今回は、おフランスの「女神」を貴方に。
【Citroen DS】
シトロエン DSです。
そこ、任天堂言わない。
DSって何て読むの?と。「デ・エス」(仏語で)ですよ、は~いそこ「ド・エス」とか言わないw。
名前の由来は単なる形式からとか、仏語で女神の事をdiesse(ディース)と言うんですが、それからとか諸説ありますね。
1955年にまずDS19(1900ccのOHV)がデビュー、それから1975年までの約20年もの間、作られつづけました。結構息の長いモデルで総生産数もかなり多い車です。
全長4.81m、全幅1.8m、全高1.47mという当時としてはかなりの巨体にもかかわらず、馬力も70馬力程と非力ですが、車重は1.2トンほどとなかなかの軽量で、走りには不満はなかったそうです。なにせこの巨体でラリーにも出ていましたからね。
ではスペックを(DS21 パラスの物です)。
水冷直列4気筒のOHV、排気量2175cc、105馬力。見た感じFRっぽいですがFFですよ。
このパラスの段階でも重さは1.3トンほどです。
この車、当時としては先進性の塊でした。プラスチックを多用した内装、ハイドロニューマチックという「油圧」を利用した脚回り(つまり油圧サス)、後期(4灯のタイプ)はヘッドライトがハンドルと連動して左右に動いたり、クラッチレスのMT(油圧利用)まであったり、ハンドルはたった一本の棒で支持されていたりと「20年は進んでいる車」と当時は評価されていました。
そして、この独特なスタイリング。一度見たら焼き付き間違い無しですよ。私も焼き付いています。
ただ、ハイドロニューマチックは機構が非常に複雑で故障も多く、日本にも当時少数輸入されましたが、整備できる整備士さんは数名しか居なくて、修理に全国を飛び回りその修理費の他にその整備士さんの移動費用、宿泊費、食費なども加算されたという逸話があるそうです。
初期のDS19は固定ライトの丸目2灯、これはこれで可愛げもあって好きですが、やはり後期丸目4灯のDS21パラスが個人的には一番好きですね。
オープンモデルの「デカポタブル」もありますが、屋根付きのなんというか、鳥かご感がたまりません。
運転にも独特の操作感があるそうで、また油圧サスやフランス車お得意の柔らかいけど腰のあるシートで、疲れないそうですよ。
歳をとったらコレでユルリと流す、いいかも。乗ってみたい一台です。
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好きな車 | クルマ
Posted at
2014/10/18 20:42:46