6月から、普通車の高速道路料金上限が2000円になるということでほぼ決まりだそうですね。
近距離の利用者からしてみれば実質的な値上げとなるこの制度も、一日に10000円分とか狂ったような区間を狂ったように突っ走る私のような輩からすれば、1000円の頃とそれほど変わりはない。
いやむしろこの制度、平日も適用というから、平日利用も多い私からしてみれば実質的に値下げですよ。
今年は今まで以上に距離が延びるかもしれないなぁ・・・。
や、おまえエロマンガ島に転勤したんやなかったんかいという突っ込みは無しで。
そんな折に一つご報告なんですけど、実は先日の九州ツーリングの際に、遂に北の大地を除く46都府県に足跡を残し、全県制覇にリーチをかけて参りました。
あれ、何時の間にと思われる向きもいらっしゃるかもですけど、その解は既に
ココに提示済みなのです。
何か良く判らん真っ暗闇の風景。
実はココ、私が46番目に足を踏み入れた都府県である、「島根県」なのです。
実はコレ、島根県に2つしかないPAのうちの一つである中国自動車道朝倉PAで撮影したものなのです。
この為だけに、若干遠回りになってしまうことも厭わず、山口JCTから先も中国道を利用したのです。
いやいや、確かに私かて、こんなどこのPAでだって撮れる様な写真でお茶を濁すというのはちょっとインチキ臭いなぁと思ったりもしますけどね、行動指針の一つである「
経県マップ」にも「接地(降り立った)」なんて項目があるくらいですから。
ココは一つ、広い心で受け入れて頂きたい。
それにしても、中国自動車道の過疎っぷりは凄いですね。
車が全く走っていない。
順向は勿論、対向だって殆ど無い。
道路照明もあまりないし、舗装状態もあまり宜しくない。
おまけにSAにも車が停まっていないんですよ。
SAとか云ったら、最近は大抵24時間営業していて、深夜帯なんかだと長距離トラックとかがドコドコと駐車していたりするものじゃないですか。
そんな様子がビタイチ見られない。
SAはしっかり店じまいしており、自販機だけが施設を煌々と照らしている状況。
駐車場もガラガラで、隅の方にトラックがポツンポツンと2台くらいが停まっているとか、そんな程度なのです。
そんなSAでは、何だかあまりゆっくり休憩する気分にはなれませんでした。
静か過ぎて却って落ち着かないというのは、こういう状況を指して云うんだなぁと思いましたよ。
そして、島根に足跡を残すという目的を達した私は、結局広島北JCTから往来賑やかな山陽道に乗り換えてしまったんですけどね。
そんな裏事情はともかく、今回は遂に悲願である全県制覇-1まで漕ぎつけたことを記念し、私がこれまで走ってきた様々な道からコレは!と思える道を10本選び出してみることにしました。
題して、tongdeng道10選。
あまり役に立たないインプレもつけますので、ドライブの参考から寝酒のお供、果てはプリントアウトして風呂の焚き付けまで、適当に活用してやって下さいませ。
1.ビーナスライン(長野県)
コレを外して私のツーリングは語れませんね。
長野の高原を走りぬける、気持ちのいい草原スカイラインなのです。
天気が良いと、アルプスの山々から果ては富士山まで見通せるのがまたイイんですよね~。
最近はツーリングだけではなく、高原のトレッキングなんかも楽しんでます。
裏ビーナスラインとも云える美ヶ原高原線もセットで。
2.やまなみハイウェイ(大分県-熊本県)
昨春に初めて走り、そこですっかり魅了されてしまいました。
九重連山を望む快走路から、阿蘇の裾野の草原路まで、変化に富むツーリングロードが延々と続きます。
はっきり申し上げますと、私は草原というロケーションに滅法弱い。
草原を走る道というだけで既にK点超えの高ポイントなのです。
これまたミルクロードもセットで。
3.志賀草津道路(長野県-群馬県)
国道最高地点を通るスカイライン。
横手山から白根山に至る区間の尾根伝いの一本道が、最高に見晴らしがイイです。
まっすぐ南に下れば、草津温泉から浅間山、軽井沢と、著名な観光地も巡ることができます。
4.磐梯吾妻スカイライン(福島県)
火山帯特有の荒涼とした原野を抜けるスカイライン。
通行料に加え、浄土平では駐車料金までかかってしまうけど、それでももう一回行ってみたいなぁと思ってしまうくらい素晴らしいロケーションです。
それだけに、火山性ガスの所為で道中の写真撮影がままならないのが非常に残念ですね。
5.伊豆スカイライン(静岡県)
云わずと知れた、伊豆半島を縦断する代表的道路。
富士山を間近に望むことができる、好景観スカイラインです。
熱海峠から亀石峠までの区間がピークかな。
6.西伊豆スカイライン(静岡県)
裏伊豆スカイラインとでも云える道。
アクセスしにくい所為か車通りは何時行っても少なめですけど、道は素晴らしいです。
草原を抜けたその先に富士山が見えたりなんかすると(北行き限定)ホント感動しますね。
7.千里浜なぎさドライブウェイ(石川県)
日本で唯一(?)の砂浜のドライブウェイ。
当然ながら海がめちゃくちゃ近い。
車線もなく、何となく左側通行というフリーダムさもイイ。
走った後、洗車が必須になりますが、そんな労力も厭わない素晴らしさがありますね。
夕暮れ時なんかだと、ルパン3世のエンディング風な雰囲気が出るかも。
8.富士山麓(静岡県)
いやいや、コレは我ながら大雑把に括りすぎだろうと思う。
ただ、富士山が見えるとどんな道を走っていてもテンション上がりますからね。
そんな中で1本に絞るとしたら、それは国道469号。
裾野の演習場の中を抜ける草原路ですが、富士山と草原という私のツーリング2大欲求を満たしてくれるのがこの道なのです。
9.つまごいパノラマライン(群馬県)
浅間山を望むキャベツ畑の中を突っ切る広域農道。
分岐とかでブツ切れて判りにくいところもあるんですけど、それでも緑のキャベツ畑の中を走り抜けるのはかなり爽快です。
ちなみに、私のナビでは道が出ません。
10.せせらぎ街道(岐阜県)
吉田川のせせらぎ沿いに高山方面に抜ける快走路です。
景色も村落から峠と変化に富んでいて飽きません。
途中にある道の駅も充実しているし、日帰りツーリングにはもってこいの道ですね。
そんな感じでお送りしたtongdeng道10選、如何だったでしょうか。
ツーリング猛者とかいった称号のある方々からは、お前どんだけ道知らないんだとお叱りを受けてしまいそうですし、酷道険道のプロとかいった向きの方々からは、何と甘ちゃんなチョイスなのだと嘲りを頂きそうですし、ツーリング聖地でもある北の大地に渡ることがあれば、それこそ勢力図がガラリと変わるかもしれないですが、少なくとも現時点ではこの10本が私の選ぶ最高の道なのです。
そして今後も、上限2000円とか活用しつつ、新規開拓に努めたいと思っている次第です。