ここ最近、何度もその名前を連呼しておいて、スルーというわけにも行きますまい。
ホンダの「スーパースポーツ」カテゴリーのフロンティアを。
【HONDA CBR900RR FireBlade】
「ホンダ CBR900RR ファイヤーブレード」です。
ぶ・・・ブレイド?
違う、それじゃない(^_^;)\('_')
このバイク、「実は」(実話)に溢れたバイクなのです。
「実はの壱、最初は750ccで開発されていた。」
VFR750シリーズの後継として、当初はレーサーレプリカとして開発されていました。排気量750ccで、コストがかかるV型を止めて直4にするため?、そういう意図も見え隠れ。しかし、ご存じの通りレプリカブームに陰りが、じゃあもうレプリカとしてでは無く、スポーツバイクとして輸出をメインに考えて、900に排気量を上げようと相成りし候。
「実はの弐、あの・・・900じゃ無くね?」
1992年、輸出用として初代(SC28)がデビュー、そのスペックは。
水冷DOHC4バルブ4気筒、排気量【893cc】、最高出力は124馬力。
ん?、少し排気量が900を名乗るには足りていないような・・・え?、や、893!!
いえ、何でもありません(-_-;)。
剣は剣でも「ドス」だったのか(^_^;)。
輸出されてから、特にナ~ウなメリケ~ン達のハートキャッチ!!プリ・・・ンンッ(--;)。メリケーヌの評価は、レプリカでもなく、ツアラーでもない、「スーパースポーツ」だと。ここに新しいカテゴリーが爆誕したのです。
少し経って、実質マイナーチェンジ版である二代目(SC28)に。
型番が変わっていないのがマイチェンの証。
お目目が汝の正体見たり!!前世魔人・・・いやそれダイヤモンドア(ピー)、タイガーアイに。
スペック的な変化は全く無し、エンジンオイル容量が若干増やされていたりとかです。
ここまでを初代とする場合もあります。
「実はの参、えっ?キミ本当は16なの?やっべ・・マジか・・・」
1996年にモデルチェンジと言える三代目J・・・じゃねぇよ、三代目(SC33)にチェンジ、外観以外にスペックにも変化が。
排気量が918ccに(厳密には918.5cc)、馬力が4馬力向上で128馬力へ、車重が2㎏軽くなった(微妙っ!!)。
海外では「CBR918」として販売された地域もあるそうです。なんかこう書くとドゥカティみたいですね。
そしてまた四代目(SC33変わらず)にマイナーチェンジ。外観はカラーが変わったぐらいです。
このモデルの大事な所は「最後のキャブレター&フロント16インチモデル」ということです。
そうです、この型までのファイヤーブレードはフロントが16インチだったのです!!、他社はとっくに、いや、ホンダ内でももう他のバイクは前後17インチに移行していたのに。
これは、開発者の馬場忠雄氏もかなり悩んだ末の選択だったそうで、「楽しい操縦性を再優先に考えてあえてこうした」と、いや、あの・・・16インチは握り転けとかの安全性は?(^_^;)。それはフロントタイヤの幅を広げて対処したようですが。ある意味最後のフロント16インチスポーツバイクだったのかも。
尚、この型にはアッパーカウルの裏に馬場さんからのメッセージが刻印されているそうです。
その刻印のメッセージはこう書かれています。
「For the people who want to know the mening of lighit weight」Tadao Baba
Repeat after me!!、英語の時間です、では訳して下さい戸田(ピー)津子ばりの「超翻訳」でw。
ここまでを二代目とする・・・以下同文。
そして、2000年に
五代目(三代目?)にチェンジ。この型は大幅な改良がなされています。
排気量が929ccへ、キャブからインジェクション化、これで148馬力へジャンプアップ!!。
アメリカではCBR929RRという名前で販売されました。
何故これ程までのメガ進化を?、ヤマハのアレ、「壱」の脅威からですね。
「実はの肆、えっ?ここまで無かったの?」
そして、900RRとしての最終モデルへ、2001年と矢継ぎ早にデビューしたのが
六代目(いや、四代目か?)CBR954RRです。
更にマキシマム ザ 進化、排気量が954ccへ、馬力は遂に大台の151馬力、そして何とCB400SFとほぼ同じ168kgの乾燥重量!!。これ、この後の後継車1000RRより軽いんです。最早ピリオドの向こうへ行っちゃってますな。正にホンダ(馬場さん)の本気。
そして、この型から「初めて」国内仕様が販売されました。国内仕様は91馬力・・・馬力削りすぎィ!!w。ファイヤーブレードのステッカーも付いていません。750カタナの「刀」ステッカーが無かったように。
今現在はどのメーカーも国内仕様でも馬力が変わらなくなっていますね、いい時代だと思わんか?。
中古市場は最終958は流石に高めで80万以上、でも、ドス(893)つまり初期型は、走行6000kmあたりでも50万~60万のものがありました。
個人的には、初代で充分ですw。
ツーリングユースには初代はまだ良さげですし、前傾姿勢はかなりキツめですが。
ホンダの「もっともっと」(あの弁当屋じゃないよ)が詰まったバイク、それがこの炎の剣ではないでしょうか?。
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Posted at
2016/10/17 22:28:53