こちらも久しぶりですね。
今回は皆さん大好き?ネタバイクの宝庫スズ菌からですよw。
【SUZUKI ACROSS】
「スズキ アクロス」です。
はい!!、そこ、アクロスの「A」の前に「M」を付けるの禁止!!、何故ですと?。
♪マクロの視点貫いて 無理矢理付けたメットイン 小型バイクのツアラーに 目覚めてくれと放たれた~~~
♪ア~クロス ア~クロス
Mを付けたらMACROSSで「超時空」が付いてしまいますからヤック!!デッカルチャ!!。
どんなバイクだったか
♪覚えてい~ますかぁ~(しつこい)
そうそう、これこれ!!、昔は「変型の切り替えスイッチ3つを全部下に下げたらどうなるんだろう?」と思ったものですが(答、お米が3合出てきます・・・嘘です)、いや、違うから、引っ張るね、天丼てんやだね。
販売上の名前は「アクロス」ですが、形式的な名前は「GSX250F」となります、まあ、大半の方はこの名前を知りませんが、そして実はもう1つ名前があるんですが後程。
これがアクロスですよ、実はある意味本当に変型?機構を装備して・・・これも後程。
では、スペックを。
水冷4サイクルDOHC16バルブ4気筒、排気量248cc、最高出力45馬力です。
なかなかの高性能、それもそのはずでベースになっているのは
こちら、1988年のGSXR250のエンジンを流用しているからです。人に優しい初代のほうですね、二代目(1989)は天井知らずなカリカリエンジンですから・・・これもそのうちに。
まずは、もう1つの名前とは?。発表されたのは1989年の東京モーターショー、その時の出品名は
「X913」という名前でした、画像の通り試作品にはタンクの部分に「X913」と書いてあったのです。
翌1990年にマクロs・・・しつこい、「アクロス」という名前を与えられ販売開始
でも、しっかりとサイドカウルには「X913」と書いてあるんです、開発コードを販売終了まで引きずり続けたバイクは後にも先にもコイツだけかと。アクロスの名前はシートカウルの両サイドにあります。
では、このバイクの最大の売りである変型機構?を。
タンクに見える部分は実はメットインスペースなんです、ここにお米3合と適量の水を入れて約20分ほど走行すると、エンジンの熱による直火炊きでふっくらと炊き上がり・・・ませんから。フルフェイスのヘルメットがスッポリ入るぐらいの収納スペースがあります。炊飯ジャーじゃなくてメットインスペースの蓋は電磁ソレノイド式でと書くとかっこ良いですが、つまり平たく言えば磁石でロックされています。
あれ?じゃあ給油口は?。
こ↑こ↓、シートの後ろが開き、中に給油口があります。
燃料タンク本体はシートの下にあります、うん、マスの集中と言えば聞こえが良いですが、チョッチ危なくね?。
股間がBURRRRRR~N!!なんて事は・・・まあ、シート下タンクは他社の車種にもありますから大丈夫でしょう(多分ね)。
さて、販売面なんですが、まず乾燥重量で159kgと250ccマルチとしてはかなり重すぎ、カワサ菌重厚長大(イズム)じゃないんだから、安全性(つまりライダーの命)を削ってまでw軽くするのがスズ菌必勝の方程式では?。
まあ、ツアラーだからと耐久性重視で遠慮したのかなと。しかし重いな、装備重量だと170を越えるぐらいですかね?。
そして、鳴り物入りのメットインスペースが仇になりました。燃料タンクはシートの下、つまりタンクはどうしても小さくなるわけで(容量は12リットルです)、更に高性能マルチエンジンは燃費がよろしくない、つまりこのバイクの航続距離は正直短いのです。ツアラーでこれは致命的な欠点かと。
更に更に価格がGSXR250より3万円安いだけでした、それならGSXRを買いますわな。
ツアラーとしては航続距離が致命的、スポーツとしては重すぎると、つまり中途半端なバイクと認識されてしまったと。
しかし、生産終了は1998年とわりと息の長いモデルでした、一定の評価はされていたということでしょうか?。
以下が約8年間の全型式名です。
1990年:GSX250F
1991年:GSX250FM
1993年:GSX250FP
1997年:GSX250FU
1998年:GSX250FW
最終型はFW?
これですか?w、まあ、こちらは2バルブなのでGS250FWですが。
さて、中古市場ですが。
だいたい下は25~35万円あたり、初期~中期型が該当します。
上は40万円~最高額は70万円が、最高値のはなんと走行距離が600kmちょいの奇跡の1台でした。後期型がほとんどです。
これが最終型のFW、正直かなりレアなカラーで数も少なく、中古価格もちょっとプレミア価格になりがちです。
所有するならヨシムラのマフラーに交換と、GSXR250のブレーキマスターとフロントホイール流用でダブルディスク化をやりたいところです。
メットインだの色々と新機軸を採用した意欲作でしたが、ちょっと欲張りすぎて比較的に高価で、更に重くなりすぎてツアラーとしては燃費も悪く航続距離も中途半端になっていまいましたが、安定感は250以上の物を持っていて、生産期間が長かったのも一定のリピーターが居たからと言われている、それがスズキアクロスです。
個人的提案!!、スズキさん今でしょ!!(林先生か?)、エンジンを今主流の水冷ツインにして軽量化と燃費向上をはかる、更に現在の技術でせめて乾燥重量140㎏に抑える、どうせ海外生産(東南アジア)なんですから価格も50万円あたりにして出せば売れるような気がしますが?。オプションでクラウザーのパニアケースも付けられるようにして出しましょうよ。
名前はアクロスⅡとかアクロスプラスとかアクロス7とかアクロスゼロとかアクロスFとかアクロスΔとかネタは尽きない・・・・
全部マクロスやないかい!!(´Д`)
Posted at 2017/08/17 23:58:39 | |
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