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マツダ CX-3の試乗してきました - CX-3
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くま★
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マツダ / CX-3
XD プロアクティブ(AT_1.5) (2016年) -
- レビュー日:2017年3月11日
- 乗車人数:1人
- 使用目的:スポーツ走行
おすすめ度: 4
- 満足している点
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■外観
う・・・美しい・・・。
シンプルでいて躍動感があり、スキのないデザインに感じます。
好みの問題もあるでしょうが、昨今はゴテゴテよくわからないプレスラインがあったり、ゴテゴテ尖っていたり、ピカピカむやみに光ったりする車が増えていますが、マツダはそういうことがなくシンプルに美しいです。
巨大なサイドミラーが付いていますが、どうもその設置場所に工夫があるようで、ナナメ前の視界が意外にいいんです。
座席の位置やドアミラーの位置、窓の位置などとにかく工夫されているんですねえ。
一見すると大柄なSUVに見える車ですが、実は最低地上高は160mmで、全高は1550mmしかなく、立体駐車場に入れる!
前後のオーバーハングも短いため、ちょっとでこぼこの道でも腹下は擦らないし、なおかつ立駐に入れるという絶妙なサイズですね。
こういうサイズを待ってたんですよ・・・。
■内装
う・・・美しい・・・。
ヨーロッパ車を意識したのがハッキリわかるデザインで、小物入れはかなり少ないです。
ドリンクホルダーはセンターに2個、ドアに1つずつ(ナナメだけど)あるので充分ですがね。
デミオとデザインが同じなのが気に入らないという人がいますが、そういう人はものの価値ってものがわかってない人なのでガンダムのコックピットみたいな車を買って下さい。
実はシートがめちゃくちゃ良いです!
オプションの電動+シートヒーター車でしたが、微調節が細かくでき、納得いくドライビングポジションを追求できます。
そもそも基本的なシート形状や生地の選択も、運転することを中心に考えられたものになっていますね。
試乗したプロアクティブは人工皮革でした。
ちなみにリアシートを倒すとラゲッジとつながりフルフラットになります。
たぶん寝られる。
電動シートは調節がきめこまかくできるのも素晴らしいですが、ハンドルがチルト&テレスコピックなのも実に素晴らしいです。
近頃は省略される車も多いですね。
■走行性能
まずマツダのお店から出る時から、そのコンパクト感が印象的でした。
ハンドルは適度に軽く扱いやすいと思いました。
メインの試乗はカーブの多い山道の上り下りを走ってみました。
車高調に比べればダンパーはゆったりとしてますが、揺れ続けることはなく一度ゆったりとダンパーが伸びたあとスムーズに抑えている感じでした。
ステアリングが小径に感じられ、とにかく車体が小さく感じるような小気味よい操縦性です。
ホイールベースやハンドルのロックtoロック、運転席の位置などすべてが運転しやすいように設計されているおかげですね。
エンジンは豊かなトルクがあって、長い上り坂でも1.3トンを感じさせずあっという間に制限速度に達することができますし、高いギアでもわざわざシフトダウンすることなくAT任せで登っていけます。
ブレーキが予想以上にイイです!
踏み初めがややカックンのような気がしますが、その奧のコントロール性がいいようで、山道の下りでもブレーキングが気持ちいいですね。
Dレンジでも、ハンドルに付いているパドルシフトを操作すれば一時的にマニュアルモードになります。
ギャランもそうですが、これは素晴らしく使いやすいですね。
昔のマツダは4WDグレードだけインチキ4WDとお粗末ミッションなどが組み合わされていましたが、現在のマツダは電子制御4WDに、2WDモデルと同じ6ATや6MTが選択できるようになっています。
その電子制御4WDも、シャシー性能を4WDシステムで補助するという考え方もあるようで、実に興味深いですね。
滑ったときだけ4WDなどというものではなく、ドライでもウェットでもスノーでも「走る」ための4WDというのがいいですねえ。
■オーディオ・ナビ
悪評ばかりが目立つマツダコネクト、ダッシュボードに後付けナビのようにぽつんと装着されているのがやや気になります。
しかしダッシュボード埋め込みより高い位置に設置されているので、運転中の視線移動を最小限にできるように設計されているのがポイントですね。
コントロールはタッチパネルと、サイドブレーキ付近にあるコマンダーコントロールを使用します。
このコントローラーが見事な出来映えで、見た目はいいし、使いやすい!
ちょっと使えばすぐに使い方がわかるでしょう。
タッチパネルとしての操作性は最悪で10年前レベルですが、コマンダーコントロールを使用すると初めて使うのにとてもスムーズに操作ができました。
外国車がこぞって採用する理由がわかりました。
そういえば昔、サイドブレーキ付近にカーオーディオのリモコンを設置していて便利だったなあと思い出しました。
このマツダコネクトの画面上で、メーターフードの上にあるアクティブ・ドライビング・ディスプレイ(HUD)の明るさや表示位置など細かに設定できます。
■電子デバイス類
個人的に一番気に入ったのがメーターフード上に設置された透明の板に、スピード、速度制限標識、ナビの案内などを表示するアクティブ・ドライビング・ディスプレイです。
マツダコネクトの画面の設置場所と同じで、運転する際に目線移動を最小限に抑えるための装置のひとつです。
自分の車カスタムのテーマのひとつにこれがあったんですが、純正で全部やってくれるとは頼もしい。
そしてアダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)。
たったひとつに見えるLEDヘッドライト内は11区画にわかれていて、自車のスピードや対向車の有無に応じて配光をきめこまかくコントロールできるヘッドライト。
一般的な車のロービームより遠くを照らしつつ、対向車のいるゾーンは配光を控えるって、アウディとかはすでにやってましたがこんなに早く日本の大衆車で実用化されるとは思いませんでした。
ほかにもレーダークルーズなど先進的な電子デバイスが多数搭載されていますね。
- 不満な点
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■走行性能
エンジン音はどうしてもディーゼル特有のガラガラという音が出ます。
従来よりは音を小さくしたということですが、ガソリン車のようなスムーズなエンジン音にはさすがに敵いませんね。
うるさいわけではないので、慣れればどうということはないでしょうが。
シフトパターンには問題アリです。
P
R
N -
D-┤
+
とIパターンベースになっていますが、Dで坂を下っているときにギアを下げたいと思ってシフトレバーを前に倒すとNになってしまう!
ただしDレンジでもハンドル奧にあるパドルを操作すれば一時的にマニュアルモードになるのは素晴らしい!
ただしただし、そのパドルはハンドルについてきてしまうので、ハンドルを切っているとどこにパドルがあるのかわからなくなります。
コラムに固定されていればいいのに。
■オーディオ・ナビ
試乗車はBOSEシステム装着車でしたが、音の良し悪しや設定項目を調べるのを忘れました。
まあ純正スピーカーよりはいいはず。
サブウーファーが追加されますが、それほどラゲッジスペースは悪化しないのが純正OPのいいところですね。
ナビゲーションは・・・最悪ですね!
1万円の社外ポータブルナビ同程度かなと思います。
ディーラーの人も、ナビ機能はオマケだと言っていましたし。
まず第一に反応がニブいです。
ボタンを押してから画面をタッチしてからの反応が遅すぎて、うっかり余計なところをどんどん押してしまって、ますますキレそうになります。
タッチパネルでは、ピンチイン・アウトで地図を拡大縮小したり、設定項目をスライドできますが、Android2.0かと思うくらい反応が遅すぎます。
各項目がアイコン化されていますが、そのアイコンが斬新すぎてなにを表しているのかさっぱりわからず、項目名がポップアップするまでちょっと待たないといけないのがまたキレそうになります。
マツダコネクトのモニターが飛び出しているのは、うっかり殴ってぶっ壊れても交換しやすいためなんですかね?
2016年にナビゲーションプログラムの大規模改良が行われたそうなので、これからも改良されることを期待します。
ただ、タッチパネルや内蔵CPUなどのハード面はどうしようもないですけれど。
かといって社外ナビを選ぶことができないので、拷問に近い。 - 総評
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マツダ車が、いつのまにか電制4WDやHUDなど先進的な装備を手に入れているらしい・・・と聞いてはいましたが、まさかここまでとは!
さらに運転しやすさを追求した・・・と書いてあるのをホームページを見て衝撃を受け、試乗してきました。
近頃は小物入れがいっぱいあって便利だの乗り降りらーくらくだのひろびろだの運転手だって仲間と楽しみたいだの、運転することを忘れた車が多すぎませんかね?
もちろん世の中の多くの人が「運転なんてできるだけしたくない」と思ってるんだから仕方ありませんが・・・どうせ運転しなきゃならないのなら運転しやすいほうがいいと思うんですけどね。
まあ、私は誰かとどこかに出かけるなら最初から最後まで運転したい!と思うので、一般的な人達との意見が合わないのはしょうがないですけどw
そんな中で、マツダはとにかく運転しやすい設計をひたすらに追求しているのをホームページで見て、試乗して、それが実現されているな!と感じました。
基本的な着座位置や調節機構、視界、車体の各部寸法など、本当に運転することがメインで考えられてるのが乗ってわかりました。
類似するスペックの他社の車と比較するとやや割高に思えるマツダ車ですが、内装の高級感、外装の上品さ、走行性能の質など、全てが上級なのですから高いのもうなづけますね。
・・・唯一の弱点は、社外ナビに交換できず純正のうんこナビゲーションを使用しなければならないというのが、マツダ教で生きていくための修行なんでしょうか。
ノーマルでかなり素晴らしく仕上がっているだけに、ついつい刺激的なハイパフォーマンスモデルが欲しくなってしまうのは、無い物ねだりですかねw
もっとダンパーの減衰力を高めて、車高も落とし、ターボかスーパーチャージャーを装着し、ボンネットにルーバーを追加し、エアロパーツをまとった・・・マツダスピードなんてのが出ると面白いんですがね!
マツダスピードアクセラの最終モデルは、固すぎるくらい足まわりが固くて「やりすぎだよ!」と思うくらいだったので、CX-3でもやって欲しいんですがね・・・w
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