ひさびさの試乗

ＮＥＷパンダの４×４です。

友人のイタ車が入院することになったのでディーラーに同行。
ディーラーの駐車場にたたずむ愛らしい姿にハートがチクリ。

むちゃんこカワイイです！
とくに後斜めから見た際のゆるく弧を描くルーフラインのアーチ
と、プラスチック地むき出しのフェンダーアーチが、
４×４化に伴う車高アップ具合とあいまって、なんともいえない
愛嬌を醸し出しています。１０円積んだらウィリー出来そう。

ＮＥＷパンダが発表されたときには、
その普通すぎるフロントマスクに随分がっかりしたものですが、
４×４版においては、コミカルな車風（特にフェンダー）が
普通っぽいフロントマスクに爽やかな凄みを加えている感じが
します。

と、見た目の印象は人それぞれなのでさておき、
ボロ１０６との比較記を開始。

とにかくエンジンが静かです。最近の車はみんなこうらしい。
いやはや時代は進んでいるな、うちの１０６はドノーマルなのに
深夜のエンジン始動は結構気になるかんね。
ファンが回ったらホントにうるさい。

乗ったのは左ハンドルの５ＭＴ仕様。
１０６と同じだから違和感なし。気を使わくてええね。
フランス車に比べてシフトポジションがハンドルに近くてグー。
ハンドルのチルトまで付いている、羨ましい限りだ。

座るときのシートの高さが自分の座高にちょうどよいのも○。
１０６は座るときに腰に負担がかかる気がするな。ウチのだけ？

ベーシックカーなのにバニティミラーが助手席にも
ついているのはお国柄なのかな？非常に○です。
日本の軽自動車にはついてないのも多いからね。

カップホルダーも当然付いている。これは真剣に羨ましい。
もし次の車を買うならばカップホルダーが付いた車がいいな。

で、走る。
アップダウンの激しいツイスティな試乗コースを走るとさすがに
車高アップによるロールの大きさを感じるが、
ハンドリングもなかなかスムース。
でも、いちばんの感激はミッションのスムーズ感だな。
坂道ではモアパワーを願ってしまう場面がちょいちょい
あったけど、
それは１０６の感覚でシフトを切り替えてしまうためであって、
もっと高回転でギアをつないでいけば全然問題なさそうな感じ。

１ケ月くらいこの車貸してくんないかな？
せっかくの４×４の威力も試してみたいし。
ジムニー乗りの友人が通う、「男坂」と呼ばれる激坂で
通用するものかどうか？

それにしてもファンな車だ。
速くないのにどーして楽しい？
イタ車ってのはまったくもって不思議な車です。
気にいるときは大抵、実車を見て一目惚れするパターンが多い。
「超保守」なＡ型の山羊座という星に生まれた自分を、
幸と見るか不幸と見るべきか…。
この日入院したイタ車に乗る友人は、
入院した車を買った当時、一目惚れして
速攻ハンコを押していたんだっけ。
さすがＢ型の獅子座、判断が早い。

この愛くるしいコロッとした姿。
しばらく脳裏から離れなさそうです、悶々。