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二本目の作業です。


三本目。


パイプに数字が書いてありますが、これは各パイプの長さをミリで表しています。全体を80センチにする為です。３本の全長が等しくなるようにレイアウトを実際の無限製と照らし合わせて仮TIGして行きます。


完成したフロントバンク部


リアバンク側も同じ様に作業開始です。


リアバングは車体に取り付けると、ロッドのBビームに干渉する可能性があるので、長さに注意します。


もう少し。

以前製作したエキマニ（お粗末版）を基に、フランジの出入り口部分の位置関係を治具を作って固定します。


一応これで固定治具完成。


パイプベンダーは友人の会社にある機械を借りて数種類製作して切り貼りして作ることにしました。流石に一人で製作するには効率が悪いので手伝ってもらいましたが、基本的には自分で出来る範囲は自分で製作します。


数種類曲げて準備しておきます。適当に曲げているように見えますがある程度は寸法を出しています。曲げを失敗したパイプもありますけど、機械操作の経験があまり無いんで・・・（笑）


まず、無限のエキマニを見ながら、配管の取り回しをイメージして実際にその通りに配管して行きます。画像に写っているのはGT-ONEやKSPなどの超有名メーカー製エキマニです。参考画像としてプリントアウトしています。


後は集合部までを80センチに保ちながら、いかに3本を無限製のように配置していくか？です。以前製作したフランジを固定します。触媒側のフランジは市販品を使用します。


まず一本目の仮配管が終わりました。

等長のメリットは数多くのサイトで説明されていますので割愛させていただきますが、基本的に等長はいい音を出す為には必須アイテムだという事です。

各方面で絶大な支持を得ている無限のエキマニなんですが、この音が最高！みたいな事をネットで度々拝見するので画像を見ながら検討する事にしました。


パイプ径や配管取り回し、集合部のデザインなど、ウンチクは全然素人の僕には分りません。なので模造が僕の目標になります。この無限のエキマニの画像をネットで拾い、大きさや長さをパソコンを使って解析していきます。


あるサイトにはパイプの長さは80センチで集合部はなだらかに集合させる・・・みたいな事が載っていましたが、なるほど無限のエキマニも全長が80センチ位です。内部の集合部分の溶接は大変でした。



集合部分は片バンク３本の集合になり、なるべく角度は付けない様にしたいのですが、触媒部分との距離が問題で、80センチを維持しつつ、なだらかな集合部を作るにはかなりの職人技が要ります。特に集合した内側にTIG溶接はかなりの困難。


GACCHOも5セットほど作りましたが全て失敗。苦労しました。CAD上での計算では角度は15.5度で丁度いい塩梅になるのですが、如何せん内部のTIGが出来ない！そこで内側の溶接を達成する為にあえて外部を大きく切り、追加溶接で作る事で成功しました。っていうか成功って言うのかも不明ですが、僕に出来る方法はこれしかありませんでした。普通のTIGしか無いのでトーチ部分がネックになりました。4本の集合なら楽なんですけどね。

ゴールデンレトリバーの「もも」です。メスで三歳です。ももはドライブが大好き。車酔いも一切せず、ずーっと乗っていられます。たまにNSXで一緒にドライブに行くんですが、流石に爆音仕様なので、困った顔をするんです（汗；）でも、NSXが大好きみたいですね。

いやー、本当は若いおねえちゃんを横に乗せてドライブしたい・・・とか書くとこれを見た奥様にボコられるのでやめますが、いずれにせよ、こんな爆音、私しか乗らないので、勝手な妄想ですね（笑）

自作マフラーなど、色々と作って楽しんでいるGACCHOですが、基はと言えばフェラーリです。
以前、高速道路で快音を奏でながら思いっきりかっ飛んで私を抜き去って下さったV8エンジンのF355。あの音に魅せられてしまいました。

ま、本来であればこの時点で僕もフェラーリを買うべきだったのでしょうが、そんなお金は何処にも無く、色々と排気系の自作パーツを製作して少しでもあの音を手に入れるべく思考錯誤の日々が始まったのです。

NSXはV6エンジンです。なのでV8エンジンとは素性が違いますので、あの音は出ません。しかし悔しいじゃないですかぁ。・・・って思う人達が多いのか、市販品では高音をアピールしたマフラーが販売されています。

NSXはV6エンジンの60度バンクが多い車の中で90度という角度を採用しています、そのためにクランクシャフトのクランクピンを30度オフセットし等間隔爆発を実現しています。しかし折角そういうエンジンの性能をスポイルさせる純正エキマニ。え？何これ？トラクターのエキマニ？って思わず言っちゃいました（笑い）その位お粗末な仕上げです。やはり綺麗な音を出す為には等長でないとダメと思ったワケです。

でも等長エキマニって高いですよねー。ホイって買える値段じゃありませんよ、あなた・・・って事で自作に挑戦です。もちろん各メーカーは性能やら試験やらでお金を注ぎ込んでいますので、その価値は確かなものでしょうけど、僕は僕でやってみたいと思います。

まずフランジ部分の製作です。ミーリングを借りて自分で削り出していきます。


穴を開けていきます。CNCじゃないので、手でプロファイルをなぞって行きながら削ります。


こんな感じ。ガスケットに突起物があるので、それを避ける様な形にします。


あ、そうそう、こんな感じです。下にあるガスケット部分の突起物見えますか？


ちょっと磨いて完成！