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街に溢れては価値がない。という心配は無用かな - N-BOXスラッシュ
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M2
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ホンダ / N-BOXスラッシュ
X・ターボパッケージ 2トーンカラースタイル_4WD(CVT_0.66) (2015年) -
- レビュー日:2016年2月4日
- 乗車人数:2人
- 使用目的:通勤通学
おすすめ度: 3
- 満足している点
-
○スタイル
この車を選ぶ最大の長所。
○内装
質感が高く良く落ち着いた雰囲気があります。
メーターも見やすくて安っぽさを微塵も感じさせず、スポーティな雰囲気もあって、たいへん気に入っています。
○サウンドが良い
サウンドマッピングシステムですが、音質バランスも良く、高い遮音性と相まって、軽自動車の純正サウンドとしては驚くほどのハイクオリティを実現しています。
高速道路でも、軽自動車にありがちな走行ノイズとプアな音質の相乗効果による残念なこととは無縁に、ノリノリでドライブすることができます。
また、音量を上げずとも快適なリスニングができるので、緊急自動車の察知等、市街地でも安全に音楽を楽しめます。
社外システムで構築した場合と比較しても、コストパフォーマンス的に悪くないと思います。ただしヘッドユニットの価格が割高なので、ナビ関連のキャンペーンに合わせればの話になりますが。
もっとも、音圧や迫力を過度に期待してはいけません。
ただ、難点としては、リアスピーカーが搭乗者の耳元にあり、純正ヘッドユニットでは前後音量バランスを任意に調整できないため、後部に人を乗せるときは、気を使います。
- 不満な点
-
○上方視界が悪い
ルーフを切った分、天井前端が前にせり出したため、停止位置の直上は、見えません。
信号機が停止位置近くにある場合、頭を前に出して覗かなければなりません。
おかげで、視界は狭く感じますし、室内も暗く感じます。逆にサンバイザーの使用が少なくて済む利点もあります。
○サイドウィンドウが走行中に曇る凍る
構造上の欠陥なのですが、サイドウィンドウに有効な送風を当てられず、衣服が濡れたまま乗り込むと、ヒーター・エアコンを全開にしていても簡単に曇りだし、外気が氷点下の場合、走行中に内側から凍ってしまいます。
昔の車はこんなのばかりだったよな~と、懐かしくなります。
○リアワイパーが小さい。
リア窓面の高さがないため、ワイパーが異常に小さく、一本式のため、視界確保の要をなしていません。汚れてしまうと、視界がほぼなくなります。
また、リアワイパーは専用特殊製品なので、社外品が存在せず、たいへん高価。
○エンジンスタータースイッチが左
日本車の場合、エンジンスターターは右が一般的。一台だけ所有なら慣れると思いますが、日本車を複数台所有している自分には、いつまでも感性に合いません。
スタート時、いつも反対側にあるエコボタンを押して苦笑しています。
○空調以外のスイッチ類の操作性に難
VSC、CAB、ステア負荷切替、ステアヒーターのスイッチが足元にあり、スイッチも小さいためブラインド操作が困難で、たいへん不便。
ついでに言えば、メーター横にあるインフォメーションの切り替えボタンには照明がないので、夜間の操作は困難。
結局のところ空調スイッチ以外は、操作性がたいへん残念。
○CVTのマニュアルモードの切り替え操作が微妙
雪道の下りでは、エンジンブレーキ量の調整にたいへん重宝するパドルシフトによるマニュアルモードですが、操作の開始は、パドル操作で開始となっているのは良いのですが、キャンセル用のスイッチがなく、パドルの長押し操作で解除となっているものの操作時間が長く煩わしい。SからDへの切り替えでも解除されるが、シフトが重く固いので、気軽に操作をする気にはなれない。
また、Dモードでは長押し操作の他、経過時間による自動解除となるので、必要なときにいつのまにか切れていて焦ることがある。
ついでに言えば、マニュアルモードが最上級グレード限定なのも残念だと、ついていない方の代弁。
○4WDの性能が残念
ホンダの生活4WD車全てに言えることですが、凍結路面での発進では、トラクションコントロールがバンバン作動してからリアにトルクが伝わりやっと発進できるという具合で凍結路面でのスタートの鈍さは、閉口もの。助手席からは、本当に4WD?とツッコまれます。
後ろに車がいれば、豪雪地帯でなぜにFF?と勘違いされるほど4WDらしい加速はできません。
トラクションコントロールを切れば、素直に進めるので、凍結した踏切や急な上り坂を通る際はトラクションコントロールを切るように心掛けています。
○リアシートの可倒レバーが外脇
レバーはシート上部にあるため操作性は良いのですが、それぞれのシートの外片側にあるため、車外から最初に手前側を倒してしまうと、反対側を倒すことが困難となります。レバーが内側にあれば、良かったのにと思います。
○ボディが緩い
これは、ボディ構造におけるホンダの設計思想上の問題でしょうが、新車で買って1年1万kmに到達する前に、フロントウインド、インパネ周りから、キシミ音がし、サイドウインドがばたついています
これは、ホンダ車らしいと苦笑しつつ諦めています。
- 総評
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この車の売りはスタイルですし、このファニーかつファンキーなスタイルに類似するライバルはいません。
このスタイルにキュンときたら買うしかありません。
この車を初めて見たとき、自分には、あまりピンときませんでしたが、妻にとっては衝撃的なかっこよさだったらしく、その勢いのまま、我が家にやってまいりました。
基本2人以下で使うスペシャリティユースがこの車のコンセプトです。
Nボックスの名を冠っておりますが、Nボックスとは、全く違う車です。
スタイリング優先のために、いろいろ妥協し、良い意味でも悪い意味でもファンキーで、たいへん贅沢な車です。
スラッシュ以外のNシリーズが気になると少しでも迷うなら、スラッシュ以外にするべき(笑)
実用性を重視すれば、スラッシュ以外のNボックスがいいです。スラッシュは一応スペシャリティな車なので、前席優先のためフロントドアが大きくなっており、リアピラーに16cmスピーカーを内蔵させるため、リアドアの幅はNシリーズで最も小さくなっています。しかもスライドドアではないため、リアシートスペースへのアクセスは少々不便。また、リアスピーカーが後席搭乗者の耳元にあることもあり、後部席を頻繁に使うようなファミリーユースには、お奨めできません。
走行性を考慮すれば、Nワン、Nワゴンがいいです。スラッシュ自体、他Nボックスよりは、リア強度が上がり、走りには上質感がありますが、Nワゴン、Nワンと比較すると、重心位置が中途半端なため、コーナリングにおいてNワンにはまったく及ばず、Nワゴンにも微妙に一歩及ばずといったところ。
ルックス重視のスペシャリティカー故に、積載性、走行性において、中途半端なポジショニングこそが、我が道をゆくスラッシュの特徴でしょう。
それ故に希少性も魅力の一つ。
なので、スラッシュ所有者が、他人にスラッシュの購入を進めることはありません(笑)
少々疑問なのはインパネデザイン。Nシリーズで最もスポーティな印象で、ファニーなスタイルとのギャップを感じ、自分はそこが素敵と魅力を感じますが、このセンスはファンキーなのでしょうか?と若干の疑問符。
安全装置が標準でフル装備となっており販売価格を押し上げていますが、オプションの扱いの他車種と比較してもコストパフォーマンスに差はなく、不要とする者には、ただの押し売りと感じるのは残念なところ。
サイドエアバックはともかく、レーダーブレーキは、ギリギリのすり抜け等で余計な作動を起こすため、自分には、信頼度がなく不要な装置と感じます。
総じて、この車が、お奨めかと問われれば、言葉では語れません(笑)
- 走行性能
- 無評価
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ターボモデルに関して動力性能は、必要にして十分。ただ、ホンダだからと語れるエンジンではありません。他社と同じく、音はがさつ、ターボの過給も低中回転重視で回す意味もなく、フィーリング的にも突出するものはありません。
ハンドリングはたいへん素直で、直進安定性も良く、長距離も快適に走ることができます。
ホンダ車全部の特徴として、「ボディは緩いけど、しっかり曲る」が挙げられますが、Nシリーズも例外ではありません。
フラット路面では、高い走行性能を示しますが、荒れた圧雪アイスバーン上を攻め込むと、さすがホンダ的なボディの震えとともに路面をうまく掴めきれない面があり、4WDの反応の鈍さやインパネ周辺からのキシミ、サイドウィンドウのばたつき音も相まって、雪上での走行性能では、他社と比べると???となります。
ただし、アラを真剣に探せばのレベルであり、日常で気になるものではありません。
CVTについては、高速道路での追い越し加速や速度維持などの高速域でのドライバリティは優秀と感じますが、タウンスピード領域では微妙に空走感が漂うほかメカニカルノイズも大きく、なんとも微妙な感じ。という印象ですが、ギアードセッティングの思想の差程度と気にするほどでもありません。 - 乗り心地
- 無評価
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上級軽らしく、適度に引き締まった足で、高速道路でも安心して走れます。リア周りの強度が上がっており、Nボックスシリーズでは最も上質に感じます。
ただし、左右のピッチの細かい横揺れが気になります。ちょうど頭がシェイクされるようで、足回りの慣らしが終わるまでは気持ち悪かったです。
Nボックスではゆっくり大きく動く揺れが、キャビンが低くなった分揺れのピッチが細かくなったのかな?と想像します。詰めが甘いというのが正直な印象。 - 積載性
- 無評価
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いまどきの軽らしく、リアシートの折り畳みもスムーズで簡単。後部にフラットな大空間ができるのは頼もしい限り。
リアシートのスライドは左右独立しているので、細かなアレンジができるのも魅力。
ただし、リアドアが小さいため、リアシート位置への積載は、不便と感じます。
- 燃費
- 無評価
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ターボ4WDですが、2人乗車では、市街地で16km、郊外を走れば軽く20km/L越え、長距離では22km/Lを軽く越えます。
週末、頻繁に田舎から90km先の都会までドライブをしますが、北海道速度で大きな峠を越え、190万人都市の中央部までストップ&ゴーを繰り返しつつも、往復180km走行でガソリン代が1000円程度と、十分な動力性能を備えつつ、この燃費には、大いに満足。 - 故障経験
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寒冷地に住んでいるため、パーキングブレーキの自動作動は困ると、冬季、解除をマニュアルのとおりやってみましたが、何度もトライすることになり、スムーズにはできませんでした。
ディーラーでも同様に素直にはできないと言っていましたが、不具合なのかは不明です。
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