私の経験からの実感です。
ローターパッド同時交換費用として多少の上下はあるでしょうが7万円程です。
趣味で遊ぶにしてもイニシャルコストとしてシンドイ。
じゃ、サーキット走行しているすべての車両がマジ走りするとそうなのかというと違います。
TC2000を64秒ぐらいで走るエボ(みん友例)では数度FSWやTC2000などのロングコースを3年程度走っても消耗が緩やかに推移しています(現在まだ交換していない)。
つまり車両動力性能や重量に応じたブレーキKitを組めば、ロングコースを走っても消耗は抑えられるということです。
エンドレスに代表するモノブロック6POTなどの高級品はデザイン、性能共に逸品ですが、価格も飛びぬけて高いです(揃えると50~100万円)。
また、パッドなどの選択肢も狭いことから、そうそう交換はしないでしょうが高め購入コストになります。
値段を考慮しなければ、ステータス等含め、本格的なエンドレスのようなモノブロックブレーキKit一押しですが、私のような、ほそぼそとした懐具合で走るのには購入困難でした。
でもモノブロックほしい(^^
そこで、ブレーキ交換(パッド&ローター)を極力抑えられ、制動性能も逸品となると量産効果により望外な安さの純正ブレーキの流用しかありません。
ただし、レグキャリ(片押しキャリパー)は、純正コルトキャリパーよりは性能が上がり、ミニサーキットではそこそこ走れますが、TC2000などのロングコースだと1回の走行会参加でさようならする耐久性で私には懐が耐えられませんし、懐具合を気にしながら遊ぶとつまんないです。
例)TC2000-レグキャリ換装後の消耗レベル---------
初心者レベル(75~**秒):問題ナシ…頼もしいと感じる筈?
初級者レベル(69~74秒):数度の走行で交換する…まぁまぁと感じる?
中級者レベル(65~68秒):66秒近辺では1走行で交換する…懐が寒くなると実感!
上級者レベル(60~64秒):多分1周持たずに逝かれて廃車コース?
High-Amateur(**~59秒):このブレーキじゃタイム出すの無理だと思う。
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よってこのレビューでは他車両での同一キャリパー装着実績も踏まえ、TC2000走行が上級者(60~64秒台)より低い技量レベルで運転する車両が対象の私の感想になります。
60秒以下のハイアマチュアレベルは想像すら出来ない領域なので対象外です(^^;;
それで自分の嗜好としは以下の項目を満足出来るブレーキKitとなります。
<私のブレーキ嗜好 7項目>
・純正流用でオーバーホールしやすい(安いこと)
・ブレーキパッドやローターが複数の選択肢があり安く耐久性があること。
・一般道使用でも煩くないこと(極力、ジェントルなブレーキ)。
・180km/hからの制動を繰り返してもヘコタレナイ性能持続性があること。
・軽量なこと。
・コントロールしやすい踏み代なこと(技量に変な癖がつかない)。
・出来れば16インチホイールも履ける様にしておきたい。
当初はブレンボF50とか考えましたが、50万円程度の予算が必要なことや16インチから完全に"さようなら"だし、モノブロック(1ピース)にも拘りたいしと熟考したら、やっぱり純正モノブロック(1ピース)4POTのセルシオ(UCF30)流用に結局行き着きました。
もともとセルシオ(UCF30)キャリパーは車両重1840kg(前輪荷重980kg)を支える旧SEI(住友)製のモノブロック(1ピース)キャリパーです。
先ほどからモノブロック、モノブロックと書いていますが、モノブロックは1ピースで成型されたキャリパーで、2ピースのように合体にボルトを使用しておらず、キャリパーがご開帳してブレーキが機能しないなどのリスクが比較して少ないです。
さらに1ピースは2ピースより部品点数が少なく軽く5kg以下です。
話を戻して、コルトは標準で車両重量が1100kgと軽量の為、1840kgを許容出来るよう設計したUCF30キャリパーをコルトに流用するとかなりの余裕があることが既に判ります。
また、高級車両に装着するキャリパーですから、2ノックピンがキャリパー同体化しており、これは、キャリパーのガタツキ防止ということでコルトに装着してもその品質が受け継がれることは品質や制動精度向上視点ではとても良い機能です。
標準のローター径は315φですが、コルトには十分すぎる許容量なのは画像のローターはTC2000を2時間程走った後の画像ですがまるで消耗していないことからも十分理解出来ます。
このキャリパーが2004年デビューした頃、TRDとかあらゆるチューニングショップが流用Kitを販売したことからも、このキャリパーの性能に対してとても安価なことが判ります(そのお陰でPAD選択し易い)。
というか長々書いていますが、フルブラストのデモカーでTC2000やもてぎで耐久性を証明しつつタイムダウンにも為っていないことが実績から判り、決める上で心強かったです。
正直、ウンチクより実績を信用する性格(言い訳する前に実績出せ!)だし、フルブラストさんの過去の行動からまず間違いないと踏んで購入しました(純正補修品だから部品価格が流動するけど現在は10万円台で揃えられつつ耐久性抜群と破格に安いし)。
使用感としては、性能的に当たり前ですがレグキャリより耐久性は大幅に向上しており、私の使用感では踏み代もブレーキコントロールしやすく良いです。
また16インチホイールも要事前装着確認ですが干渉しないホイールが複数あるのも好印象です。
特に、08コルト純正16インチホイールに装着もフルブラストに装着可能使用にしてもらえば可能で、サーキット走行している人もいますが、私は純正ホイールとは既にバイバイしたので加工Verではないです。
結果として、走る速度領域としてTC2000で中/上級者クラスならこのブレーキにしておけば交換費用を大幅に削減できるし、初級レベルなら数年交換しなくて良いのではと思います。
なお、フルブラストさんに施行して貰うとキャリパーカラーなど色々カスタマイズに応じてくれます。
※08コルト純正16インチホイール装着実績有(但し、フルブラストにて加工必要)。
関連情報URL:http://www.bfm-fullblast.ecnet.jp/
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FULL BLAST / ボディーファクトリームラヤマ モノブロックキャリパーキット
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