小さな相棒

　一身上(家族間関係緩和目的)の都合上、昨年CB1100を断腸の思いで手放しました。
　しばらく2輪からは手を引こうと思っていました(嘘かもしれません）。
　その後、特にどうという事はなく、ただひたすら毎日、日々の業務に邁進していました。バイクについては注視するのも嫌で「風まかせ」をずっととり続けては、流し読みをしているような状態だったでしょうか。

　そんな時、本年6月に原付二種の人気モデルがモデルチェンジをするという記事を目にしました。それから何となくずっと気になって。
　CB1100の時は、いきなり買って帰ってきて、家内はかなり面食らった様子。だから今回は正統派スタイルで、ジャブ、ジャブ、ジャブストレート！フェイント入れて、上下上下！って感じで地道に交渉しました。その甲斐あってか(?)、平穏にGROMちゃんを我が家に迎え入れることができました(と思っているのは私だけか？）。
　車体も製造から200台未満。でも一番近くのホンダ夢(と言っても自宅から50キロ近くあるという)の店頭に高らかに展示してあった、青味がかった黄色のボディ、初めて会ってびびっと来た、まさにその個体に乗ることができました。お前、うちに連れてくるからなと心で伝えた、まさにその個体。
　本来は、そんなことにうつつを抜かさず本業を全うすべきなのですが、車では入って行きにくい地域の峠や旧街道などの地元の歴史探訪をしたいという気持ちもあります。誰の得にもならないかもしれませんが、そんなことも記していければと思っています。
　基本的にはノーマルから軽度カスタム程度にしたいと思っています。インプレッションも、私では大したものは書けませんが、またいずれ。
　でもhit airのハーネスは、まず第一に取り付けました。サーキットで安全を啓蒙する立場の人間が、バイクが小さいからと安全を怠るわけにはいかないと思うのです。

　陸の孤島の当地からは、軽度出張でも高速が乗れないと辛いので、お散歩的な使い方になるのかとも思いますが、まあこれも使いながら考えていきましょう。ともあれ、良い相棒がやってきたと歓喜雀躍しています。そう、年甲斐もなく、とてもワクワクしています。この車体には、そういう魅力があるように思います。長時間乗ると、やっぱりケツが破壊されますが(笑)