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2017年02月14日

トヨタが勝った!

WRC第2戦スウェーデンはすべてのSSを終えて、トヨタのヤリ‐マティ・ラトバラが総合首位でフィニッシュ。トヨタにとってはWRC復帰後初の勝利となった。僅差の2番手にはMスポーツのオット・タナク、3番手に同じくMスポーツのセバスチャン・オジエという順位になっている。

ラリー最終日に残されたステージはSS16〜18の3SS。前日の最終SSで首位を走っていたヒュンダイのティエリー・ヌービルがリタイアする波乱があり、総合首位はトヨタのラトバラ、3.8秒差の総合2番手にタナク、16.6秒差の総合3番手にオジエというオーダーとなっていた。

注目のオープニングステージ、SS16は21.19km。ラトバラは堂々のSSベストタイムをマーク、SS2番手のタナクに7.1秒をつけ、総合タイム差を10.9秒に。着実に首位の座を固めていく。3番手からの追い上げを狙うオジエは序盤でスピンを喫してしまい、ラトバラと27秒差のSS9番手タイムに。ラトバラとオジエの総合タイム差はこの時点で43.6秒となり、実質的に優勝争いからは脱落した格好となった。

続くSS17はSS16の再走SSとなる。ここでもラトバラはヤリスWRCの手綱を緩めず、SS2番手のタナクに9.1秒差をつける連続ベストタイムを記録。ラトバラとタナクの差は20秒へと開き、追いかけるタナクは順位キープ、オジエもパワーステージでのボーナス獲得にターゲットをシフトしている。これで突発的な事態がない限りラトバラの優勝は見えたと言っていい。

そして迎えたSS18、パワーステージ。金曜日にSS8として走行したトルスビー(16.43km)の再走SSとなる。トップグループで最後に走行したラトバラはペースを落とすことなくベストタイムで、見事トップフィニッシュを達成。トヨタに1999年チャイナ(カローラWRC/ディディエ・オリオール)以来となるWRC総合優勝をもたらした。
SS18はラトバラ、オジエ、ヌービル、シトロエンのクリス・ミーク、ヒュンダイのヘイデン・パッドンというトップ5。今シーズンからルールが改訂され、上位5台にポイントが与えられるため、トップでフィニッシュしたラトバラは5点のボーナスを加えて持ち帰ることに成功した。SS18フィニッシュ時点での暫定順位は、1位ラトバラ、2位タナク、3位オジエ、4位にヒュンダイのダニ・ソルド、5位にシトロエンのクレイグ・ブリーン、6位にMスポーツのエルフィン・エバンスとなっている。

日本車によるWRC総合優勝は、2005年の第12戦GB(スバル・インプレッサWRC2005/ペター・ソルベルグ)以来となる。ラトバラ自身にとっては、2016年のメキシコ以来となる通算17勝目。

次戦は、3月9日〜12日にメキシコ中部のグアナファト州レオンを中心に開催されるラリーメキシコ。シーズン初のグラベルラリーであり、マシンやエンジンにも負担がかかる2000m級高地でのラリーに各チームがどのような取り組みを見せるかにも注目が集まる。

以上、Rally Plus Netより抜粋

いや~、さすがにびっくりとしか言葉が無い。こんなに早くトヨタがWRCで初勝利をあげられるとは。

確かに、開幕からの2戦は雪による不確定要素が多く波乱が起きやすいから、トヨタにとってみれば好成績を上げるならばこの開幕2戦だろうとは言われていた。多少車が遅くても完走さえすれば5位くらいには入れるかなと。

しかし、開幕戦モンテカルロでラトバラが2位に。この時は優勝したオジェと2分の差があった。不確定要素が多く、このタイム差も実力をそのまま反映したものではないが、まだまだ他のメーカー比べればスピード面で劣ると見られていた。

そして今回のスウェーデンは、トップのヒュンダイのヌービルが小さなミスからステアリング系を壊してリタイア。その時点で2位にいたラトバラが首位に立ち最終日を迎えた。すぐ後ろにはわずか3秒遅れのタナク(Mスポーツ)がいて、さらに20秒あまり後方にオジェがつけている。さすがにラトバラの首位は最後まで守れないだろうと思っていたが、そのタナクのマシンにエンジントラブルが発生しペースが上がらない、そしてオジェが雪壁にノーズを引っ掛けてスピンして大幅にタイムロス。その中、ラトバラは最終日の3つのSSを全て制しトヨタを初優勝に導いてしまった。

去年まで最強チームであるVWで走っていたラトバラは、オジェが開発したポロの特性が合わず、好成績を挙げられずにいた。若手の3rdドライバーのミケルセンにも先行される場面が多く、ラトバラは大スランプに陥っていた。

北欧出身ドライバー特有のスライド走法が、グリップ走法のオジェが開発したポロでは上手くいかず、ラトバラはなんとかドライビングスタイルを見直して適応しようと努力したが、それが悪い方向へ行き、オジェが4連覇する中でアクシデントによるリタイアを繰り返した。

そのラトバラが新レギュレーションでパワーアップしたマシンで覚醒した。彼のドライビングスタイルが新WRカーにマッチし、全てが上手くいった。そして、今回の勝利を挙げた。

だが、正直言えばまだまだマシンの速さは未知数で、この後のグラベル、ターマックでどれくらいのスピードを見せるのかが見えてこない。開幕2戦で異次元とも言える速さを見せたヒュンダイが今後も速さを見せるだろうし、逆にアクシデントで結果が出ていないシトロエンだって本来の速さを今後見せるだろう。

まあ、それはそれでお楽しみではあるが、今はトヨタの18年ぶりの復帰2戦目での優勝を素直に喜ぼうではないか。
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Posted at 2017/02/14 08:31:50

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