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2018年01月22日 イイね!

新春... 若戸大橋 追悼... 葉室 麟

新春... 若戸大橋 追悼... 葉室 麟

新春の若戸大橋…

 遠くから近くから、そしてどんな角度から見てもここの景観は素晴らしい。
 さて、今日は初めてのアングルから撮影したフォトをも含めてご覧頂ければと思います。行き交う大きな船舶や渡船とのコラボ写真…  シャッター・チャンスに恵まれました。



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


 その日は晴天ではなかったが、筆者が感じた清々しさを分かち合えればと思います。















————————————————-



追悼… 葉室 麟


 歴史 / 時代小説家の葉室 麟さんは体調を崩され入院中だったが、昨年12月23日に亡くなられた(享年66歳)。「まだまだ書きたいことはたくさんある…」と語られていたという。あまりにも早すぎる死に、筆者は未だ言葉を見いだし得ないでいる。


(写真は「 角川書店 新刊案内 1月号」の表紙より)


 54歳で作家デビューし、60冊の単行本を書かれたという。ただ、作家活動を始められ僅か14年の執筆活動であり無念だったにちがいない。筆者にとっては心に沁みいる作品ばかりで、人間味に溢れる歴史 / 時代小説を書かれた作家であったと思う。


 

 一昨年前であろうか、葉室 麟さんの講演を聞く機会を得た。筆者が想像していた通りの方で、ユーモアを交えながら、優しい語り口が印象的だった。直木賞受賞作の「蜩ノ記」を読んだのが切っ掛けで多くの作品を楽しませて貰った。




☆ ☆ ☆


遺作とも言うべき作品…

「天翔ける」葉室 麟著 角川書店




 この本が出版されたのは昨年の12月26日…   つまり、葉室 麟さんが亡くなられて3日後だった。本屋さんに行ってみると、「葉室 麟さんの追悼コーナー」が作られており、暫し「葉室 麟の世界」を感じていた。


 この本は筆者にとってはとても気持ち良い読後感に充ち満ちた作品であった。越前福井藩前藩主の松平春嶽の生き方がとても爽やかに思えたからだ。幕末から明治維新にかけて激動の時代を駆け抜けた松平春嶽の波瀾に満ちた生涯…  旧幕臣でありながら新政府の要職についた松平春嶽という人物に深く共感を抱いた。


 坂本龍馬が登場するが、その描き方もいいし、松平春嶽の精神的支柱であり知恵袋でもあった横井小楠の存在が光っている。「大獄」とこの作品を併せて読まれると、より葉室 麟さんの世界を堪能出来るのではないかと思う。


§ § §


 最も遠い銀河の彼方で、葉室 麟さんが黙々と執筆されている姿が見える…
改めて故人のご冥福をお祈り申し上げます…  合掌。


written by Seikoh-Udoku

Posted at 2018/01/22 08:01:10 | トラックバック(0) | 絶景を訪ねる... 読書は愉しく... | 趣味

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晴耕雨読と申します。 趣味を楽しみながら、日々暮らしております。 ブログは自動車に限らず、様々なことに関して書いてありますので、ご興味のある方はご覧頂け...
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