先月六本木のミッドタウンでデザインに関するイベントが行われていて、そこでマツダのデザインに関してのプレゼンもあり、無料でもあったので聴講に行ってきました。
プレゼンターは日によって違ったみたいですが、その日はチーフデザイナーの中山氏でうってつけの人選でした。マツダ・デザインの歴史を短時間に説明してくれました。とても興味深い話でした。
戦後、復興時の三輪トラックのカラーはレッド。ここからマツダ・レッドは始まったのではとのこと。
1960年にR360クーペを発表。乗用車需要の底辺を開拓するという方針は「ピラミッドビジョン」と呼ばれたそうな。
当時のデザインルーム。
安価な大衆車としてのR360。これもレッド。
そしてルーチェ・ロータリークーペ。Bピラーレスのクルマだと指摘されて初めてわかる。
実車も展示されていました。
ベルトーネのデザインと言われていたようですが、マツダがクーペのデザインを行ったとこのこと。まぁ、スケッチ画くらいは参考にしたんじゃないかと。
当初はコスモ・クーペという名称だったとのこと。
ロータリーはFFにうってつけ?
サバンナのデザインイメージはレオ(ライオン)とのこと。
80年代のデザインへ。
そして90年代へ。曲面に拘っていたのがわかる。
モックアップは通常暗い色を使うが、この時はあえてレッドを使ったとのこと。
そして混迷?のデザインへ。
なんでもモンゴルに実際いる馬のイメージだそうだ。
フォード傘下時代に子会社(AM、J、LR等)が各メーカーのイメージデザインを提出するように言われ
中山氏がこのデザインを提出したとのこと。
その結果、アテンザ誕生。
そして「鼓動」へ。
2011年東京モーターショーにて。
デザインの流れ。
中山氏がノートにNDの側面図を描いて、プロダクトありきのデザインなんですという動画を見たことがある方もいるかもしれません。
実際に乗ってみましたが。。。
コンソール中央下のボタンを押し続けて開閉するんですが、何か強度が弱いんですよね。プロトだからなのかもしれませんが。。。そしてルーフもちょっと弱そうで。幌よりはましかもしれませんが。
こんなルーフのデザインはないと言っていたんですが、このとんがりがちょっと気になったんですよね。これで怪我をする人がないといいですが。
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Posted at
2016/11/09 00:14:14