前回に続き、LEVOLANT誌の特集に使われたスーパーカーを紹介します。
●ポルシェ911カレラ(7速PDK) 1309万1000円(税込)
新型911も乗ってみたいですね。
心なしかフェラーリやランボよりも人が集まっていなかったです。
ポルシェがついにエンジンのダウンサイジングをし、水平対向6気筒直噴であることは変わらず、カレラの場合3.4リッター自然吸気から3リッターツインターボに変更、彼らは「ライトサイジング」と呼んでおりますね。
スペックは350ps/7400rpm、390Nm/5600rpmから370ps/6500rpm、450Nm/1700-5000rpmへと出力はアップしてますが、レスポンスは犠牲になっていないんでしょうか。0-100km/h加速は4.4秒。
全長4505mm×全幅1835mm×全高1295mm、ホイールベース2450mm
最近の911は全長が4500mmもあって結構大きいですよね。
車重は1450kgと40kgアップしています。
エンジンフードが縦スリットになっただけで、少しクラシックな感じが出るのが不思議ですね。
タイヤはグッドイヤーイーグルF1、フロント235/40ZR19 92Y、リア295/35ZR19 100Y
●1969年式ポルシェ911S
初代911のデザインはかわいいですね。
エンジンは水平対向6気筒2リッターSOHCで170ps/6800rpm、181Nm/5500rpm
ミッションは5速MT。
全長4163mm×全幅1610mm×全高1320mm、ホイールベース2268mm
車重995kg
車重が1トン切ってるとは知らなかったです。スペック的には低いですが、軽いから走りはよさそうですね。今の時代で考えたらこの大きさ重量のクルマに水平対向6気筒とは、なかなか贅沢なメカですよね。
この個体はロールバーが入っていてちょっといじってありましたね。
マフラーもノーマルではないんでしょうか。
911といえばこの五連メーターですね。見やすさは別として、好きなんですよねぇ。
●BMW i8 1966万円(税込)
エンジンで後輪を駆動し、モーターで前輪を駆動する4WDですが、安定させるための4駆というよりは、クルマの挙動を作り出すために積極的に駆動を配分しているといった感じでしょうか。
リアを駆動するエンジンは1.5リッター3気筒ターボで231ps/5800rpm、320Nm/3700rpm
フロントを駆動するモーターは131ps、205Nm
システム最大出力は362ps、最大トルクは570Nm。
0-100km/h加速4.4秒にも関わらずJC08モード19.4km/ℓを実現しています。
モーターだけのモードで120km/hまで出すことが可能です。モーターだけの航続距離は最長40.7kmを実現しています。
全長4690mm×全幅1940mm×全高1300mm、ホイールベース2800mm
車重1500kg、前軸730kg、後軸770kg(重量配分48.7:51.3)
リアの形状は独特ですが、美しさやかっこよさは感じませんね。
この独特な形状でCd値0.26を実現しています。
シートポジションはカウンタックほどではないですが、低いですね。
白い内装にブルーのシートベルトが映えますね。
センターコンソール部にリチウムイオンバッテリーを搭載しているため、高いです。
写真ではわかりずらいですが、申し訳程度にリアシートがついており、一応4人乗りです。
虎の門に行くと、試乗はできないですが、こんな感じで座ることはできますよ♪
(写真は息子です)
サイドシルが高く、幅もあるため結構乗り降りが大変です。
ペダルレイアウトは左ハンドルのほうがまともでした。BMW車にしては珍しく右ハンドル車のペダルが左に寄っています。
●1984年式BMW M1
453台しか生産されておらず、このクルマも貴重です。
ミドシップ車のノウハウがなかったBMWが開発・生産を途中までランボルギーニに委託していたM1。
結局イタリア流で開発が遅々として進まず、BMW M社で引継ぎ、開発・生産を行う羽目に。
そのあたりのお話しは沢村慎太朗著『スーパーカー誕生』に詳しく書かれています。
3.5リッター直列6気筒DOHCを縦置きに搭載。
スペックは277ps/6500rpm、239Nm/5000rpmとスーパーカーというには物足りないスペックですね。
ミッションは5MT。
全長4360mm×全幅1824mm×全高1140mm、ホイールベース2565mm
車重1300kg
それにしてもBMWが作るスーパーカーって、なんで不格好なんでしょうか。
Posted at 2016/06/12 21:51:20 | |
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