プレイステーション2のソフトに、「首都高バトル01」というタイトルがありまして、要は東京・大阪・名古屋の首都(都市)高速を、カリカリにチューニングした車で走りたくろう!という、コンセプトが極めてヤンマガ的なゲームなんですが、このゲーム、コースレイアウトを行うのにかなり綿密な測量を行ったとの事で、各高速がかなりリアルに再現されています。
そんなリアルさに釣られてクワッと買っちゃったのが3年くらい前。
当初は「何だよ、BLレガシィ無いじゃん!」と文句をたれてはいたものの、結局悪魔のようなインプを造り上げ、東京・大阪・名古屋のルーレット族を恐怖のドン底に叩き込んだ(?)のも随分懐かしい記憶です。
ところでこのゲーム、前述の通り分岐や背景がリアルに作りこまれている分、考えようによっては、本来のゲームの趣旨である「バトル」という部分を除いての擬似深ドラなんかも出来ちゃうわけなんですよ。
そんな訳で最近、やや埃の積もったそのソフトを引っ張り出し、つい先日走ったコースなどを検証しながら、フムフムなるほど、そう云えばこうなっていたのかと勝手に納得していたり・・・(^^ゞ
しかし、さすがにゲームとしての限界もあるわけで、あくまで再現されているのは都市高速のみであり、ジャンクションを越えて他の高速や一般道(一部除く)には行く事が出来ないんですね。
そこで考えた訳ですよ。
谷町ジャンクションから先もリアルに造りこみ、用賀を越えて名古屋ICまで接続する「首都高バトル incluted 東名高速」
テク不要、延々1時間半くらい、ひたすら直線番長を要求される奇跡のゲームです。
類似品で「incluted 中央道」なんてのもアリ。
そのまま長野道で北陸の方まで行っちゃったり・・・。
ウハ~、これはジャスト且つ覿面に一部マニアにしか売れないですね(苦笑
・・・例によって前置き長めですが、あまり放置しているとそろそろ旅してきたこと自体が追憶の日々に埋もれていきそうな「自分探しの旅」の完結篇です。
k1さんとサシで痛飲した八王子狂乱の夜から一夜明けた3日目、この日の目的はズバリ、「名古屋に帰還」なんですが、「八王子ICから東名に乗りました」ではあまりにも面白味がありません。
そこで例によって、下道ベタ足ツアーを敢行な訳です。
だったら冒頭で訳の判らないゲームの提案するなよ、と軽く一人ツッコミですよ(苦笑
行程としては、R413道志みちを通って富士山に至り、その後清水で寿司を食べ、それからは行けるところまでR1バイパスを乗り継いでいこうというもの。
確実に日付は変わりますね。
道志みちは、k1さんも深ドラでよく使っているという道。
深ドラで使うくらいなので、それなりに人里近くの道かと思っていたんですが、実はワインディングもあれば、降雪等による通行止めゲートもあるしっかりした山道でした。
そして道中にある某酒屋さんにおいて、k1さん御用達の瓶コーラも無事ゲットです。
別段、コンビニで売っているペットボトルのコーラと何が変わるという訳でもないのに、何故か美味しく感じられるのが不思議ですよね。
一種のプラシボー的なものなのか、それともガラスとコーラが奏でる絶妙なハーモニーがそこに存在するのか・・・。
とりあえず、道志の山中で出会った瓶コーラは、一種の天然モノ的な輝きを放っていたのでした。
そんな瓶コーラをしっかり堪能したあと、次は富士山麓の「パインズパーク」を目指します。
ココは以前にも紹介した事がある場所ですが、私の中で富士山と切り離す事の出来ない思い出の場所なんですね。
富士山を間近に望める松並木があるだけの公園なんですが・・・。
この日は残念な事に、雲がかかっていて肝心の富士山を見ることが出来ませんでしたが、日差しが強くなかった分、松林の散策を楽しむ事ができました。
それにしても、富士山麓の松林を一人で散策とは、一体何処のおじいちゃんなのだと云った趣ですね(苦笑
それは城ヶ島の時も云えた事なんですけど。
そしてこの旅の締めくくりとなったのが富士山5合目です。
雲を突き抜ければもしかすると山頂が拝めるかも・・・と思って行ってみたのですが、コチラも残念ながら、雲の上に雲がかかっており、結局山頂を拝む事は叶いませんでした。
ただ、素晴らしい雲海を望む事ができたので、コレはコレで良しかなぁと。
ド平日の、しかもイマイチパッとしない天気の下、富士山の五合目まで駆け上がってくる物好きな観光客は当然の如く疎らでしたが、みんな一同に見事な雲海にぼんやりと見惚れているような風でした。
下から見上げる雲と上から見下ろす雲、構成要素は一緒ですし、逆立ちしてみれば一緒のことなのかもですが、見下ろす雲には不思議な神々しさと人を惹きつける魅力が発生するのが何とも面白いものだなぁと思ってしまいましたよ。
こうして、富士山5合目においての日没をもって、今回の旅は終了を迎えたのでした。
全行程で2000キロ近くに及んだ「自分探しの旅」。
このような企画を立ち上げないと、二度と訪れる事もないような場所もあっただけに、記憶にぽっかり空いた穴を補填するという点で、とても意味があったなぁと思います。
そして実は、この旅で紹介した場所の後にもちょこちょこっと移動をしていたりするのですが、そこらへんは今の生活に直結する部分でもあるので、どうしても知りたいという方はリアルにあった時にでも・・・。
そんな奇特な方、居るかどうかも微妙ですけどね。
今回の走行距離:1216キロ/累計:1948キロ(完結)
フォトギャラリーもアップしましたので、宜しければどうぞ。
自分探しの旅(完結篇)