楽器を通じて。

東京にいたころの話。
その前はドラムが自分ひとりだけというのもあり2つのバンドを掛け持ちもしていました。
今までやってきた自分のドラムが必要とされ夢中になって叩いていました。

そのメンバーがいなくなり存在はしていたものの実質自分ひとり状態だったバンド。
このまま消滅か？
そう思いつつも地下倉庫でひとりドラムを叩いていた。

そんなある日ドラムの音につられギタリストの後輩2人が現れた。
ギター2人ドラム1人の変則バンドながらライブも行った。


その後輩と久しぶりに話をした。
後輩の後輩たちが繋がり今ではバッティングしないよう予約表まであるらしい。
信じられないな～。

ひとりだからと楽器に触れていなかったら。
上達しないからと楽器に向き合っていなかったら。
そもそも楽器をやっていなかったら。
彼らにも出会うことはなかったでしょう。
今の彼らの集まりもなかったかもしれません。

自分のドラムが今の彼らに繋がっているようです。
うーん、嬉しいな。

ドラムという楽器をやっててよかったと本当に思いました。


明日その後輩達の最後のライブだそうです。
楽しんでおいでと伝えておきましたが見に行きたかったな。