救急搬送！ (Vol.249)

４月７日
２１：３０
ショールームで事務仕事をしていると、営業Ｍがチラシ配りから帰ってきました。しかし、しきりに「頭が痛い」とうなっています。顔色も蒼白といった感じです。かなりつらそうです。
症状を聞くと・・・

①右目の奥が痛い
②頭の右半分だけが激烈に痛い
③右目だけ涙が出る

医者で貰った痛み止め（偏頭痛用）をいつもの２倍飲んでもイマイチ効かないようです。

２２：００
見かねたＡ課長が救急車を手配。
数分で救急車が到着しました。
車内でいろいろと質問を受けたあと、市のはずれにある救急病院へ搬送することが決まりました。
救急車には患者であるＭとＡ課長を乗せて、ワシはアクシスで後を追うことになりました。
Ａ課長はボスに、ワシは鬼工場長と事務のＹ嬢に連絡を入れる。
さすが救急車！信号で止まらないので、すぐに引き離されてしまいました。ワシも車線を右、左と変えながら後を追います。久しぶりに熱い足利をしました。

２３：３０
通常、その救急病院までは４０～５０分かかるのに、この時は３０分弱で到着しました。
Ｍはすでに処置室に運ばれていました。Ａ課長と話をしていると、ナース（これがポニーテールでかわいいんだなぁ）がＭの携帯電話を持ってきて「患者さんが彼女に連絡をして欲しいとのことです」と伝言。
Ａ課長はＭの実家へ、ワシはＭの彼女へ連絡をするとこになりました。（Ｍは彼女と同棲中）
Ｍの携帯電話から彼女へダイヤルをする。名前ぐらいしか知らないので何かドキドキします。
でも、びっくりするだろうな、Ｍだと思って出たら知らない男の声がするなんて。
彼女が出る。相手に不信感を抱かせないようにするために、普段は使わない役職名を使う。最初は「ハァ？」って感じの彼女もしばらくするとことの重大さに気が付いたようだ。とりあえず、救急搬送されたこと、現在処置室で診察を受けていること、結果が出たら再度こちらから連絡をすること、今夜は実家に帰ることを伝える。

２４：００（０：００）
処置室から出てきません。Ａ課長と「ひょっとすると、長い夜になるかもな」と外でタバコを吸いながら話をする。
この間にも２台の救急車が到着する。

０：１５
ロビーでＭが出てくるのを待つ。

０：２０
Ｍが処置室から歩いて出てくる。どうやら危急のような状態ではないようだ。当初はＡ課長と「頭だけにヤバイかもな」などと思っていた。
しかし、病名はわからないままのようだ。
クスリを処方してもらい、病院を出ることにする。
ボス、鬼工場長、Ｙ嬢にとりあえず無事であることを報告する。
実家と彼女にはＭ自身から連絡をさせる。

１：００
ショールーム到着。
Ｍは彼女のマンション（高速道路を使って４０分ぐらい）へ戻ると言い出したが、Ａ課長とワシで「馬鹿者！こんな時ぐらい実家に帰れ！親に心配かけるな」と一喝。
ワシらも帰ることに。
しかし、ワシはチラシがごっそり残っているのでチラシ配りをして帰ることに。

３：００
チラシを撒いて帰宅。
ノートＰＣを立ち上げて、メールをチェックをしたついでに、Ｍの頭痛について調査をする。
調べているうちに「群発性頭痛」に遭遇しました。
症例からするとまさに「ＢＩＮＧＯ！」です。

４：００
やっと風呂が沸く。

４：３０
ようやく布団にＩＮ


で、今日。
ボス宛てにＭから電話が入る。
病名は「群発性頭痛」でした。
ＢＩＮＧＯ！
事務のＹ嬢は「●●さんの言った通りだぁ！」と不思議そうでした。

でもこれだけ周りから心配されるとういうのはイイことだと思います。
昨日もＡ課長と話をしている時に「自分が死んだら、一体何人が本当に悲しんでくれるだろうか？」という話題が出ました。

ワシが死んだら、愛しの知子ちゃんも悲しんでくれるかなぁ？
そんなことをふと思いました。