本日はアウディのディーラーに行きました(´∀`*)
担当から新型のA8乗ったことなかったっすよね?今週いっぱい来てるんで気が向いたら是非!ということで行ってまいりました(`・ω・´)
駐車場に行ってびっくり、そこにいたのはA8ではなくS8なのでした(´Д`;)
それではまず写真をどうぞ!!
フロントはMC前よりも大人しくなったものの、マトリックスフルLEDヘッドライトの採用で目つきはかなりすごいことになってますwww
リアもフロント同様、ちょっと大人しい感じになりましたね。
タイヤ&ホイールは21インチ35タイヤという途方もないものですw
室内はアウディのフラッグシップにふさわしい質感を持っていて、試乗車はS8専用内装色です(*゚▽゚*)
メーターもS8専用の320km/hメーターです((((;゚Д゚))))
センターコンソールなどは本カーボンパネルが使われていて、シフトレバーもレーシーな雰囲気です。
リアシートもロングモデルと比べると手狭な印象ですがそれでもフルサイズなのでショートのS8でもゆったりと足を投げ出して座れます。
現行S8は4リッターV8直噴ツインターボエンジンで、最高出力520psを5,800-6,400回転で、最大トルク66.3kgmを1,700-5,500回転で発生させ続けるという途方もないパワーの持ち主です(´Д`;)
でも最近のアウディSはその有り余る性能をこれ見よがしにアピールしてくることはありません。
最初はドライブセレクターを標準で走りましたが、520psあるバケモノとは思えないくらい穏やかなクルマなのです。
動き出しもA6やA7のような軽快な感じではなく、ちょっとノロっと出るA8の感じを踏襲したものです。
標準やコンフォートではアクセルレスポンスも随分のんびりしたものなので、ちょっと強めに踏んでみてもパワフルであるけどとても520psとは思えない穏やかさを残しているのです。
穏やかでも、1700回転から66.3kgmという怒涛のトルクの立ち上がりを見せてくれますので、モタつき感はないものです。
ギアも回転数を押さえ込んで省燃費走行をするように心がける制御なので、巡航に入れば1100回転回るかどうかというところまで回転を落とします。
その近辺では3速以上での走行ならシリンダーオンデマンド機構が作動して気筒休止走行に入り、V4エンジンになります。
4気筒になると振動やフィーリングの変化が心配ですが、このS8は8気筒走行時と全く変わらぬフィーリングを実現できています。
というのも気筒休止とは言え、ホントにシリンダーを止めているだけではなくシリンダーは動いてるもののガソリン噴射をしていないだけなので、振動を打ち消すといったことが可能です。
そして音も今の静かになってしまったアウディSで、しかも巡航時にしか休止しないので遮音で完全に聞こえない領域でしか気筒休止しないのでホントに分からないですww
MC前と比べて進化したな..と思ったのが気筒休止状態から強めにアクセルを踏み込んで加速体制に入る時です。
MC前では8気筒復帰時に段付き感があったというか、明らかに何かが変わった感があるのがわかったのですが、MC後のものはその辺りの制御がしっかりしているので4気筒モードで踏み込んで即座に加速...なんてシーンでも不自然さは一切感じさせなくなっているのが好印象でした。
街中域では発進でちょっと踏んで後は足を載せておくだけ...って感じです(´Д`;)
ライバルのS63よりは控えめとは言っても、4リッターツインターボで回転から66.3kgmという鬼トルク...
パワーというよりもトルクに押されるような力強さですね。
全身全域超トルクフルと言わんばかりで、トルクの塊といってもいいほどです(*゚▽゚*)
どの回転域でも、踏み込んだ瞬間に無限に溢れ出てくるように加速していきます。
でもスロットルレスポンスが穏やかなので、そこまで扱いにくいだとかパワーがありすぎて怖いといったことはないですね。
低回転から物凄い滑らかなフィーリングで、MC前よりも滑らかになってない?と思うほどです(*゚▽゚*)
MC前は全排気量モデルに乗ったことがありますが、やはりW12モデルだけは別格だった...V8モデルもかなりスムースな吹けでしたが自然吸気W12を知ってしまうと物足りない...とどうしても思いがちでした。
でも今回のハイチューンド仕様のV8ツインターボはV8の中でもトップクラスの滑らかさであり、過給エンジンとは思えないフィーリングで6.3リッターW12のそれに近いものでした。
ベントレーコンチネンタルGT V8と基本は共通となるエンジンだけあって、そういったところはかなり気合入ってるのかな...と思いますね。
でもS8用のはベントレーよりも断然パワフルで100ps増しというある意味贅沢過ぎるものですヽ(*´∀`)ノ
ここまでスムースなのはラグジュアリーサルーンとしては方向性として間違っちゃいません。
でもアウディSとしてはどうなのかな...?と思ってしまうんですよねぇ...
正直、日常域では静か過ぎてノーマルのA8 4.0TFSIとの差がわかりづらいというのが現行Sならではの悩みどころですねぇ...
たしかに排気音はA8 4.0Tクワトロよりも凄みの効いたものではありますが、先代のランボルギーニ製5.2リッターV10FSIと比べると明らかに物足りないですね...
でもダイナミックモードに入れると、A8ベースでもアウディSのフラッグシップ...
その今までのおとなしい感じからは想像つかない程の性格に変わります(´Д`;)
今まで余裕として使っていた有り余るパワーを戦闘力に見事に変えてしまうのです...
まずスロットルレスポンスがかなり鋭いものになり、標準モードの感覚で踏むと一気にドゥロロ!!!とV8特有のドスの効いた重低音とともに物凄い加速をします((((;゚Д゚))))
ギアもRSモデルほどではありませんが、2500~3000回転までは変速しないようになります。
このエンジンは2500~のパワーの立ち上がりが特に凄いものでダイナミックではちょっとしたアクセル操作にも間髪入れずに反応して、パワーが凄まじいものなので街中...というか高速でもここまでの性能は要らない...と思うくらい過剰なパワフルさなのです(((゜Д゜;)))
AMGのSモードでももうちょっと加減しているのにな...と思うほどですww
R8V10の高回転パワーで回すというよりも、7リッタークラスの大きなトルクの塊が動くようなもので、大きなものがドドドっと動くような迫力があります。
そして、トルク感が非常に強いものの4リッターとライバルのメルセデスS63やBMWアルピナB7よりも排気量が小さいせいか、スポーツエンジンらしいというか高回転までかなり軽快に回るのが特徴です。
車になれたのでフル加速も試みました。
ゼロ発進では、もちろんダイナミックモードでギアは自動変速のSレンジで行きました。
ローンチ機能はないので、ストール気味で発信させましたがブレーキを離した瞬間にクワトロ特有のトラクションを一切逃がさない、地面に引っ付いてドッカ~ン!!といくあの感覚です。
S8は過激すぎる速さで、ゼロから520psをフルで叩きつけてくるので一瞬でシートにメリ込み、脳みそが加速Gで後ろに追いやられるようなふわん...とした感覚までも来てしまうのです(´Д`;)
スピードメーターもあまりの衝撃ではっきりと見られていませんでしたが、タコメーターよりも勢いづいてどんどん速度を乗せていっていました((((;゚Д゚))))
最近乗った同じ出力位の車ではM6グランクーペに乗りましたが、あっちはハイパワーFRのDSCで無理やり押さえ込んでグリップを安定させるので一瞬の猶予があるというか、だんだん出力が全開になる感じですがこれは踏み込んだ瞬間にいきなりフルパワーで来るので加速Gに体が追いつかないというものなのです(´Д`;)
アクセルを踏んで怖い...と感じたのは久々です...
ターボS登場前の「世界最速サルーンのパナメーラターボよりも速い」と言われた実力は本物であり、こんな巨体を0-100km/h 4.0秒で加速させる性能に偽りないものです。
中間加速も踏み込んだ瞬間に520psのフルパワーを叩きつけてくるので、異次元の加速感であり加速ではなくワープです。
あまりの強烈すぎる加速力でおもわずアクセルを戻したくなるものです(((゜Д゜;)))
車重2トンクラスを自由自在に、空を飛ぶように加速させるこのエンジンの実力は凄まじいものです。
上でのパワーの落ち込みもほとんどないので、アイドリングからレッドゾーンまで何処からでも来い!!と言わんばかりの幅広いトルクバンドでアクセルを踏めば何処からでもR8も真っ青の超絶的な加速が襲いかかってくるのです(´Д`;)
おそらく、中間加速ではよほどの高速域でない限りではR8のV10モデルと並ぶかそれ以上の加速を叩きつけてきます((((;゚Д゚))))
しかしS8でこの加速なので、これよりも40psパワーが上乗せされた新型RS6アヴァントの実力は計り知れないものです...
この車には8速ティプトロニックが組み合わせられます。
これの420ps仕様を搭載するS6/S7は7速Sトロの組み合わせですが、S8はトルコンとの組み合わせです。
トルコンを使ってるのはパワーとの兼ね合いと、A8ベースという車両の性格上との事です。
トルコンといっても、さすがにSモデルのはひと味違います。
ティプトロニック最新世代の8速ステップ変速モード付きのコレはトルコンATとは思ってはいけないくらいレスポンスに特化したミッションです。
レスポンスが完全にSトロニックに匹敵するものなのです!!
滑らすのは発進時と減速の極低速時のみでその他の領域ではロックアップなので、ほぼ常時直結ギアなので僅かなアクセル操作にも間髪入れずに反応してくれます。
8速もあるので、Dレンジでまったり走るときは変速してることに気がつかないくらい丁寧にこまめに変速していくので超スムーズに流せますヽ(*´∀`)ノ
エンジンとの相性もいいのか、忙しなさなども全く感じませんね。
驚いたのがSレンジに入れて高回転、低いギア維持のモードに入れた時でした。
ロックアップ領域と、スロットルレスポンスがさらに鋭くなるので完全にSトロニック並みのレスポンスを実現させてしまているのですヽ(´Д`;)ノ
正直言うと、S6やRS4のスポーツセッティング用のSトロよりもコッチのほうがシフトスピードが速いとさえ思えてしまうものです...
やはり8速ならではのレスポンスと言えるものなのでしょうね。
乗り心地に関しては流石アウディのフラッグシップ!といえる超上質な脚です(*゚▽゚*)
この車はアダプティプサスという電制エアサスが組み込まれています。
これの制御がとんでもなく良くて、硬くはないけどふわつきも全く感じない、全開加速をくれてやっても決して浮き上がることのないサスなのです...
試乗車は21インチの35タイヤが標準で履かされていますが、ノーマルのA8同様まったく雑な感じがしないのです!!!
MC前のS8も相当なしなやかさの持ち主でしたが不整地路に入ると、さすがに辛抱たまらず僅かにゴツゴツする感覚があったというかA8では出てこないザラザラする感じというものがありましたが、今回のMCではA8自体に脚の変更がありましてS8も例外ではなく、特にリア周りボディ剛性の強化やサスのセッティング変更を受けた恩恵で、そのわずかながら落ち着きを失っていた印象が全て消えたのでした(*゚▽゚*)
新型のメルセデスSロングのマジックボディコントロールの様な路面の凹凸をすべて完全にシャットアウト...ではないですが、これ以上ないラグジュアリーな脚には惚れちゃいますね(*゚▽゚*)
NVH性能も上げられたということで、ロードノイズもかなり抑え込まれていてMC前の6.3W12クワトロ並の静けさも保てているのが好印象です。
高速道路では思わず眠くなるほど快適そのものの脚ですw
でも、6.3リッターのW12ロングと比べると、やはりショートホイールベースである事、サスの設定が違うことによる硬い感じというのはありますね。
その代わり、俊敏な動きを得意とするのはこちらの方です。
おそらくはこのS8、ノーマルのA8 4.0T以上、A8L 6.3W12クワトロ未満といった感じでしょうね。
でもスポーティな制御はシリーズ随一という立ち位置です。
ワインディングに持ち込むと、これは一体何なんだ!!wwといい意味で言えるものでした。
車の大きさと、動きの素直さや俊敏さが全く合わない...
ハンドルを切ると間髪入れずにクルマが向きを変えてくれ、更にアクセルオンでコーナーに飛び込んでもアウトに膨らむどころか強烈な旋回Gとともに内側をドンドン刺していく様なもので、切り返しもビシッと筋の通ったハッキリとしたフィーリングであり安心して攻められる...というものですヽ(´▽`)/
この車はアウディクワトロシステム最新世代となるクラウンギアセンターデファレンシャル式のクワトロシステムとなっていて、基本前後40:60ですが路面状況に応じて前後70:30から30:70まで無段階に可変制御するものです。
S8はさらにスポーツリアデファレンシャルも組み込まれていて、後輪左右間でも駆動力分配させるという現行クワトロシステムの中でも最高峰のシステムが奢られています。
それにより、異次元の走りもできるということです。
それに加え、S8はフルアルミボディなので車重自体も車格からすれば軽い部類に入ります。
ハイブリッド複合ボディのS6と比べてもほとんど重量に違いがないというほど軽量化もされているので、このクラスのメルセデスS63とかBMWアルピナB7と比べて圧倒的に軽快なフィーリングを見せてくれますヽ(´▽`)/
実際にS63も電制バリバリの脚+駆動システムでかなり頑張ってはいますが、S8は軽さもプラスされているのでこちらのほうが更に一枚上手です。
一番鳥肌ものなのが、コーナリング出口で敢えてアクセルを踏んでアンダーを誘発するような走り方をした時です。
こんな巨体のセダンが、アクセルを踏んで曲がっても一切アンダーを出さない...
むしろ若干カウンターを当ててやるぞ位の勢いでイン側に巻き込もうとする挙動を見せます。
でもクワトロがかなりいい塩梅に落とし込んでくれるので、弱オーバーステア気味でグイグイ曲げていくのです((((;゚Д゚))))
4輪が圧倒的なグリップを見せて気持ち滑らせようかどうかという所で留めるので安定して立ち上がりが滅茶苦茶速いのです(´Д`;)
試乗から帰ってくるまでにMC版新型S8の魅力に思いっきりやられました(*´д`*)
MCによって意外と印象が変わったところも多々あって、外見以上に主に乗り心地関連では魅力を大幅に高めているというのが全体的な感想です。
そしてアウディ Sはやっぱり滅茶苦茶速い!!!
大人しくなってしまったけれど、本気を出せば第一線級の走りをこんな大柄なA8でも見せてくれるのですから流石です(´∀`*)
こうなると、更に過激になるRS6とRS7も気になります!
この新型S8は機会があったらぜひ乗ってみてほしいです(´∀`*)
メルセデスSクラスAMGはもちろん、アルピナB7とかジャガーXJスーパースポーツといったフルサイズハイパーサルーンの中でも異質なまでに走りに特化したこの印象は驚くこと間違いなしです!!