O/Dスイッチ配線の修理(その2)

シフトレバー周囲のパネル部は、前後にある黒い爪4箇所を外すとシフトレバーに沿って持ち上げることができるようになります。

パネル部を持ち上げると、レバー付け根の後ろ側に2本のケーブルが見えてきます。これがO/Dスイッチの配線です。
右手前のコネクターよりプラスチックの爪2ヶ所を通過し、余長分をくるっと1回転させてシフトレバー付け根のコネクターに至ります。
ではこのコネクターを外し、ケーブルをチェックしてみることにします。

上の画像では異常がないように見えますが、外してみるとこんな状態でした。
1本は完全に断線、もう一本も断線寸前です。
シフトレバーを前後する際にケーブルがプラスチックの爪と干渉してストレスがかかり断線するようです。
断線の原因として右手前のコネクターからプラスチックの爪までのケーブルの長さが不足気味であることと、ケーブルの被覆や芯線の素材が硬くて脆すぎ（被覆については経年劣化も？）な感じを受けました。

断線した部分はハンダ付けで修理しました。
仕上げはあまり美しくないですが熱収縮チューブで処理してあります。

シフトレバー付け根のコネクターを接続します。
先程のプラスチックの爪を使用してケーブルを固定しましたが、シフトレバーの動きに追従できるようよく考えて位置決めします。
（右手前のコネクターのすぐ左にある白い部品はシフトロックリリースボタンとつながっている部分なので、これを押していればシフトレバーが動かせます。）

後は外した部品を元通りに取り付けます。
これでO/Dスイッチの接触不良は完治しました。