思い出のMR-S…
初めて乗ったスポーツカーは、トヨタMR-S...
このクルマはMR-2の後継車として誕生し、ミッドシップエンジン+リアドライブというレイアウトを踏襲した。筆者は、このMR-S Vエディションを前期、後期の車種を二度購入。それ程、このクルマには深い愛着を持っていた。
愛車紹介でも書いているように、東名高速をオープンのままで走行していた。地面を這うように走る感覚、カーブを切る時の快感、シフト・ノブを動かしながら加速していくマニュアル感、パドル・シフトが新鮮… 筆者にとっては、今も忘れられないクルマだ。
筆者が乗ったMR-Sとは…
2シーター 1.8L 直4 駆動方式 MR 5速シーケンシャルマニュアル(前期) 6速シーケンシャルマニュアル(後期) Vエディション タンカラーの革シート
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素晴らしきかな「山岳小説」の世界…
(写真はイメージ画像)
今回の主役は、所謂「山岳小説」という魅力溢れる素晴らしい世界。敢えて『山岳小説」という言い方をしたが、実はこの名称には以前よりやゃ違和感を感じている。と言うのも「山岳小説」という表現から来る印象は「山」にのみ特化していて、非常に「狭い」世界を描いている印象を与えてしまう。
今日ここで紹介する小説は、確かに題材に「山」は絡んでくるが、中心にあるのは「人」であり、通常の文学と何ら変わることなく、寧ろ、文学の王道を貫いているとさえ思っている。
新田次郎さんはたくさんの素晴らしい作品を書かれており、今回紹介するのもその一つ。筆者が気に入っている作品だ。
その作品とは…
昭和初期、ヒマラヤ征服の夢を秘め、限られた裕福な人々だけのものであった登山界に、社会人登山家としての道を開拓しながら日本アルプスの山々を、ひとり疾風のように踏破していった“単独行の加藤文太郎”。その強烈な意志と個性により、仕事においても独力で道を切り開き、高等小学校卒業の学歴で造船技師にまで昇格した加藤文太郎の、交錯する愛と孤独の青春を描く長編。(本帯より)
実在した人物「加藤文太郎」氏の生涯を描いている。加藤文太郎氏は「単独行」の登山家で、日本登山界に不滅の足跡を遺された方としても有名。これ以上の説明は控えさせて頂き、じっくり味わって頂きたいお薦めの作品である。
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「孤高の人」に感動した筆者は、実在した「加藤文太郎」氏に興味が増幅していった…
加藤文太郎氏の未発表の原稿も含めた遺稿集を纏めた「新編 単独行」に辿り着いた。
「新編 単独行」加藤文太郎著 ヤマケイ文庫
その本とは… (本帯より)
1930年代前半、高峰の冬期登山が一般的ではなかった時代にたったひとりで厳寒の北アルプスを駆け抜け、「不死身の加藤」との異名をとった加藤文太郎。風雪の槍ヶ岳北鎌尾根に消えたその生涯は、新田次郎の小説『孤高の人』でも知られているが、彼の真実は残された著作にある。本書は遺稿集『単独行』を編集し直し、詳細な解説を加えた決定版。
「孤高の単独行者、加藤文太郎の不朽の名著」(本帯)という言葉がすべてを表している。「孤高の人」(新田次郎著)を読まれた方は、この本に引き込まれて行くことであろう。お薦めの一冊である。
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感動した山岳小説の数々…
これまで読んだ中で筆者が特に感動した小説を紹介しようと思う。いずれの作品もすでに当ブログ上で紹介させていただいた。
⓵「神々の山嶺(いただき) 上下」夢枕獏著 集英社文庫
⓶「還るべき場所」笹本稜平著 文春文庫
⓷「凍」沢木耕太郎著 新潮社
⓵ 「素晴らしい」に二乗を付けてもおかしくない程の秀作。この小説を読んで以降、夢枕獏さんと言う作家を好きになってしまった。氏の作品は今も読み続けている。尚、この小説は「エヴェレスト」という名で映画化され、近々公開される。映画は小説を超えるのだろうか… 楽しみが尽きない。小説の感動をもう一度味わってみたい。
⓶ この作品も同様に秀逸。「還るべき場所とは… 世界第二の高峰 K2」。生きる勇気を与えてくれる物語。胸を打つ感動が待っている。
⓷ この小説も実在の登山家をモデルとした作品で素晴らしい。「フィクション、ノンフィクションの区別に意味がない」(本帯より)というように、リアルなストーリーと「夫婦愛」に感動してしまう。尚、この小説の主人公(山野井ご夫妻)は、今も東京奥多摩でご夫婦仲良く暮らしていると聞く。
映画「エヴェレスト」の公開写真
This photo was posted through Web-site.
歴史を訪ねて…
桂太郎旧居…
総理大臣に三度も就任し、在任最長記録を持っている明治の政治家、桂太郎旧居を訪れた…
山口県萩市川島の質素な佇まいに少年時代を過ごし、桂太郎は歴史を刻む激動の明治時代に生きていくことになる。
桂太郎旧居…
萩市川島を流れる藍場川沿いにあり「桂太郎旧宅」と彫った石柱が立っており、樹木の葉が生い茂る中に平屋建ての瓦屋根が見え、藍場川の清流を引き込んだ流水式池泉庭園がある。萩市の指定史跡にもなっている。
近代日本への幕開けとなった明治時代の歴史は、極めて興味深い。これまでも当ブログ上でその明治時代を駆けぬけた政治リーダーを取り上げてきた…
伊藤博文、児玉源太郎、小村寿太郎…
上記三人に関する書物を読んでいくと必ず「桂太郎」という人物が登場する。この人物の詳細な情報(歴史上の足跡等)を知りたいと思い、直木賞作家の古川薫氏が書かれている本を紐解いてみた。
「山河ありき 明治の武人宰相 桂太郎の人生」
古川 薫著
総理大臣を三度も務め上げている割りには「桂太郎」という存在自体が地味なせいか、世間ではそう多くの方々の興味の対象にはなっていないようである。
この本は「桂太郎」の生涯について書かれており、「桂太郎」が明治時代に存在感のある行動を示し、歴史を刻んだことを十分知ることが出来る。
簡単な紹介… (本帯より)
軍人としては陸軍大将、政治家としては実に三度も首相の座についた桂太郎。激動の明治時代を生きたこの武人宰相は妥協と忍従の姿勢の陰で、癌研究会、日本赤十字社、そして拓殖大学の創立に尽力、「新生日本」のための布石を次々に打っていた―。「ニコポン首相」と呼ばれた男の知られざる豪胆さを描く。
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本、読書…
日本初の女性眼科医…
明治時代、幾多の試練に遭いながらも、日本初の女性眼科医になった方がいらした… その人は「右田アサ」さん。
つい最近、この方の生涯を描いた本に出会うまでは、不勉強ながら存じ上げなかった。
さらに「眼科医」という言葉には直ぐ反応してしまう個人的理由も筆者にはあった※。
右田アサさんは…
明治4年10月22日、清流高津川が流れる島根県益田市に生まれた。当時医学校には男性しか入れないという「偏見と差別」の中、明治26年医術開業試験に合格し御茶ノ水の眼科病院に勤務し、日本初の女性眼科医となった。ただ、明治31年8月5日肋膜心包炎にて28歳の若さでその生涯を閉じている。
その当時の男性社会の中、高潔にして絶えず向上心を持って懸命に生きた右田アサの姿は人々に深い感動を与えた。亡くなったときは、その手には銅製のキリスト教のイコンが握られていたと言われている。また、死後自分の両眼を摘出して、永く研究室に保存して研究に利用することを遺命とした(下記書 244頁)。
「高津川 日本初の女性眼科医 右田アサ」
若倉雅登著 青志社
著者は高名な眼科医である。
物語は、医療裁判を闘う平成の女性(後藤田典子)、女性眼科医の道を拓く明治の女性(右田アサ)という二人の生き方を交互に描きながらストーリーが進んで行く。幾多の「女性医師への偏見と差別」に遭いながらも、明るくポジティブな考え方の下、「右田アサ」の短くも直向きに生きた生涯を知ることが出来る。この本を読み終わり、静かに押し寄せた「感動」が筆者の心深くに沁み入っていった…
また、女性眼科医の道を切り拓いたという偉業に、敬意を表するのを忘れてはならないと思っている。
最後に、直木賞作家でもある歴史小説家の永井路子氏がこう語っている…
なぜ…
なぜ忘れていたのか、この女性を。日本眼科医の第一人者に探りあてられて、ここに甦る。初めて踏み入れた眼科医への道。現代眼科医の世界に、現代女性たちに。問いかけは今も深く、そして重い。(本帯より)
※個人的理由:
10年以上前のことだが、左目の網膜剥離のため手術を受け、その後右目の網膜に小さな穴があいた(「網膜裂孔」と言う)為、レーザー凝固術を受けた。不幸にして、「光」を失うかも知れないという恐ろしい病気を経験している。筆者にとっては、「光」とは命と同等の価値があると思っている… (このことは1年以上前に当ブログでも少し言及している)
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ひとりごと…
どなたにも好きな食べ物があると思うが、筆者は月に一度ぐらいのペースで「サーロイン・ステーキ」をいただいている。何故このペースかと言えば、筆者なりの健康管理の故と説明しておこう。
筆者の住んでいる街に最近オープンしたステーキハウス。メニューを見てUSビーフもあったが、和牛を選択。
ご覧のように、肉は程良く柔らかく、この上なく美味しい… 。これも至福の時間と言えそうだ。
written by Seikoh-Udoku
駆けぬけた先は… 須佐ホルンフェルス ②
海と空の雄大な自然の中にある須佐ホルンフェルス大断崖に「サヨナラ」を告げて帰路に就く。
海岸線に沿って走る車窓からの景観が素晴らしい。そこはあるのは「日本海」。打ち寄せる波と深いブルーの海、無限の広がりを見せてくれている空… 思わずシャッターを切ってしまった。
須佐ホルンフェルスと周辺の景観… 目に焼き付けておこうと思う。
いよいよ日本海…
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本、読書…
全米に衝撃を与えたベストセラー…
「エリア51」アニー・ジェイコブセン著 太田出版
Area51
An Uncensored History of America’s Top Secret Military Base
Annie Jacobsen
禁断の秘密基地の全貌が遂に明らかに。核実験、ロズウェル事件、知られざる人体実験―米政府がいまだ存在を認めない軍事施設の驚愕の歴史(本帯より)。
凄い内容を持った本だ。この本のプロローグで著者はこう書いている…
「本書はノンフィクションである。ここに書かれているのはすべて実話であり、本書に登場するのもすべて実在の人物だ。本書を書くにあたってインタヴューした74人はいずれもエリア51に関する稀少な情報ーすべて自らの体験に基づいた情報ーを持っており、そのうち32人は実際にこの秘密基地内に住み、そこで働いた経験を持つ人々である」(7頁)
国内では2012年2月に出版されてからこの本の存在を知り、内容が内容だけに深い関心をもって読んだ。全米を超えて、多くの人々に衝撃を与える内容だと思う。参考までに、目次を紹介しておきます。関心をお持ちの方にはお薦めの一冊と言えます。
♣ ♣ ♣ ♣ ♣ ♣
鮮烈な経済ミステリー…
(2010年11 月1日初版)
ビジネスパーソンにとっては、突然起こるかも知れない… リストラ。この問題を正面から描いているこの小説はなかなか興味深い。題名「リストラに乾杯 !」にやゃ「不謹慎」と言う印象は持ってしまうが、内容自体は上手に描かれているので、すらすらと読め、最後まで一気に読んでしまった。ビジネスに身をおく者にとっては、現実に起こりうるようなマターなので切実感がある。かといって、読んでいて気持ちが暗くなることもなく、筆者は「興味深く且つ面白く」読むことが出来た。最終章では、爽やかな感じが残るほど、この小説の読後感は良かった。
簡単なストーリー… (amazonより)
日本を代表するメガバンク・丸の内フェニックス銀行のエリート、森山二郎(51)はある日突然、名古屋支店長の横島から系列子会社への転出を命ぜられる。29年間、業績アップのために休むことなく走り続けた日々のあまりにも呆気ない終焉だった。「なぜ自分なのか?」この試練と黒い謎に立ち向かう森山を描く、経済ミステリーの傑作!
written by Seikoh-Udoku
駆けぬけた先は… 須佐ホルンフェルス ①
運転席から見える景色を楽しみながら、到着した先は… 須佐ホルンフェルス
目的地に到着するまでのダイナミックなスケールの日本海と島々との見事な調和、そして、圧倒的な迫力と大自然の力強さ -- 言葉で表現することが難しい -- を感じさせてくれる須佐ホルンフェルス(大断崖)。
須佐ホルンフェルス(大断崖)とは…
山口県萩市須佐に位置し、名勝・天然記念物に指定されている、北長門海岸国定公園の景勝地。須佐ホルンフェルスは、砂岩や頁岩(けつがん)の層が長い年月をかけて海食され、熱作用によって変化し、誕生したものです。高さは約15mで、黒と灰色のしま模様。日本海の荒波を受けながらの景観は、まさに自然の芸術。
ホルンフェルスとはドイツ語で、角張った破面で割れる角石の意味。 白い部分は砂岩層、黒い部分は泥岩層で、それが高温で変性した黒雲母が「ホルンフェルス」だという。
今回はフォトがいつもより多くなったため、二回に分けてお伝えしたいと思います。写生画のように撮ったフォトをご覧頂ければと思います。
♤ ♤ ♤
9時半過ぎに目的地に到着。訪れている人もいないようだ。いよいよ素晴らしい大自然に出逢えるという感激…
須佐ホルンフェルス入り口という看板を左手に見ながら、目の前には荒波にもまれた海がある。現地に行くには細長い遊歩道を10 ~15分程歩かなければならない。
右手に歴史を刻むかのような須佐ホルンフェルスがあった。打ち寄せる波が砕け、その波しぶきが辺りを覆う… 一部ベールがかかっているかのような写真がそれだ。
気温が低く、寒さと強い風に向かいながら、年輪を刻んだ須佐ホルンフェルス... 海と空の想像を絶する雄大さを身体全身で感じとっていた。
to be continued…
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本、読書…
傑作インテリジェント・ミステリー…
この作家には以前より注目していた。映画化もされた「外事警察」という作品に惹かれるものを感じていたからである。つい最近、この作品が出版されたことを知り、直ぐ購入し読み終えた。
「日本とロシア、中国、そして北朝鮮。綿密な取材に基づいて、国家の思惑と外交官の本質を暴く!」(本帯より)とあり、趣味で嗜んでいる「国際政治」の小説版に相応しく、興味をそそる内容であった。現在の国際政治の水面下では、このような事が起こっても不思議ではない政治状況を改めて考えさせられた。麻生氏の鋭い筆致がストーリーに迫力を持たせている。
簡単なストーリー… (本帯より)
ロシア・ウラジオストクで外交官の夫が突然、姿を消した。同じく外交官である妻・雪村沙羅(SARA)は、単身現地に乗り込み、必死に夫を探し続けるが、いくつもの謎に行く手を阻まれ・・・。次第に、「銀色の闇」に隠された大いなる陰謀に、巻き込まれていくー
♢ ♢ ♢ ♢ ♢ ♢
国語辞典の誕生秘話…
「辞書になった男 ケンボー先生と山田先生」
佐々木健一著 文藝春秋
この本の内容は、2013年にNHKBSで放映され、ATP賞最優秀賞(情報・バラエティ部門)に輝いた『ケンボー先生と山田先生~辞書に人生を捧げた二人の男』の書籍化。もともと辞書には拘りを持っているので、興味津々で読み始めていった。
『三省堂国語辞典』と『新明解国語辞典』のことは知らない人はいないほどポピュラーな辞書で、それを創った方々の壮絶なドラマだった。さらに、言葉、漢字等の本当の意味や正しい用法等が随所に書かれているので勉強にもなる。一度は誰しもがお世話になったこれらの辞書に感謝する意味でも読む価値はあろうかと思う。筆者はたいへん興味深く、面白く読ませて頂いた。日本語を考える良い機会を提供してくれたノンフィクションだと思う。
本の簡単な説明…(amazon解説より抜粋)
辞書は小説よりも奇なり。 これはことばに人生を捧げた二人の男の物語です。
『三省堂国語辞典』と『新明解国語辞典』を知っていますか? 両方合わせて累計三千万部の国民的ベストセラーです。お世話になった人、なっている人も多いでしょう。でも、この二冊を書いた見坊豪紀(ひでとし)と山田忠雄のことはほとんど知られていません。この二人、実は東大の同期生。元々は二人で一冊の辞書を作っていました。その名は『明解国語辞典』。
戦後も二人の協力関係は続きますが、次第に己の理想を追求して別々の道を歩みはじめ、見坊は『三省堂国語辞典』を、山田は『新明解国語辞典』をほぼ一人で書き上げることになりました。しかし――。『新明解』が出された一九七二年一月九日。 ついに二人は訣別のときを迎えます。以後、二人は会うことはありませんでした。
一冊の辞書がなぜ二つに分かれたのか? 二人はなぜ決別したのか? 二人の人生をたどりながら、昭和辞書史最大の謎に迫ります。書き下ろした傑作ノンフィクションです。
written by Seikoh-Udoku
海を見たくて…
ブログ上で幾度となく「海」の写真をアップしている。目的もなくクルマを走らせると何故か海に向かっていることが多い。無限の広がりを持っているかのような「海」という存在が、いつしか筆者の思いを惹きつけるようになった...
遠くに見える水平線は、気持ちの安らぎを与えてくれている…
海と一体になった空は、輝く未来を感じさせてくれている…
時に静かに、時に荒く寄せる波の音に、生きている実感を気づかせてくれる…
♪ ♫ ♪ ♫ ♪ ♫
Many thanks...
ごく最近、BMW X3の愛車紹介に200を超える「イイね」をいただきました。感謝申し上げます。
BMW X3が納車になり8ヶ月が経過し、走行距離も13,000キロを超えたところです。これまでのところ、お陰様でトラブルもなく、快調に走ってくれています。今後共、安全運転を心掛け「駆けぬける歓び」を味わっていきたいと思っております。
本、読書…
国際政治のフィールドから…
この本が2013年11月に出版された後、そんなに時間を経ずに読み終えた。1月24日付ブログで「ケネディ」を題材にして書かれた小説(「11/22/63」スティ−ヴン・キング著)を紹介したのも「ケネディ」への執着があったからに他ならない。国際政治を研究していく上で、「ケネディ」という人物を知ることは極めて有意義だと考えているので、特にこの本には興味深かった。さらに、この本の中で明らかにされた記録は、「歴史への証言」となって後世に残されていくものだと思われる。
本の内容は… (正確を期すために、「本帯」より引用させていただいた)
ジョン・F・ケネディは大統領執務室と閣僚会議室に隠しマイクを取りつけた。さまざまな意見、戦略、戦術が対立し、白熱した空気の中、大統領としてどのように意思決定したか正確な記録を残すためである。その結果、録音時間265 時間というきわめて貴重な歴史的記録が残された。
大統領に選ばれたのは公民権運動をめぐる緊張がぎりぎりまで高まっていた時期であり、アメリカ国民は核戦争の不安におびえていた。迅速かつ前例のない行動をとるというジレンマに直面し、ケネディ大統領は閣僚メンバーや顧問官らと激烈な議論を戦わせていた。
ケネディ大統領就任50周年にあたり、ジョン・F・ケネディ大統領図書館と歴史家テッド・ウィドマーが協力して、貴重な記録の中から最も強力で重要な部分を丹念に選び出し、修復・リマスターしたうえで2枚組CD(約146分)にまとめたのが本書。しかも『LISTENING IN』に収録されているのは原稿を読んだテープではない。大統領と閣僚たちがホワイトハウスでの毎日の公務に取り組み、不確実で危険な時代に国家の舵取りをした様子を伝える、類のない内部記録である。
♧ ♧ ♧ ♧ ♧ ♧
不思議な絵画、美術の世界へ…
筆者は「絵画」自体にそれ程知識があるわけではないが、「絵画鑑賞」には拘りがある。そんな筆者の目にとまった本がある。小説なのだが、「絵画」への世界に入り込んでいく… 不思議な世界に迷い込んでしまったかのような感じのする一冊だ。「絵画」に興味のある方には勿論のこと、絵画を深く愛してやまない諸氏にも、十分な満足をもたらしてくれる内容だと思う。
日本では、この本は昨年11月に出版され、つい最近読み終えたばかり。海外では話題になっているようで「2013年スペイン国内フィクション部門の年間ベストセラー1位! ヨーロッパ、アメリカで話題沸騰 ! 」とのこと。
簡単な紹介… (本帯より)
「かつてこのような絵画の見方があっただろうか ? 絵を通して霊的世界へと誘う! 見事な手法と解釈で名画に隠されているメッセージを読み解く。
そして、驚くべき結末が待っていた……。「絵は霊的な世界への扉だといったのを覚えているか?」。約40点の名画を掲載!
プラド美術館長 ミゲル・スガサのお薦めの言葉もある…. (本帯より)
「ハビエル・シエラは『プラド美術館の師』を通じて、われわれの美術館が所蔵する絵画のひとつひとつに読者をいざない、それらが描かれた時代の背景と、作品を貫く思想とを、深く追求する目を養わせてくれる」
written by Seikoh-Udoku
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