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２度目の紀伊半島ドライブに行った6月初旬のある土曜日、その帰り道に伊勢湾岸道を流しながら、クネクネな山道を気持ち良く走るには、そこそこ走れて身軽な軽自動車が良いのかもしれないなぁ、などと妄想しておりました。

繰り返し頭に浮かぶそのアイデアは、やがてモンスタースポーツさんのアルトワークスや、ある程度手を入れたS660を試してみたいという具体的な形となって脳内に降臨し、ステアリングは知らないうちにB3を静岡県西部の海沿いの町へと導いておりました。

初めて訪れたモンスタースポーツさんは、想像を超える広い敷地に大きな建屋の整備施設や事務所を備えておられました。ビックリ！
どこかの工場跡地を買い取られたのかも。
それとも、この辺りはスズキ自動車のテリトリーなのかしら？
等とどうでもいいことも考えつつ中へ。

すると頭を丸めたお坊さんの様な穏やかな微笑みを浮かべた社長さん（有名なラリードライバーなの？）が対応して下さり、早速、モンスポのコンプリート･アルトワークスに試乗させて頂きました。

聞けば、前日にECUチューンが出来上がったところで、この日の午前中に試乗会を開催していたのだとか。
偶然とは言え、誠に良いタイミングでお邪魔した様です。

クルマの外観は、ラリー仕様のステッカーのほか、モンスポパーツてんこ盛りの全部載せの様で、激しくカッコイイです。

見た目だけで欲しくなりますね。

シートに腰を下ろすと、良い具合にヒップポイントが下がってます。
このくらい落ちてれば、腰高感は無いです。
シートのロウダウン、今回は市販のもので対応しているのだそうです。

プッシュボタンを押してエンジンを目覚めさせ、アクセルをゆっくり繋いでスタート。この部分に気難しさはありません。極めて自然にイケます。

公道に出て、アクセルを踏み込むと、低い回転域から力強いトルクが感じられます。
本家ワークスは、この時にターボのスクロール感が分かるのですが、モンスポバージョンでは、マフラーの音や足回りの音など何やらとても賑やかで、あのギュルルルル～ッというターボ感は分かりません。あのスクロール感は好きなので、ちょっと寂しいかも。


　※続く