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2012年02月19日 イイね!

行間の風景1 ユーラシア横断1万5000キロ

行間の風景1 ユーラシア横断1万5000キロ ヨーロッパへ行く飛行機の中から地上を見てみると荒涼とした大地の中に、ひたすらまっすぐに延びる道路が見えます。
 こんな荒野の中にも人々の営みがあり、そこを走ることができる道路がある。これをまっすぐずっと走って行って自動車で大陸横断してみたいな、と思ったことがある人は多いことでしょう。
 でもシベリア、ロシアって何があるかわからないし、現実的に無理そうだよな、、、

 10年10万キロストーリーと言う本があります。
 特別車マニアでもない市井の人が、10年以上または10万キロ以上同じ車に乗り続けたことを取材した記事を集めた本です。
 あのバブル絶頂期の1990年から自動車雑誌NAVIで連載をされていました。

 当時から新車情報雑誌や目を見張るような高性能車を扱う雑誌だけでなく、普通の人の自動車へのかかわりを書いた読み物が欲しいと思っていた私にとって、この連載は数少ない読んでいてこころがほっこり温まるような記事でした。



 普通の人の普通の車への愛情や接し方を扱う雑誌はなかなか商売になりにくいようで、私が90年代初めに住んでいた英国でも、唯一、「Car Choice(旧名Car Buyers Guide)」と言う雑誌がありましたが、90年代中頃に廃刊になったようです。

 そういう意味でも、この連載は本当に貴重な記事です。この10年10万キロストーリー、パート4まで出版されていて、私の本棚には全冊並んでいます(笑)
 NAVIの連載でこの4冊に収録されていない記事もたくさんあります。ぜひ、パート5にまとめて出版してほしいものです。

 この10年10万キロストーリーを10年以上連載されていた著者の方が金子浩久氏で、今回のシベリア自動車横断本の著者です。



 さて、本題に戻ります。
 日常を離れた冒険旅行をしてみたい、それは男の子なら(女の子も)子供の頃から抱き続けいる本能です。私は80年代に沢木耕太郎氏の「深夜特急」という本を読み、20代の間にぜひ世界を見てみたいと思いました。

 この本は、著者がウラジオストックから欧州の西の端、ポルトガルまで、自動車で横断した旅行記です。1991年、私は混乱状態の東欧を旅行しました。当時は社会が混乱し、まともなインフラすらなかった時代の東欧、仮にも都会であるヨーロッパでも大変だったのですから、それから10数年後とはいえ、旧ソビエトのロシア、しかもシベリアの大地を陸路で駆け抜けるなんて、本当にできるのだろうか?



 90年代の終わりに、お笑い2人組が世界をヒッチハイクして回るというバラエティ番組がありました。
 とてもそのままでは済まないようなところでヒッチハイクしたり野宿したり、、、という演出をしていました(苦笑)。あの番組を信じて影響された人の中に何人の死人が出ただろうと思うと気が気ではありませんでした、、、
 平和な日本にいるとなかなか実感がわかないですが、海外に行くと財産や生命の危険を感じるところだらけです。

 この「ユーラシア横断15000キロ」は、そんな状況の中、実際に自動車でシベリアを横断し、ヨーロッパまで行ってしまった物語です。内容は読んで見てくださいとしか言いようがありません。
 私はこの本を、昨年、海外出張から帰国した日に手にして、疲れているのに夜も寝ずに数時間でノンストップ読破してしまいました(苦笑)。

 20年以上前から欧州に住んだりその後世界中を旅して生活の糧を得ている私ですが、そんな擦れた(笑)私が読んでもドキドキする旅の臨場感が伝わってくる本です。



 内容もただの旅行記ではなく、金子さん流の視点で、過去の歴史や土地の風物を解説してあるのが面白く、何度も読み返してしまいます。
 シベリアのど真ん中、こんなところまで連れてこられたたくさんの日本人がいたこと、思わず目頭が熱くなりました。
 またウラル山脈を越える際の、壮絶な追い越しの場面は、思わず笑っちゃうと同時に、読んでいてハラハラドキドキします。


東ドイツを端緒に東欧諸国を流れるエルベ川です。

 東欧と言うと、私にとってソビエト帝国崩壊前の、暗く寂しく陰湿で人々が自由もなく抑圧されている社会を思い起こしてしまいます。90年に欧州に住み始め、その後、プライベートや仕事で様々な欧州諸国出身の人にお会いしたり、旧東欧諸国を訪問したりする機会がありましたが、その憂鬱な影は、何年たっても決して消え去ることはできないのではないかと感じていました。



 ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニの「ひまわり」と言う映画があります。第二次大戦でロシア(ソビエト)で行方不明になった恋人を捜し歩くという悲恋の映画です。主人公のジョアンナがロシア(ソ連)か東欧の(自由がなさそうな)暗い街をさまよいかつての恋人を捜し歩く姿、そしてウクライナの大地に咲く美しくも悲しいひまわりの大地。東欧と聞くと、このようなイメージを思い浮かべてしまいます。 (日本語wikiでは「ひまわり」は反戦映画と書かれていますが、反戦映画ではなく普通の恋愛映画です。)

 ソビエト崩壊の10年後、実際のロシアの大地がどうなっているか、実際に旅した視点で、そんな興味も満たしてくれる旅行記になっています。

  私はヨーロッパに20年以上住んだり出張したり運転したりしているので、雑誌などで若い記者などが妙に欧州かぶれしたり生半可なことを書かれたりすると、ついつい鼻白んでしまうのですが(いやな読者ですみません 苦笑)、金子さんには他の記者や自動車評論家の皆様とは少し違った、なんだか余裕のあるような雰囲気を感じておりました。

 その秘密が、この番組を見て少しは分かったような気がしました(笑)。
 金子さんは90年の初めごろ、欧州F1取材でずいぶん欧州で運転されているんですね。ちょうど私が欧州に渡ったのと同じころです。


ユーラシア大陸西の果てポルトガルです。

 この(次の)週末には池袋でトークライブを行われるそうです。

 ほぼ同年代の先輩、金子さんを拝見して、いつも残念に思うことがあります。

 どうして同じ年代なのに金子さんは年々かっこ良くなっていくのだろう、、、って。
 私なんて同じ独身で年々かっこ悪くなっていくのに、、、納得できません!(笑)
 いつもきれいな女性に囲まれて、いいなぁ~。

(*ここの写真2枚は私が撮影したもので金子さんの本とは内容はリンクしておりません。)

*上記池袋トークライブのリンクが間違っていましたので修正致しました(2月21日)。
Posted at 2012/02/19 02:40:11 | コメント(5) | トラックバック(0) | 行間の風景 | 日記

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「アリゾナ州のホテル客殺人警官無罪評決。Youtube見たけど、興奮した警官の不明確な指示に従っていたのに、「這え」と言われて両手を使って這って、間違えて壁に手を突いただけでマシンガンで連射。言葉の分からない人だと瞬時に殺されていたね。場所は先週も私が出張していた場所。恐いね。」
何シテル?   12/10 08:22
44loveです。よろしくお願いします。年間の大半を出張している旅商人です。年間数万キロを欧米日でレンタカーで運転しています。自分の車は年間3000km以下走行...
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