さて、今回は…皆様御唱和願います。
『スポーツカーに乗ろうと思う』はい、日産のアレですよアレ。
【NISSAN FAIRLADY Z(Z32)】
「日産フェアレディZ(Z32型)」です。
1989年7月に登場。ちょうど日本はバブル真っ盛りの頃ですね。その後、日産は経営悪化の一途を辿るわけですが、それでも2000年までの約11年間生産されました。
キャッチコピーの如く、世界に通用するスポーツカーとして気合いが入った設計がなされています。
これまでの直6エンジンを、先代Z31型で捨ててV型エンジンになり、更に洗練させたのがこの32型ですね。
スペックは水冷V型6気筒3000cc、ツインカムの24バルブ(更に2スロットルという複雑メカ)、NAモデルで230ps、ツインターボで280psでした。いわゆるVG30DE型とVG30DETT型ですね。国内初の280ps自主規制到達車でもあります。異次元コーナリングを可能にするHICASも装備していますよ。
ボディはZの伝統の2シーターと2by2、屋根はTバーもありますが、ただ、ZのTバーは歴代どれも腐りやすいので…オススメしません。
歴代のZの中で、最も緻密なエンジンルーム、本当に隙間が無い!!んですよこれが。
これまでのロングノーズ、ショートデッキのスタイルをかなぐり捨ててまで実現したわけですが…悪く言えば「余裕が無い」とも言えますかね。
放熱性は劣悪のレベルで、それで熱で電気系の配線がやられるとか、オイル交換でオイルまみれとか、エアクリーナーのインテークがバンパーの低い位置にあり、大きめの水溜りなんかに入ってしまって、ウォーターハンマーでエンジンブローしたなんてお話もあるぐらいで(ツインターボでのお話)。
まあ、正直ネガも多い車で、歴代Z好きからも「こんなのZじゃないよ」と言われやすい車ですが、あのぅ…それを言ったらフーガ(セダン)がベースの先代や現行のほうがよほどZじゃ…失礼しました。あくまで個人的な考えでありますのでご容赦のほどをm(_ _)m。
この32、日本国内はもとより、米国でも高い評価を得ています。
さて、ターボとNAどちら?、スポーツするならNAの2by2がベストだそうで、ターボはやはり頭が重いとか。正直R32 GT-Rの影に隠れた感がある車ですが、これからも末永く、中古相場も微妙に上がり始めています。程度の良い中古があればなぁ。32専門店も結構ありますよ。
Posted at 2015/08/08 00:50:55 | |
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