好きな車(^∀^)

久しぶりにドイツ人ジャーマンで、ある意味有名すぎて…な車なんですが。
【Porsche 356】

｢ポルシェ 356｣です…｢356ポルシェ｣と書いた方がわかりやすいかもしれませんが。
1948年～1965年の長い期間、生産販売されました。実質、この車がポルシェという会社の｢始まりの車｣でもあります。
最初の生産型である、｢356A｣でスペックを。
空冷水平対向4気筒OHV1131cc、馬力は35から40ps程でした。個体差、つまりバラつきがある模様。
このエンジン形式でお気づきかと思いますが、そう、当時のVWビートル(タイプ1)のエンジンです。同じ形式のエンジン、同じ排気量のビートルは25psでしたが、ソレックスのツインキャブ装備や、圧縮比の見直しなどで馬力が上がっています。
この車、第二次大戦前にフェルディナンド ポルシェ博士が作ったプロトタイプが元になっていて、戦後に息子であるフェルディナント・アントン・エルンスト・ポルシェが…名前長げぇよｗ寿限無かよ!!、一般的にはフェリー ポルシェと呼ばれていますけど。この人が車メーカーとしてのポルシェを立ち上げ、この356を設計開発しました。
ちなみに余談、ポルシェ一族は｢フェルディナンド｣がつく人多いです…。そして、付いた人は皆さん優秀です。｢ポルシェデザイン｣もそうだし元会長ピエヒ氏も…。
話が逸れましたが、当初、ボディーの生産を｢ロイター社｣というお向かいさんのスペースを間借りして作っていたり、結局はこの会社にボディー製作を委託するわけですが、このロイター社とは、後のあのシートで有名な｢レカロ社｣なんです。また、ポルシェは生産の際には資金繰りや部品調達に苦しんだようで、結局はVWとの交渉で、部品&資材の調達、ビートル(タイプ1)のコンポーネントの提供を受ける事を取り決め、更に1台生産するごとにVWへロイヤリティーを支払う事を決定しました。
まあ、VWも元を辿ればフェルディナンド博士の設計ですし、理にはかなっているかと。
そして、356Aから始まりB～Cと進化、排気量拡大や細部改良を続けながら長い間生産されました。派生型で、あの有名な｢スパイダー｣もありますね。
現在、中古市場は800万円～応談の価格で流通しています。世界的に相場は暴騰中です。スパイダーはレプリカも多数で、ベック550スパイダーという国産のレプリカもありました。
街中を緩～く流してみたいな。