:零戦君にプレゼント(-ω-)
開戦日はスペシャルな記事が読みたいとリクエストを頂き、考えに考えたのですが…どうにも良いネタが浮かばないのでm(__)m
スペシャルとはちょっと違うかもしれないけど、趣向を変えてウチのコである零戦と銀Bが開戦日を語る対話形式で行こうと思います(^^ゞ
あ、タイトルも変更前の内容と微妙に違う…と書き終わってから気付いた(けど新しいタイトルが思いつかないので変えてない
)
プロローグ
ミニ零A「天つ日の光と仰ぐ大御言、押し戴いて」
ミニ零B「一億が手に手をとって感激の涙と共に」
ミニ零C「必勝を誓った此の日、忘れまい」
ホーネット「こらこら、そっち行くなって。今日はあいつら忙しいんだから」
零戦「ミニ零のお世話頼んでゴメンね」
ホーネット「良いってことよ。それより準備は出来たのか?」
零戦「僕らは出来たけど、ティアナは?」
B-25「見当たらないね。そろそろ時間なのに」
ホーネット「嗚呼…あの馬鹿は"太平洋の只中にZ旗を打ち立ててくる"とかアホなこと言ってB-17で出撃したぞ。予定変更で君たちだけで宜しくってさ」
零戦「え、そんな」
B-25「まぁ、こうなったら仕方ないよ。僕らが代わりに伝えようか」
ホーネット「すまんな。スタジオの設定はしておいたからな。
これでブログ読者――いや、今日はリスナーかな
に届くようになったぞ。俺はミニ戦のお守りがあるからこれで」
飛び去るホーネット
以下、零戦の台詞:「」
B-25の台詞:『』
「そんな訳で零戦ラジオの時間です。今日お話しますのは零戦の零と」
『零戦ラジオって付けたんだね。あ、B-25ミッチェルのシルバーウイングです。
ティアナには銀B、零にはBちゃんと呼ばれてます。
因みに零はお腹の白いところが広いので、中島製の52型です』
「そこはあんまり関係ないと思うけど…じゃあ始めようか。出来るだけ分かりやすくお話しますので宜しくお願いします」
『この時期になると戦争関連の物がいつも以上に出回るけど、色んな呼び方があって時々分からなくなるよ』
「そうだね。今日も呼び方は"大東亜戦争開戦日"に"太平洋戦争開戦日"米国を指して"対米英戦争"や"日米開戦"
それから"大詔奉戴日"海軍だと"真珠湾攻撃の日"等々多いけど、日本時間で12月8日のことだよ。
僕は"大詔奉戴日"って呼び方が好きだけどBちゃんは?」
『ふむふむ、詔勅の公布日か。日本らしくて良いね。僕は陸軍だけど"真珠湾攻撃の日"が一番に思い浮かぶかな』
「両国にとって忘れられない戦いだもんね」
真珠湾攻撃
『そうだね。で、この真珠湾攻撃だけど奇襲かどうかで揉めてるんだよね』
「うん。一応、宣戦布告はしたんだけどなぁ。アメリカ側に伝わらなかっただけで」
『そうなんだけど、両国民とも知らない人が多いからね。おや?ミニ零が来てる。いつの間に』
ミニ零A「日本もね、ある意味奇襲って認めてるんだよ」
ミニ零B「ハワイ撃滅の歌、歌ったら分かるよ~」
ホーネット「ちょっと目を離した隙に!お前達はこっちだっての」
ミニ零「敵機襲来~」
ホーネット「やれやれ…」
「ゴメンね。後で海軍ラムネ持ってくからね。
ハワイ撃滅の歌って時これ昭和16年、師走8日の~(略)」
『ハワイ沖、古今未曾有の大奇襲……!!』
「『本当だ…』」
『これはマズいよ零。宣戦布告してからの攻撃ってことになってるし』
「ここは聞かなかったことにしてもらおう」
『じゃ、話を戻して例え上手く伝わっていなかったとしてもアメリカは日本の暗号を解読できる技術はあったと思う。
だから僕は真珠湾攻撃を知った上で日本から攻撃するように仕向けたと思うけど零はどう?』
「それについては半々かな。もし知っていたら艦を囮にするにしたって、もう少し被害を小さく出来たはずだし
知ってたから空母を隠していたのかなとも思うし…」
『ちょっと待って!空母については知ってたとしても、隠してた訳じゃないと思うな。
航空機で艦を沈めたのは真珠湾攻撃が最初だし、本格的な戦果を認められたのはマレー沖海戦だよね?
それまでは艦隊決戦が主力だったから、空母はそこまで重要視されてなかったはず。
いなかったのは偶々じゃないかな?』
「そう言われると、空母機動部隊同士の戦いは翌年の珊瑚海海戦が初めてだったっけ。
だけど、アリゾナやオクラホマといった古い艦しか居なかったのは引っ掛かるね」
『それも偶々?どちらにせよアメリカは反撃の大義名分が欲しかったんだろうから、日本に先に撃たせようと仕組んだのは間違いないけど』
特別攻撃隊
「そうそう、真珠湾攻撃と言えば特別攻撃隊も参戦されたんだけど…これはティアナの話だけどね、特別攻撃隊のことを話したら
"真珠湾の頃から特攻してたの?"
って驚かれたらしいんだ」
『えっ!確かに特攻って言葉には生還期さないってイメージはあるけど、文字通りに捉えられたのかな』
「やっぱり?甲標的と九軍神は、あまり知られていないから仕方ない面もあるのかな。あっ、海の特攻隊と聞いて回天と勘違いしてるのかも」
『うーん、人間魚雷にしたって開戦初日から特攻ってあり得ないと思うけど。もし、そうだとしたら既に国力ゼロだよね』
「九軍神の勲を継いでいく為にも時間がある時でも掘り下げていきたいね」
『そこなんだけど、やっぱり九軍神じゃないと駄目?
確かに一人は捕虜になっちゃったけどさ』
「僕もそう思うけど、基本的に軍神ってのは戦死された人の呼び方だからね…ティアナの仲間達は九軍神と十勇士って呼んでるみたいだけど」
『それだよ!結果がどうであれ出撃して国の為に戦ったのは同じだもんね』
開戦日の陸戦
「12月8日というと海軍と真珠湾攻撃が注目されがちだけど、陸軍も参戦してるんだよね」
『そうそう、僕は陸軍機だからかアメリカにしろ日本にしろ何で海軍ばかり取り上げるの?って思ってたよ』
「海軍が真珠湾攻撃なら陸軍は比島航空戦だね。海軍も参戦してるけど主な担当は陸軍です。
空母が出払ってたから海軍基地航空隊が動員されて、陸船団の護衛と陸軍航空隊と共に戦ったんだ。
これも南方作戦の一つで…」
『零、比島航空戦は知ってるけど南方作戦って?』
「東南アジアと太平洋地域の攻略をこう呼んでてね、比島航空戦は南方作戦の一部だよ」
「当初は真珠湾攻撃と同時にフィリピンに進攻してルソン島やクラーク飛行場等を叩く予定だったけど、濃霧で飛び出てなくてね。クラーク基地に着いたのは9時過ぎだったかな。
珍しいことに迎撃機が殆どいなかったけど、どうして?」
『海軍部隊が来る前に陸軍部隊から空襲に遭ってたからね。こっちにしてみると、攻撃は終わったと思って迎撃機を引き上げてたんだ。
それで航空戦力半減された訳だし、アメリカにとっては痛手だったね』
「日本側は迎撃がなかったから、時間がずれて結果的に良かったって言われてるよ。
立場が違えばってとこかな。
他にも真珠湾攻撃の2時間程前に英領マレーのコタバルに陸軍部隊が上陸してるんだよ。
グアム島の戦いや対英空軍の香港の戦いが始まったのも8日だっけ。ここではこれくらいにしておくけど」
『あれ?詳しい内容は?』
「それは皆に調べて貰いたくてね。一度にたくさん話すと混乱しちゃうし。
それに僕は真珠湾以外の戦いがあまりに知られていないから、まずはこんな戦いもあったってことを知ってほしいんだ」
『成る程ね。それじゃ、そろそろ締めようか』
「そうだね。零戦ラジオ、終わりの時間が近づいて参りました。皆さん如何でしたか?
Bちゃんもどうだった?」
『ん~、ちょっとだらだらとした気もするけど、ある1日だけ取り上げて話すのも新鮮だったかな。
ティアナはいつも開戦前後を纏めちゃうから』
『それでは皆さん、また会う日まで~』
「何て言ってもちょこちょこブログには顔出してるけどね♪」
オマケ
『ふぅ片付け終わり。ミニ零の迎えに行ってくるね~』
「お願いね。序でに、このラムネも届けてくれないかな。
さて、僕はティアナのメモを直しておこう」
φ(.. )
12月8日時点のリクエスト記事一覧
★雷撃隊を探す旅について
★科学系の話
★軍歌について一人語り
★開戦日のスペシャルな?記事←済
「残り三つ。あの怠け者のティアナが何処まで書けるかなぁ…」