車内清掃の基本は「目に見える汚れをきっちり取る」こと。当たり前のことですが作業は複雑で意外と奥深いものです。例えば絨毯マットと布製シート、素材は似ていても汚れ方は全く別物。それぞれの汚れに最も効果的な道具とケミカル、施工技術でプロならではの完璧な「車内のキレイ」を実現します。

　車内で気になるものは汚ればかりではありません。パンデミックのおそれがあると言われる新型インフルエンザウイルスを始め、感染症の原因となる細菌・ウイルスも存在しています。ついつい「室内」と考えてしまいがちですが、車内は「室外」と同じ感染症危険エリアなのです。テレビでも新型インフルエンザの被害が報道されていますので、なかには市販の除菌スプレーを買って車内に散布して人もいることでしょう。しかし、細菌は除去できてもウイルスには効果がないものも少なくありません。
　大切なことは、「どんなウイルスや細菌を除去できるか？」であり、「施工によって人体に悪影響を与えない」ことであり、「隅々まで施工できたのかどうか」ということです。除菌スプレーを買って車内に撒きました、ですむほど簡単なことではありません。
　効果的で徹底的に「除菌・抗菌」するためには、確実にウイルスや細菌を除去する効果があり、しかも人体に安全な「プロ用のケミカル」を使い、車内の隅々まで散布できるような「プロ用の器具」を使い、やり残しがないような「プロの技術」を身につけた作業者が処理をすることが大切なことなのです。そうすれば、ウイルスや細菌を素早く除去し、その清潔な状態を長期間維持する抗菌効果を得ることができるのです。

　ドライブスルーで購入したファーストフードのケチャップやソースなど「頑固なシミ」を付けた車をよく見かけます。シミを取ろうと無闇にゴシゴシ擦っても、シートに汚れが浸透してしまったり、シートを傷めてしまいます。
　そこでプロのワザ！まずシートを傷めることなくシミだけを分解する専用クリーナー（KeePreシートクリーナー）と少量の水をスプレーし、汚れを浮かび上がらせます。次に毛先を髪の毛より細く割いた特殊ブラシでそっとブラッシングします。すると「毛細管現象」の働きで汚れがゆっくりとブラシに吸い上げられ、シミを根こそぎ取り除きます。
　ゴシゴシ擦らないためシートを痛めず、また水をほとんど使わないので、乾燥時間でお待たせすることもありません。

　手の届かないエアコンの内部も、プロの技術で清潔・キレイにできます。ポイントは2つ。1つはエアコンフィルター、もう1つはエバポレーターの洗浄です。
　エアコンの回路には、排気ガスやゴミ、花粉などが混ざった外気がそのまま車内に入らないようにする特殊なフィルターが装着されています。フィルターに付いたゴミなどはやがて腐敗したり、カビを発生させ、異臭の原因に。フィルターを定期的に交換することで、臭いを防ぐだけでなく、エアコンの効きも良くなります。
　またエバポレーターとは、簡単に言えば「冷気」を作り出す心臓部分。よく冷えたエバポレーターに空気を送り込むことで、車内に冷風が流れるという仕組み。
前座席の足元奥深くに位置するエバポレーターは、掃除しにくく、また常に湿っているため、カビが発生しやすくなります。 　エバポレーターの洗浄方法は、まずエアコンフィルターを外し、そこから専用の洗浄剤を注入します。数分後、エアコンのスイッチを操作し、洗浄剤で分解され溶け出た汚れ（カビなど）を車外へ洗い流すというもの。
もしエアコンや車内の臭いが気になるという方は、このフィルター交換とクリーニング、そして除菌・抗菌加工を同時に施工することをおすすめします。

　市販のガラスクリーナーを使って内窓を拭いた時、何度拭いても「白い拭きスジが出る」という経験をされた方も多いはず。この白い拭きスジの原因、実はガラス面に残ったクリーナーの成分（主に界面活性剤）が、ガラスが乾いてくるに連れ、浮き出してきたものです。
　プロ仕様の内窓専用クリーナー（快洗内窓クリーナー）は、洗浄性と速乾性の高いエタノールが主成分。拭いた後「サッと」乾燥し、白い拭きスジが残りません。また高純度のエタノールは高い除菌効果も持ち合わせていて、目に見える汚れはもちろん、目に見えない細菌類までキレイに除去します。