ウチのプリウス、音がなんとなく気持ち悪かったのでした。
妙に篭っているというか、なんというか。
構成は、SPがアルパインのDLX-F177シリーズ、AMPがパイオニアのPRS-A900、ヘッドユニットはナビのAVIC-ZH9990という感じ。
測定マイクだの買い込んで、ホワイトノイズとか流してみたりして。
2KHz近辺に盛り上がりがあったのと、その他いろいろあったので、Audisonのbit oneを導入して、とりあえず周波数特性はフラットにしてみたり。
でもやっぱり、なんとなく気持ち悪い。
もうなんというかアレなので、プロの人にお任せすることにしました。
みんカラなどで話題になっていて、かつ美濃加茂の近くにあるお店、「コルトレーン」にお邪魔して、オーディオ周りの再調整をお願いしました。
真っ先に言われたことは、使用ケーブルの味付けが問題なのと、あと位相がバラバラだってこと。
オイラは「ケーブルで音とか変わらない派」だったのですけれども、厳然と証拠を見せ付けられてしまったら、もう信じるしかありません。
#というか、ケーブルで音が変わるのは、シンセで散々経験しとるんですが、コネクターの接点と外部ノイズ被りが問題だとry。
今まで使っていたのは、オーディオテクニカの赤いヤツとモンスターケーブル(SP用)。
聴いてみた印象では、オイラが使っていたケーブルでは、アタックがずれて後ろに被るような感じ。
で、結果的に音が「丸く」なっていた、みたいな。
結局、ケーブル一式の交換と、タイムアライメントだのの調整をコルトレーンさんにお願いし、3日ほどプリウスさんを入院させました。
結果は超満足。
プリウスさんは標準6spなんですが、敢えて後ろをカットし、前のツイーターとウーファーをバイアンプ駆動させることで、ツイーターとウーファー間の位相を揃えられるようにし、かつネットワーク改造してLPFとHPFを独立させるという。
確かにそりゃそーだよな、ツイーターとウーファーがあんなに離れてて位相とか揃うわけがない。
また、後ろのカーゴスペースにデーンとあったアンプなど機材を、助手席下へ移動、そこへの電源ハーネスなども作ってもらいました。
信号線、SP線共に短くなり、ケーブルのキャラが出にくくなるそーですよ、と。
そしてナビのタイムアライメントやイコライザーの調整。
コルトレーンさんは店内にタンノイのSPがあり、第一印象は「ジャズなどを気持ちよく訊かせるチューナー」っぽいので、タンノイっぽい音になるのかなー、と思ったのですけれども、全然そんなこともなく。
アンプとスピーカーの「味」が良い意味で丸められ、アタックの粒がそろい、音源の情報量がそのまま耳に届くような、なんとうかKRKのニアフィールドモニターを聴いているような心地よさを感じさせてくれる車に仕上がりました。
そして早速高速往復イベントが何度か発生しているのですが、いろいろなソース試してみても破綻することなく、キッチリ安定して音を出してくれています。
ぶっちゃけ、ipodのような圧縮音声ネタは、「そのまま」出してしまうニアフィールドモニターとかでは「ほわほわ」した左右差分の非可逆圧縮音声が気になるものですが、それもなく、うまく処理してくれています。
不満点は、ナビの案内音声がフロントのLPF通したウーファーのみから出てしまうこと、篭ってる!。
まぁ、構成上仕方ないし、あたりまえのことだし!。
かかった金額は、約18万と、決して安いものではないですが、今後の試行錯誤と気持ち悪さを抱えてプリウスさんを乗りつづけることを回避できたコストと思えば、全くOKです。
いやぁ、いいお店でしたー。
ちなみに音声ケーブル、SPケーブル、電源ケーブルすべてを変えてもらったので、「魔法のGNDケーブル」などが単体で効くかどうかは良く分かりませんですよ、と。
ただ、ケーブル類は超重要だと勉強しました。
どーせやるなら、全部取り替えて、調整してもらうのがオススメです!。
Posted at 2011/04/24 11:21:07 | |
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