今年こそトヨタ悲願の初優勝という期待のもと行われたレースですが、またまた期待外れに終わりました。あれほど複雑なハイブリッドシステムで燃費をよくしたとしても、システム無しのLMP2との接戦になると、カテゴリー分けの意味がなくなってきたのが今年のル・マンのような気がします。2チームしか参加しないLMP1は近い将来なくなってしまうかもしれませんね。ポルシェもF1エンジンのミーティングに参加するようですし。今年はLMP2に参加するチームも増え、中国からの資金も流入するとなればドイツや日本に頼らなくてもレースは開催できると主催者側は考えるかもしれません。モリゾウ氏は初めてのル・マン訪問だとか。今年は株主総会も早々に終わらせ、マクロン大統領との会談目的でフランスまでやってきましたが、本命はこちらの方だったんでしょうね。LMGTプロはデビッド・リチャーズに功労賞をあげたこともあり、アストンがクラス優勝。去年のフォードといい何かイベント事があるメーカーが勝っているような。。。フェラーリは#51が47位、#71が22位、#82がリタイヤ。ぶつけられた#82は酷かった。LMGTアマでは#84がクラス優勝、総合27位。お台場のメガウェブで2社共同での展示。こういう協力体制は大歓迎。本音で言えばお互い一抜けせずにLMP1に参戦し続けましょうとの確認か。どちらかが抜けたら過去のル・マンで何度もあったように、いつか来た道になりますから。