研修は、免許の講習のごとく、段階的に設けられた項目にハンコをもらながら進める。今はその最終段階だ。
さて、K坊はいつも言われたことを理解するまで時間がかかる。
その上、前半につまづいた分みんなより遅れている焦りと、指導者への反発から、どうにもなかなか先に進められていない。
その不安や不満が、いつも胸のどこかにあり、それが授業でハッキリ現れてしまう。
指導者はそれを見透かしていて、フィードバックを下さるものの、それをすぐには消化できなくてまた焦る。
そんななか、いつしか心にある目標が「指導者の○○先生を一泡吹かす!」になっていた。
もちろん、自分ではそんなことに気付かずに、どんどん暴走していて、月曜のテストでは明確に落第だった。
またどうしたらいいかわからない。
そんな気分になりかけたとき、同僚の仲間が言ってくれた。
「○○(K坊)さあ、目標ズレてるよ。確かに先生からの指摘はきついけど、目標を『一泡吹かす』にしてるなら、生徒のことを見てないでしょ。」
!!!!!
目からウロコだった。
本当だ。教師は生徒のためにいるんだから、○○先生に一泡吹かすなんて全然方向が逸れちゃってるじゃないか!
こういう迷宮って、自分一人だとどんどん間違えたほうに進んでしまうものだ。
そうだよ、いつから指導者に向けた授業やっちゃってるんだろ。
ひたすら、反省した。
よし、明日は生徒が楽しく、わかる、集中できる授業をやってやるんだ!
全ては生徒のために!!だ。
Posted at 2006/03/22 00:35:16 | |
トラックバック(0) | 日記