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カクシカおじさん(プレミオおじさん)のブログ一覧

2014年07月07日 イイね!

最新ハードによる Windows 8.1 パソコン製作記(組立編)

最新ハードによる Windows 8.1 パソコン製作記(組立編)    ≪プロローグ≫
私が初めてパソコンにかかわったのが、
  今からちょうど10年前の2004年。

当時はまだ何も分からなかったため、
  詳しい人に聞きながら、カスタマイズした
  DELL Dimension 8400 という機種を買いました。

出来るだけ高性能に、ということで
  Pentium 4 520(3.2GB)のCPU、
  メモリーは当時出始めのDDR2-400の512MB×2
  最新の925X Express チップセットの構成でした。



 そして、当時最新の19インチモニター&バースピーカーをともに購入して、アナログのS-VHSビデオとアナログレコードとカセットテープから、私には全く未知だったデジタルによるビデオキャブチャーと音楽編集をやり始めました。

 その悪戦奮闘記を取り上げるともう長くなるのでここでは省略いたしますが、とにかくもフリーズしたりしながら自然に使いこなせるまでには1年ほど要したのではないか、と思います。

    
     (ハードがかなりカスタマイズできた DELL Dimension 8400 のパソコン)




 ところがパソコンのハードの進歩はとても早く、2004年当時最新だったパソコンも5年後の2009年に入るとソフトは重たくなるわ、ウィルス対策ソフトも重くなるはで、処理速度がだんだんと遅くなり、その結果フリーズもしやすくなる、といったこともあり、当時最新のパソコンを作りました。



(インテルのCore 2 Quad Q9650のCPUと、ギガバイトのEP45-UD3Rのマザー)




 それからさらに5年ほど経った現在(2014年)、永らく使い続けることの出来たWindows XP のOS、とうとうこれのサポートが切れ、さらにはマイクロソフトの戦略なのか、マザーボードに搭載されるチップセットのドライバーのWindows XP分が提供されなくなったせいで、新しいOSでのパソコンを作らざろう得なくなってきました。

 新しいWindows 7や 8 のOSの出来が良ければなんら躊躇することなく乗り換えるのですが、殿様商売的になってしまったマイクロソフト、あまりにもタブレットに主眼を置いた商品戦略のせいで、旧来のXPに比べてディスクトップパソコンからでは本当に使いにくく、しかもエアロのような要らない装飾も付けすぎで、マイコンピーター画面やファイルフォルダーの表示が見難くて、今でも本当に難儀していますよ。


  (タッチパネルやタブレットならいいが、
       旧来のマウス&キーボードでは使いづらいWindows 8.1のディスクトップ画面)


 タブレット主体のディスクトップのこの画面、時代の趨勢もあるのでもちろん否定はしませんが、マウスとキーボード主体の旧来パソコンの利用者向けに、XPのように不要な装飾なしで、見やすく操作しやすいディスクトップ画面モードやフォルダー表示モードも作っておくべきでしたね。コントロールパネル内でXP風表示モードもやろうと思えばできるはずです。

 やはりアメリカ人の作ったソフトだから、そういうようなきめ細やかな配慮がないのでしょうね。


   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 さて前置きはここまでとして、ここからはハードウエアーの製作編にはいっていきます。

 ちなみに前回のパソコン製作時はまだみんカラはやっていなかったので、ブログなどするとはつゆにも思わず製作時の写真などは撮っていなかったので、今回はブログ化を念頭に写真も撮っておきました。ただホワイトバランス等の色合わせ等は非常に面倒なので、大雑把にしか合わせておりませんが。

 なお各ハードウェアーやソフトウェアー(アプリ)の個々の詳しい説明は、このブログ内には書ききれないため、当ページの「その他 その他」のパーツレビュー内にて、すでに詳しく取り上げましたので、このブログからはそこへ行くリンクを貼りますので、ご興味のある方はぜひ見てくださいね。




まずパソコンの心臓部にあたるCPU(Central Processing Unitの略で、中央演算処理装置)ですが、
今回は出たばかりのIntel(インテル) Core i7-4790K(4.0GHz)をチョイス。
    詳しくは こちら です。


 Core i7-4790Kです。一般向けではインテル初となる定格での動作周波数4.0GHzです。
 ちなみにコードネームは “デビルズ キャニオン” と言うそうです。


 

上の写真は室内で撮影したためCPUが光っているので、CPUの表面の写真は拝借しました。  

           (Core i7-4790K本体 表面 : PC Watchより)


       
                  (こちらの写真はCPUの裏面、つまり電極側になります)





初の定格での動作周波数を4.0GHz(ターボブースト時は4.4GHz)にするために、
旧来のものと比べて、接着剤を変更しコンデンサーを増強しました、とかの英文での説明文。




    (旧来のCore i7-4790? と 新Core i7-4790Kの電極部分の拡大写真)




 そしてこの最新CPUを受け持つ相棒となるマザーボードがこれ、
 GIGABYTE(ギガバイト) GA-Z97X-Gaming7 です。詳しい説明は こちら です。

  まず外箱を含むマザーボードの内容物一式です。




    マザーボード全体の写真です。



          新しい規格となるM.2(エム ツー)スロットが装着されています。
             規格対応されたむき出しのSSDなら、ここに装着するだけでOKとなります。
          ややこしい接続コード等は一切不要なのですが、まだ対応製品が少なく
             今回は旧来の2.5インチサイズのSSDをチョイスしました。
       



 そして一番最初の仕事は、マザーボードにCPUを装着することです。
 この黒色の保護カバーの真下にCPUを装着していきます。
 



 でもこれがなんともまあ、失敗が許されない一発勝負の作業 のため、
 パソコンの組み立てで最も緊張する瞬間です。

  その理由がこれ、 なんとマザーボードのソケットに、
  1150本ものごく小さな電極ピンがいっぱい並んでいます。

  ちなみにこのマザーボードでは耐久性向上のため、
  すべての電極ピンに金メッキがほどこされているそうですよ。



       ただ使用したカメラの性質と室内での撮影条件から開放絞りで撮ったため鮮明でなくて、
       CPUソケットのピン部分の拡大写真は借用で。
       
    もしCPUをこのソケットにはめ損なって極小の電極ピン部分に落としてしまいますと、
    マザーボードは使えず即修理行きか、あるいは修理価格によっては破棄することになります。



  ちなみに昔のCPUは、CPUの裏面に剣山のようにたくさんのピンが並んでいました。

(この手のCPUは過去すぎて私の手元には無かったため、写真はPC Watchより借用しました)

   AMDは今も剣山タイプのCPUを販売していますね。



その針山のような、たくさんのCPUピンを受けるマザーボードのソケットはこんな風になっています。
このソケットタイプのパソコンは所持していないため、こちらの写真も借用しました。




    ・今のインテルのように、CPUにはまっ平らな電極のみで
        それを受けるマザーボード側にたくさんのピンが並んでいるタイプ、
    ・昔のインテルや今のAMDのように、
        旧来のままCPUにたくさんの針山のような電極ピンが並び、      
        ソケットにたくさんの穴が開いているほうがいいのか、

それぞれ一長一短がありどちらがいいのか一概にはいえませんが、

マザーボードにピンがあるほうは、はめ込みさえ失敗しなければトラブルはなさそうですが、CPUを運悪くソケットの中へ落とすとマザーは使い物にならなくなりますね。逆に旧来の方式では、マザーのソケットの破損はあまり起らなそうですが(ゼロではないが)、CPUのピンを曲げてしまうトラブルが発生するときがありますね。

まあ普通には、CPUのほうが高価でマザーボードのほうが安いのでインテルのLGAタイプのほうが良さげですが、さてどうなのでしょう。



  
  ともあれ 非常に非常に~ 慎重に慎重に~ 作業をし、
 CPUの取り付け向きを幾度にも確認して! 無事装着完了です。


   やれやれ、これでやっとほ~っと一息です。




 次は純正のCPUクーラーの装着です。 純正のCPUクーラーもピン装着となっています。

 また純正CPUクーラーの裏面にはあらかじめグリスが塗られているが、今回は無水エタノールでそれを綺麗に落として一度脱脂し、手持ちのダイヤモンドグリスをCPU側の殻にまんべんなく塗ってからCPUクーラーを装着。


 今回使用したグリス、
 通電性があるので殻(ヒートスプレッター)からは、はみ出さないように注意しました。



  あとCPU装着によって不要になったソケット保護カバー、

修理の際にはこのプラカバーがないと受け付けてもらえないので、
いらなくなったこの保護カバーは 捨てずに! 大切にとっておきましょう。


   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 無事CPUとCPUクーラーの装着が終わると、次にメモリーの取り付けをします。


 パソコンのメモリー、ひと昔前までは “ノーブランド品” と呼ばれるメーカー保障無しの、購入店によるわずかな保障期間のバラ売りのものと、 “リテール品” と呼ばれる箱入りのメーカー保障品のものとの販売価格差は5~10倍くらいもあり、リテール品は敷居が高く、ノーブランド品メモリーもよく売られていたようです。

     (簡易包装形態のバルク品HDDとメモリー : ウィキペディアより)


 私は(物理)メモリーはハードディスク(以後略して、HDD)と違って、パソコン製作時に一度買って装着するとCPU・マザーボードと一蓮托生で、まず買い換えることが無いので高くても不良品の少ないリテール品ばかりを買ってきました。

 ウィンドウズ(OS)のインストールが失敗する原因の一つに、メモリーの不良があり=正確にはメモリーアドレスの不良やエラーなど、メモリーに不具合があるとインストールが失敗するが、その原因がなかなか分かりにくいため、無用なトラブルを避ける意味でもモジュール検査がしっかりしている保障付きのリテールメモリーばかりを使ってきました。

現在はリテール品でも相対的に安くなったため、リテール品を使う人も多くなっているのだろうと思います。



 今回選択したメモリーはこちら、
 Team Group(チーム)のモジュール Eliteメモリー DDR3-1600 8GB×2 をチョイス。
       詳細については こちら です。

米国チームメモリー、今回これを購入するまで、このモジュールメーカーの名は全く知りませんでした。簡易包装に近い形態ながら、このエリートメモリーは永久保障だそうです。


 使用チップは韓国のハイニックスの物を使っていました。




本当はこれ↓ 最初はブッファローのリテールメモリー、D3U1600-8Gを2個買おうとしたけれど、店頭ではほとんど割引もなくあまりにも高くて購入は断念しました。しかしなぜかネット購入では、簡易包装形態になるのだが半額ぐらいで買えるみたいです。

卸価格が全く違うのか、あるいは検査レベルが違うのでしょうか?

でももしPCトラブルが起こるとやっかいなので、私はCPU・マザーボード・メモリーの3点セットは必ず同じ所から買うようにしています。もし別々の所から買うとトラブルや不良品があったときに、どこが悪いか見極めが難しいからです。




ともあれ、前置きが長くなりましたが無事にCPUを装着したあと、メモリーの装着へと移ります。

CPUもほかの物でもそうですが、もちろん電極部分に触って油脂分をつけてしまったら接触不良等の原因にもなるので注意して作業をします。特に冬場は静電気が発生しやすく、それによって電子部品を破損しやすいので作業時の服装にも注意が必要です。


以上の注意点を踏まえながら、切りかきがあるので取り付け方向と差し込むチャンネル(スロット)に注意しながらメモリーをマザーボードに差し込んでいきます。

装着完了です。光量の不足する室内で撮影したため20分の1秒というスローシャッターで撮影。
手持ちでの撮影のため、少し手ぶれしDP1メリルらしからぬ写真となっちぁいました。

なお上写真の右端に写っています真っ赤な押しボタンは、テスト用に使う電源スイッチです。


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マザーボードの組み立てが終わったあと、
次に下準備として、PCケースに電源とかケースファン・バックパネルを取り付けておきます。
この作業を省略してもチェックはできますが不用意な破損を防ぐために私は先に下準備をしています。    まあ先にしておいてもいいのですが。



まずなにも装着されていない、一昔前のATX規格のパソコンケース アイネックス OCS-02A
詳しくは こちら です(すでに販売終了品)。




この空ケースにまず今回用意した電源シーソニック SS-750KM3を装着。 5年保障の電源です。

電源が暴走するとHDDを破壊するかもしれず被害が甚大なので、パソコン部品の中で格段に故障率の高い電源ユニットはケチらずしっかりしたものをいつもチョイス。

 過電圧保護 過電流保護 は重要です
 ちなみに私は静音より耐久性重視なのでファン停止モードは選択しません。

なおこの製品、5年保障だが二次側のコンデンサーがすべて日本製ではなく、一部韓国製?の固体型コンデンサーが入っているようです。出力をもう100W落としてこれのもう一つ上のグレードの電源を、すべてのコンデンサーが日本製のものをチョイスしておけば良かったです。

今回チョイスしたギガバイトのマザーボードが、すべて日本ケミコン製の特注の固体型コンデンサー採用とのことなので、それに比べちょっと配慮が足らなかったようです。ちなみに5年前に作ったパソコンのギガバイトのマザーも稼働時間も長いのに、今も安定して動いていますね。




次にケース前面と背面にあるケースファンと、マザーボードのバックパネルの取り付け。
ケースファンは四六時中使用することから、故障が少なく信頼性の高い山洋電気のものを選択。



       



マザーボードをPCケース内に組み込んでしまうと入れにくくなる内蔵HDDやSSDなども、先に組み込んでおきました。ついでにブルーレイディスクドライブも、USB3.0カードリーダも、ザルマンの消費電力計も組み込みが必要なものは、すべてこの時点で先に装着しました。

今までのウィンドウズXP(32Bit)ではOSの制約上、1個あたりのHDD容量は2.0TBまででしたが、今回は64bit のOSを使うことがすでに決定しているので、ウエスタンデジタル社のNAS用HDDの3.0TBのものを、インチネジを使って3個あらかじめ組み込んでおきます。



  ・SeaSonic(オウルテック)電源  SS-750KM3            詳しくはこちらで

  ・山洋電気(オウルテック)送風排出ファン  San Ace 120      詳しくはこちらで

  ・Western Digital(ウエスタン デジタル)HDD
     WD20EFRX(2TB)&WD30EFRX(3TB)
            詳しくはこちらで

  ・Intel(インテル)  SSD530 240GB                   詳しくはこちらで

  ・PIONEER(パイオニア)  BDドライブ BDR-209XJBK/WS    詳しくはこちらで

  ・Owltech(オウルテック)  USB3.0 カードリーダー OWL-CR6U3   詳しくはこちらで




それからいまどきのマザーボードにはUSB3.0専用のソケットがあるので、これもマザー装着前にケースへと固定。ただしマザーとの接続はOSインストール後におこないますが、専用ソケットの接続の向きは間違えやすいので注意を要します。


        合わせてパソコン用のファンコントローラー&消費電力計もあらかじめ取り付け
       


 5インチベイにはザルマンの消費電力計(現在はほぼ品切れ)が、
 3.5インチベイにはUSB3.0対応のカードスロットと前面端子が装着されました。

私が使っているこのケースはひと昔前の物なので、たとえ1個でもUSB3.0の接続端子があるのはうれしい限りですね。またこの消費電力の53WはOSインストール時だったと記憶しています。ほとんどなにもまだ接続していないので消費電力、非常に少ないです。



ただしパーツレビューでも触れましたが(このZM-MFC3の製品パーツレビュは こちら )、
このザルマンの消費電力計、外部との接続には普通のUSB2.0のオス・メスソケットをそのまま使っていまして、ここに間違えて他の機器を挿してしまうと大変なことになるので、下写真のように物理的に接続できないよう厳重に封印しました。

リアルタイム表示の消費電力計&ファンコントローラーというコンセプト自体は良かったのだが、
このあたりの緻密さの無さ・配慮の無さがが韓国製品なのでしょうか。




次に2台のパソコンでデータのやりとりをしたり、3.5HDインチHDDを差し替えたりするために買った、ノバックのはい~るKITを2基取り付け。2台のS-ATAの3.5インチHDDが裸のまま差し替えできます。また私はあえて送風ファンのない製品をチョイス。骨組だけなのでケースの排熱が良ければ問題ないかと。詳しくは こちら です。



       
       これで2台の3.5インチHDDがここへ挿せますね。
       ただし私の場合ここへ挿すHDDは互換性の問題から2.0TB以内のものにしています。


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 これでPCケースへの主な装着が終わり、普通はマザーボードをPCケースへと組み込んでいくのですが、私はこの時点でマザーボードが正常に動作するかテストすることにしています。

 より具体的に言えばBIOS(バイオス)が起動するか、パソコンケースに組み込む前に必ず確認します。いまどきのCPUはCPU自体にグラフィック機能が搭載されているので、昔のようにこの時点でビデオカードを取り付けなくても大丈夫です。

 でも高速なCPUをチョイスする人ならば、普通は内蔵グラフィックなど使わずに別にビデオカードを買って取り付ける人が大半だと思うので、中途半端な性能の内蔵グラフィックなどは搭載せずに、その分コア数を増やすか、より高速なCPUにして欲しい、というのがユーザーの本音なのではないでしょうか。




それで起動テストさせるマザーボードを、↓写真のようにマザーの空箱の上へ製品を包んでいた大きな帯電防止袋の上にマザーボードを置いて、24Pのメイン電源ケーブルとCPU用の8Pケーブルを差込み、さらに背面ケースファンのコードも差込み、そしてモニターのDVIケーブルをマザーボードに差し込みます。

    【ご注意】
ここで間違えて、ビデオカード用の8Pケーブルを挿さないようしてください!



このマザーボードは電源スイッチのケーブルを取り付けなくても、上写真のメモリー取付け画面の右側に写っています、テスト用電源ボタンを押せば電源が投入できるようになっています。

  とりあえず無事起動し、バイオス画面が出ましたのでOKとなりました。

  たまにCPUクーラーとかが浮いて装着されていたりするので目視チェックも含め、
     トラブル防止も含めて最小構成での起動テストは大切です。




無事起動したのを確認したあと、いったんケーブル類を全て取り外してケースにマザーボードを固定していきます。それからマザーボードの取り付け穴の位置をよく確認しながら、真鍮製の六角のスペーサーねじをケースへ装着します。

     ここでも違う位置へこの真鍮製のスペーサを取り付けるとショートしマザー破損となるので、
     よくよく位置を確認してからマザーボードを取り付けします。
  
     今回はこの補助ナットドライバーを使用。他に使い道はなさそうですが。
    


 これでようやくマザーボードをPCケースに取り付けて、パソコンらしくなってきました。
 




 そして、
 マザーボードをパソコンケースへ取り付けた後、バイオスの設定とともに私が必ずするのが

   “ Mentest 86 ” という昔からあるメモリーテストです


 いまどきのOSにはメモリーテストも出来るのだが、今回はオニューの部品ばかりなうえ、もし不具合があれば早めに購入店へ持参する必要があるのと、メモリーアドレスにもしエラーがあるとOSのインストールに失敗することもあるので、不用意なトラブルを避ける意味でも確実にテストします。

 しかも今回は、我がパソコンでは前代未門の16GBという大きなメモリーを搭載するのでなおさらです。 1回や2回程度のメモリーテストの繰り返しではアドレス不良が発見出来ないというので、何回も何回も繰り返しやらせます。しかもこの夏時期に連続稼動させて、ハードがフリーズしないのかも合わせてチェックします。

 ウィンドウズXPの時代には、AHCIドライバーをインストールするためだけにフロッピーをAドライブとして搭載していたので、フロッピーディスクでメンテスト86を起動していましたが、ウィンドウズ 7 や 8 の時代では、もうフロッピーディスクは使わないのでCDブート出来るよう、あらかじめ起動用CDを作成しておきます。



 ということで、どれぐらい時間がかかるか全く分からないので、
 就寝前にテストをやり始め、翌日の仕事からの帰宅まで15時間以上連続稼動させました。 

     メンテスト起動直後のモニター画面


     連続稼動15時間43分後のモニター画面
 


 15時間43分以上メンテストをやり続けた結果、9クールやっていましたが、ただの1箇所もメモリーエラーは発見されず安堵しました。

 しかし16GBという大きなメモリー容量では、連続15時間以上かかっても9回しか全アドレスがチェックできなかったのですね。あとパソコンもメンテスト中にフリーズすることも無かったので良しとします。


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 そしてメモリーもエラーが無かったということで、ここからはBIOS(バイオス)またはUEFI(ユー イー エフ アイ)を設定していきますが、とりあえずOSのインストール時は最小の構成でいきますので、インストールに必要なBDドライブ(DVDドライブ)とSSDのみ結線をして、起動させバイオスを設定。

 このあたりはもうソフト関係なので、続編のインストール編で取り上げます。


グラフィックはCPU内蔵のものでも、ビデオカードをスロットに挿しておいてもどちらでもいいと思いますが、私はじゃまくさいのでスロットに挿してからOSのインストールに入りました。



  (ASUS(エイスース)  ビデオカード GTX760-DCMOC-2GD5の外箱と本体)

これのパーツレビューは こちら
詳しくはリンク先に書きましたがDisplay Port 端子付きで、CUDA対応で、しかも配線がしやすいようにカード全長の短いのを探せばこの製品しか見つけられず、ゲームなどしないのにもかかわらず、かなり立派なものをチョイス。たまたまツクモで特売セールをやっていて2万円半ばでゲット。

ただし全長こそは短いですが、掲載写真では8pinは挿していませんが、端子が一つ設けられているので忘れずにビデオカード用電源を挿しておきましょう。



このビデオカード、とりあえず装着しPCI Express×16スロットへ固定。
2スロット分は占有するが全長は17cmしかないので、HDDへの配線と交錯せずに済みました。




ビデオカードと同時に用意した、
CREATIVE(クリエイティブ)のサウンドカード Sound Blaster ZxR (詳しくは こちら )、
記憶が飛んでいてあやふやなのですが、バイオスではオンボードサウンドにしたままで、じゃまくさいからあらかじめマザーボードにカードを挿し固定してからOSをインストールしたのではないか、と思います。

が、無用なトラブル防止の意味も含めて、本当はOSとチップセットドライバーのインストール後に、バイオスでオンボードサウンドを無効にしたうえで、改めてカードを挿してからカード専用のドライバーのインストールしたほうが無難な気がします。



             2枚のサウンドカードをとりあえず挿しました。
       



   拡張カードを全て挿したあとの、我がパソコンの背面部分です。




   同じく拡張カードを全て挿したあとの、我がパソコンの内部です。
   パソコンケースの底にある黒い物体は、ザルマンの電力計測器のセンサーです。


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 これでとりあえずハードウエアーの組み立ては終了し、
 次の「インストール編」では、
 バイオスの設定+OS+チップセットドライバー&各種ドライバー+プログラム(アプリ)を、
                                         インストールしていきます。 

                                    次へ続きます
 
Posted at 2014/09/16 00:36:56 | コメント(1) | トラックバック(0) | パソコン/カーナビ | パソコン/インターネット
2013年06月02日 イイね!

パソコンのOS用ハードディスク(HDD)が破損、最新SSDへと乗り換えです

パソコンのOS用ハードディスク(HDD)が破損、最新SSDへと乗り換えです
もうだいぶん日にちが経ってしまったのだけど、

今年2013年の2月初頭、
以前から時々起動に失敗していた自作パソコン、
とうとうOS用ドライブが不調になったのか
  全く起動しなくなり、
  みんカラもできなくなりました。



 なお今回のブログは、お車の話題も旅行の話題も全くなく、難解な?パソコンの設定やバックアップのお話が主体で、しかも専門用語も多数登場したりするので、ご興味のない方は読み飛ばしてくださいね


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        《プロローグ》
 私が最初にパソコンを買ったのは2004年頃で、その購入の理由がもうS-VHSのビデオデッキとかカセットデッキが廃れてきて、機材の購入と維持が出来なくなってきたためです。

 現在も我が家のS-VHSビデオデッキやカセットデッキはまだ健在ですが、たまに稼動させて維持させているだけで、過去のアナログのデジタル化の送出機として活用しています。


 爆発的人気を誇ったWindows 95や98の頃は、つまり1990年代はまだまだパソコンのハードの性能は低く、当時全盛だったS-VHSデッキやカセットデッキ、もしくはDATデッキの代わりになるほどのものではなかったし、パソコンの販売価格も超高価な代物で、ものめずらしさで買うものではなかったですね。


(ウィキペディアに掲載のS-VHSビデオデッキ,後日自宅のデッキ写真に差替え予定)


 その状況が一変したのが2000年代に入ってから登場したWindows XP & ペンティアム4の頃で、この頃になるとパソコンでCDやDVDが普通に焼けるようになり、動画編集や音声の波形編集も専用のソフト・ハードを用意すれば、家庭用のパソコンでもこれら編集もできるようになりました。


 そこで思い切って、当時最新のパソコンを買ってテレビ録画と音楽編集をする決意をし、アナログからデジタルへと乗り換えることにしました(DATは元々からデジタル録音機でしたが)。

 ただ当時パソコンの知識がゼロの私、職場の同僚の中の詳しい人に教えてもらいながら、付属ソフト(バンドルソフト)の少ない、ハードがカスタマイズできるデルのパソコンを購入することにしました。それでも購入価格は19インチの液晶モニター込みで30万ぐらいもしました。

 購入したのはデメンション8400という機種で、これは現在非常用の予備機としていちおう手元に置いていますが、もう古いので動作が遅くほとんど電源も入れることもなくなりました。


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 でもそのうちパソコンが使いこなせてくるようになると、やはりメーカー製のパソコンでは拡張性に限界があり、今から3年半前の2009年の終わりごろ当時最新のパソコンを自作しました。

 以前のブログ、「自宅パソコンの構成」にて、この自作パソコンをご紹介したことがありましたが(そのブログはこちら)、当時まだSSDは信頼性に乏しくしかも高価だったので、OS駆動用も含めてすべてHDD(ハードディスク)で構成しました。

 そしてCドライブ専用のOS駆動用には、
 ウェスタンデジタルから出ている、下写真のようなラプターという名の10000rpmという高速回転のHDD(ハードディスク)を選択しました。

  (1万回転の高速2.5インチディスクを採用したHDD WD3000GLFS)


 そしてうわさにたがわず、この最新の高密度記録&高速回転のHDDをWindows XP の起動用に使ったおかげで、OS起動はかなり早く起動時間は1分以内でした。

 この高速回転のHDD、垂直記録を採用した製品なので2.5インチディスクにもかかわらず容量は300GBもありますが、OS起動専用として使うので100GBだけフォーマットし、他は未使用の空き領域としていました。

 で、毎日毎日長時間パソコンを使用し、みんカラをやるようになってからは、さらにブログの文面作成とか撮影写真の現像とかでずっとパソコンを使いぱなしでしたが、それでも3年ほどは何のトラブルもなく使えていました。
 


 最初はマザーボード(ギガバイトのEP45-UD3R)が、起動時にCドライブを時々認識しないだけでしたが、徐々にその頻度が上昇、ついには何回再起動させても認識しなくなり、2013年の2月にはとうとう沈黙。ウィンドウズをクリーンインストールしてもダメなので、もうラプターHDDのCドライブの使用を断念。

 やはり10000回転の高速HDDを使用頻度の高いCドライブで使うと、エアーフローが十分な我が自作パソコンでも丸3年しか持たなかったです。

 またその何ヶ月か前にはファンが2つも付いていたオウルテックの高級電源のM12の700Wの電源も破損。パソコンが突然動かなくなりました。しっかりした電源だったためなのか、保護回路は働いたようで? HDDとかに異常電圧はかかることはなくデータ自体は守られました。 
     
        (エアーフローが良好だった、オウルテックのSS-700HM電源)


 パソコンのハードの故障は、いちばん多いのが電源ユニット?、次にハードディスク(HDD)?といったところでしょうか。


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 すでに予備機になっている最初に買ったデルのパソコン、現在となっては超遅くもう重たい作業には使えないので、お亡くなりになったラプターHDDの代わりに、パソコン屋にSSDを即買いに行きました。そして選んだのがタイトル写真のこれ、インテル製の330シリーズのSSDです。



 タイトル写真の外箱の中身を出すと、この上写真のように3.5インチ用のマウントが取り付けられたSSDが付属品とともに入っています。よってパソコンケースのHDDマウントにポン付けしました。

 実際に買ったのは容量が60GBのSSDでしたが、本当はCドライブ専用として余裕のある120GBの物を買おうとしました。ところがお店の定員さんが「Windows XP では、SSDは認識しないかもしれないよ……」と言われ、今のところXP以降のOSを持ち合わせていない私は、とりあえず不安になり最安・最小の60GBのものをチョイス。
 
 SSDをインテル製にしたのは自作のマイパソコンが、インテルのCPU Q9650 と P45+ICH10R のチップセットで組んであったので、同じインテル製とし極力トラブルを避けたいための選択です。



 そしてそれに合わせて何年かぶりにデータ用のHDDも買おうとしたのだけど、
 ディスクの回転速度の低い=発熱の少ない、下写真右側のウエスタンデジタルの2TB(TBはテラバイトの略、1TB=1000GB)のHDDをチョイスしようとすると、


 (左側が旧来からのフォーマットのHDD、右側が新しいAFTフォーマット採用のHDD)


   「HDDも、この2年ほどの間にフォーマット形式が変わってしまい、
   現在はアドバンスト・フォーマット(Advanced Format Technology、略してAFT)になっていて、
   旧来のXPでも使えないことはないが、速度が大幅に落ちるよ…
           旧来のフォーマットの分は500GBならあるが……」 

  と、これもパソコンパーツ屋の定員に言われたが、今更500GBなんて小さなものはいらないし、
  とりあえずなんとかなるさ~っ、


 SSD、XPのOSで動かなければ超重たいシグマのデジカメ専用RAW現像ソフトの作業領域か、新OS導入までちと間寝かしておけばいいやと、データ用の2TBHDDは少しぐらい遅くてもいいと、思い切ってSSDと2TBのHDDを買って帰りました。
 
 HDDはより大容量の2.5TBや3.0TBのも売ってあったが、Windows XP ではOSの仕様で2TB弱までしか使えないので、今回は2.0TBを選択せざろうせませんでした。


 そういえば大昔のXPが出始めの頃、ビックドライブ問題というのがあり、137GBを超えるHDDは使えませんでしたね。
 XPのSP1a、もしくはXP SP2が出て(SPはサービスパックの略)、このビックドライブ問題は解決しましたが(それでも2.0TB弱まで)、XPのいちばん最初のインストールディスク所有の方がOSの再インストールをするときには、未だに要注意です。


   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 さて、ここからが今回のブログの本題になるのですが、Windows XP、2001年の10~11月に登場して12年が経ち、来年2014年 4月 8日をもってマイクロソフトのサポートが終了することとなっています。

 ところが世の中、そこらじゅうにXPのパソコンがあるし、OSのサポートが終了といっても、今まで使ってきたアプリや付属機器のドライバーはどうなるのか? これが提供されなければおいそれと新OSに乗り換えることができないですよね。


 で、我輩は当面まだXPを使いつつ、年内に新OS用のパソコンを1台作らざろう得なさそうですが、とりあえず今回は新たにCドライブ用にSSDを買ってきて、安全を期してネットからパソコンを完全に遮断してから、HDDからSSDへとCドライブのハードを変更したので、手間隙がかかりますがOSをクリーンインストールすることにしました。


     (2009年末に初自作した、現在メインのパソコン  2012年の7月撮影)


 私はこういうときのために、データ用に5台搭載しているHDDのひとつに、昔OS用に使用していた2007年から使っている76GBのHDDがあり、これはプラッターが1枚なので発熱は超少なく、HDDの診断ソフトでも劣化が見られないこのHDDに、

     シリアルATA(略してS-ATA)用のドライバー
     チップセットを含む各種ドライバー
     ソフトのアップデータ・アプリ本体・解凍ソフト
     ウィルス対策ソフトの本体(プログラム)
     ユーザー辞書やメールアドレス・年賀状ソフトの住所データ
     お気に入りデータなど、

クリーンインストールに必要なすべての物をバックアップとして保管してあります。


 あとあらかじめマイクロソフトから、Windows XP SP3のパッチをダウンロードしたCD-ROMを作成しておきます。ダウンロードよりCD-ROMからの直接インストールの方が圧倒的に速いです。

 その理由はSP3の適用データはデータサイズが大きくて、サイトからダウンロードしてパッチを適用するのに非常に時間がかかるのと、ダウンロードとパッチ適用中にウイルスにやられる危険性があるので(筆者はこれに一度やられて再度OSのクリーンインストールをし直したことがある)、あらかじめCD-ROMを作成しておいて、ネットに接続することなくSP3まで一挙にアップグレードするためです。


   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 そして上写真のマイパソコンの4台並んだHDDのいちばん上の故障したHDDを取り外して、インテル330シリーズのSSDへと取り替えます。この製品には3.5インチ用マウンターが付属しているのですぐに差し替えが完了。S-ATAケーブルと電源ケーブルはそのまま流用できます。

 あわせて500GBのHDDも抜き取って、新たに買った2TBのHDDへと差し替えました。ついでにハソコンケース内もきれいに掃除、放熱の妨げとなるゴミはきれいに吹き飛ばしました。


 そしてOSのクリーンインストールを開始、新作のパソコンならまず最小の構成で起動させ、バイオスの設定やら、mentest86+でメモリー空間の異常がないか十分チェックしてからOSインストールに入るが、今回は取り替えたSSD以外はそのまま流用するのでハードのテストは省略。念のためデータ用HDDへの接続ケーブルはすべて取り外しておきます。

 旧来のXPなので、インストール開始直後に表示が下部に出た時点でF6キーを連打して、しばらくしてS-ATAのドライバーを要求された時点で、あらかじめ用意してあるS-ATAのドライバーが入ったフロッピーを挿入、必要なドライバー(マイパソコンはRAID構成ではないので、普通のICH10RのS-ATAを選択)を読み込ませてから、インストールを続行。

       
      (フロッピー搭載の自作パソコン 現在はフロッピーのみ取り付け)

 SSDは激速なのであっという間にOSインストール完了ですが、XPはこのS-ATAのドライバーを別途読ませるためだけに、すでに過去のものとなったフロッピディスクを必要とします。まあ、ちょっとしたデータ保管には便利ですが。

 ちなみにこの上写真はフロッピーディスク兼カードリーダを取り付けていますが、現在はUSB3.0の外付けカードリーダーを別途取り付けたので(理由はシグマDP1メリル購入ブログに記載)、現在は普通のフロッピー専用の物に戻しています。ここまでなら事は簡単ですね。



 それから立て続けにSP3へとアップグレードをし、ここからが一番時間も手間隙も取られ、しかもやっかいなドライバーやアプリの適用となります。

 まず始めにチップセット(マザーボード)のドライバーを各種必要分だけ選択し適用していきます。
 次にビデオカードのドライバー、その次にサウンドカードのドライバーを適用しますが、もちろんバイオスでオンボードのサウンド機能はオフにしておきます。これで最低限の機能は使えるようになります。


   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 ここまで来た時点で、Cドライブを丸ごとバックアップして不慮のトラブルに対処できるようにしようと思いましたが、今まで使ってきたこの手のソフトは、もう何年も前に買った 「Image Backup 7」 という、MBR(マスター ブート レコード)も含む、Cドライブも含めてイメージファイル形式でも保存できるソフトです。

 昔買ったデルパソコンなら付属CDからパソコンを起動させて、別途HDD保存してあるCドライブのイメージから10分ほどで元に戻せたのですが、構成の新しい自作パソコンでは古いImage Backup 7だと、付属CD起動からの読み込みはHDDが認識せず、Windows XPの起動上からでは何とかといったレベルでした。


 これではいざというときに役立たないので、近くの電器店に最新のハードに対応したバックアップツールを買いに行ったところ、唯一AOSの「ファイナル丸ごとバックアップ 5」というソフトのみが1個だけ置いてあって4000円台だったので、とりあえず購入して使ってみることにしました。
     
 ところがこのソフトをインストールし起動させようとしてもソフトが起動しないのです。


 実は今回、マザーボードのドライバーをインストール後のここからの処理が大変だったのですが、なぜこのソフトが起動しないのかなかなか分からなかったんです。

 ハードも簡単な構成だし、ソフトもまだほとんど入っていない状態なので、トラブルが起こりそうにはなさそうなのですが、仕事からの帰宅後いろいろとやってみたけど解決せず、ここで2~3日はとうに過ぎました。


 仕方ないのでいったんネットに繋ぎ、ソフトメーカーのホームページにあるトラブルシューティングをくまなくチェックすると、参考になる記事を発見。FAQの項目の中に「起動時にフリーズする」という項目がありこれを読むと、

   “ Intel ハードディスクコントロールドライバーに古いものが使われています。
              ドライバーをアップデートしてください。
    (例)インテル® ラピッド・ストレージ・テクノロジー ドライバーを
              インストールして再起動してください。 ”  ……との記載が。

 ああ、HDD関連のドライバーが古いんだ……との事で、

 念のためマザーボードのメーカーサイトへ行き、最新のラピッド・ストレージ・テクノロジー ドライバーを入手し保存。このドライバーを ディスクトップ上で実行し アップデートすると、やっとこのバックアップソフトが無事起動。これらは仕事終了後に取り組んだのでここまでで1週間近くが経過しちゃいました。



 さらに次に出てきたトラブルですが、デバイスマネージャーをチェックしていた時に、USBコントローラーのところで黄色のマークが。まだ何か不具合があるようです。よく見ると 「CP2102 USB to UART Bridge Controller」 との表示が。

 これもいろいろ調べてやっと 「CP210x_VCP_Win2K_XP_S2K3」 を導入し、黄色の?マークが消えました。USBドライバー関連がちゃんとインストールされていなかったのでしょうか??

 これでやっとトラブルが解決したので、念のためネットを切断してからもう一度初めからクリーンインストールし直おすことに。OSインストール後に再び最小限のドライバーをインストールして、例のラピッド・ストレージ・テクノロジー ドライバーなども適用しました。




 それから私自身のカスタマイズを行います。このカスタマイズはレジストリーを触ったりしているのであくまで自己責任で。

     ・Windows XP の内蔵時計の時刻合わせの設定を変更します
         なぜか604800秒/1回=7日間に一回だけ合わせるという途方もない初期設定を、
         レジストリーを触って10800秒/1回程度の時刻合わせに短縮
     ・時刻の合わせ先(同期先)を、time.windows.com. から、日本の ntp.nict.jp へと変更

     ・タスクバーの時刻表示を標準のものから、「T Clock Light」(下写真)という
      年月日と秒まで表示するフリーソフトへ変更。これはスタートアップへと登録
      

     ・反応しないソフトを自動終了するようにレジストリーを変更

     ・自動デフラグをしないようレジストリーを修正
         これは私は パーフェクトディスク 7.0 という専用のデフラグソフトを導入していて、
            このソフトはXP標準のデフラグソフトとは違って、
         使用頻度の少ないファイルから順番に隙間なく並べていく優れものソフトです
            ファイルの断片化を極力防げるようになっています

     ・さらにファイルの断片化を防ぐため、ページリングファイルのサイズの固定化をします
         ページリングファイルを0MBにしてもいいのだけど、
            ソフトによっては物理メモリーが十分でも
            ページリングファイルが必要な時もあるので、
         我がPCの場合では、4GBの物理メモリーに対し、
            最小と最大とも、どちらも2048MB(2GB)になるよう設定します

     ・リソースのヒープ領域を、
         レジストリー値を変更して元の3072Kバイトから512Kバイトほど追加拡大します

     ・次にOutlook Expressで勝手に改行してしまったり改行が無視されるのを、
         設定を変更し勝手に改行しないように設定(Quoted Rrintable)

     ・アイコンサイズの変更
     ・「ハードウェアーの安全な取り外しアイコン」をディスクトップ上に作成
     ・英数キーを直接押すと全角英数が入力できるように設定を変更
     ・ディスクアクセス状態通知プログラム DiskState を、スタートアップに登録
    

 このようなカスタマイズをしてから
 ファイナル丸ごとバックアップ 5 を使ってイメージ形式のバックアップを作成、
 試しに付属CDでPCを起動させてCドライブを戻してみましたところうまく行きました。

 バックアップイメージ戻すのに所要時間もわずか5分ぐらいだったと記憶しています。



 無事Cドライブのバックアップ作成とイメージの復活が出来るようになったのを確認してから、次にプリンターやスキャナーのドライバー、キャプチャカードのドライバー、その他もろもろのドライバーを適用、ユーザー辞書、メールアドレス設定なども行いここで2度目のバックアップを作成。

 それから各ソフトを必要分インストール。動作確認もしました。
 ここでいったんネットに繋ぎWindows XP や オフィスソフトの残るアップデートを行い、
    ここで3度目のバックアップ。


 ここまできてやっとあらかじめダウンロードしておいたウイルス対策ソフトをインストール。
 これはもし将来ウイルス対策ソフトを変更することがあった際、トラブルが発生して解決不能になった場合、いつでも元の状態に戻せるよう配慮しておきました。もちろんパックアップファイルにウイルスが無いのはチェック済みです。

 ウイルス対策ソフト、アンインストール時に残骸が残り意外とトラブルになるので、ウイルス対策ソフト導入直前にいつでも戻せるようにしました。


   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 これでなんとかパソコンが元通り復旧し、復旧用のバックアップのイメージもいくつかの種類を作成したので、やっと一安心かと思われたが、もうひとつ新たな問題が。

 このブログの冒頭に触れた
 SSDと2TBのHDDのAFTフォーマットの件が片付いていなかった…orz


 このままXPばかりでHDDを使い続けるなら、4Kバイトの書き込み・読み込みが遅いだけで済むかもしれませんが、将来別のOS搭載のパソコンで写真データの受け渡しをしたりする際にトラブルが発生しないか不安になったのと、XP自体が終焉に近く新しいHDDはAFTフォーマットが主流になってきたのでなんだかの対策をします。



 いままでのHDDとかのフォーマットは、512バイトを1セクター(区画)として物理的にデータを記録していました。そのためもう12年前に世に出たXPでは、もちろんこの規格でOSやハードウェアーが対応しています。
 ところがつい近年、このフォーマットの拡大が行われ、1セクターが8倍のサイズに当たる4096バイトに拡大されました。これがアドバンストフォーマット(Advanced Format Technology、略してAFT)と呼ばれているものです。


 物理的には単なる8倍ちょうどに拡大しただけなのでなんの不都合もなさそうに見えますが、じつはXPの場合、ディスクの管理からHDDをフォーマットしパーティションを作成すると、63番目という中途半端なセクター位置からパーティションが作成されます。

 OSが新しいVista以降のOSでは、2048番目からパーティションが作成されるので境界(区画)ズレが発生しないようになっています。

 これ以上詳しいことは検索してくださると、図入りでのサイトがたくさんヒットします。

 で、早く言ってしまえば、この新しいAFTディスクをXPでも区画ずれがなく使えるように修正するのを「アライン調整」とか「アライメント調整」とかいいます。XPのパーティションの開始場所をずらす作業です。車でも前輪のアライメント調整とかありますね。



 まず最初にやったのが定番の「WD Align」ですが、これはウエスタンデジタル社製HDDのアラインを調整するソフトで、ウエスタンデジタルのサイトからダウンロードし実行(無料)。無事アライン調整が済んだとのマークが。

 そしてそれを確認するため、「ファイル名を指定して実行」→「msinfo32」→「コンポーネント」→「記憶域」→「ディスク」で、パーティション開始オフセットを調べると、32256バイトの表示が。

  あれれ! 旧来のままです??  修正されていないのか??
  何度もアライン調整をやってみたけどWD Alignのソフトは、きちんと調整済です…との表示が。
      修正されたのか分からず気味悪くなってきました。


    そこでいろいろネットで調べると、次のようなソフトを発見。
    Paragon社のAlignment Tool 3.0 というソフトです。
     
    このソフト、ブログ掲載のためパッケージ版を載せましたが、
    日本ではダウンロード販売かOEM/バンドル版しかない?ようです。


 私はこれの日本サイトからダウンロード版を購入(そのサイトは → こちら)、少しぐらい高くても分かりやすい日本語表示版です。念のためさらに少し余分に支払って専用CD-ROMも買いました。しばらくすると私の名前入りのCD-ROMが外国から送られてきました。

 このソフトを実行すると、不安で今までデータを入れていなかった2TBのHDDを即座に修正、OS用に使用しているSSDも同じくウィンドウズを起動している状態で即座に修正してくれました。
 ただしネットを徘徊したところ、PC環境によってはうまくいかなかった事例もあるようなので、完璧ではないようです。


 そしてパーティション開始オフセットを調べると、2097152バイトの表示 が。
 わずかにHDD容量が減りましたが、普通の2048番目の1048576バイトの、ちょうど2倍の位置での開始位置に調整されたようです。


   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 ここでやっとすべての作業が終了、完全な復旧 兼 AFTディスク・SSD導入+アライメント調整作業終了日時は2013.4.7となっていまして、Cドライブが故障してから実に2ヶ月も要していました。

 しかし何年も前のパソコン設定のままだと日進月歩のパソコンの世界、新しくハードを追加したときにはいろいろと規格が変わっていたりして、それに適合させるのにも一苦労した一件でした。
Posted at 2013/06/02 16:06:49 | コメント(1) | トラックバック(0) | パソコン/カーナビ | パソコン/インターネット
2012年07月18日 イイね!

自作パソコンの清掃と構成

自作パソコンの清掃と構成 
 今日は(もう昨日かな)とにかく暑かったですね。直射日光を一日中浴びての外回りの配達は正直えらかった。


 で、仕事から帰宅後、速攻で風呂に入りご飯を食べると、当然のことながら疲労で寝ちゃったんですけど、しばらくすると目が覚めました。
 
 そこで写真はすでに登録しているのだけどずっと下書きのままになっている、5月に行った鹿児島旅行の第二弾のブログを仕上げようとしました。

 ところが3年ほど前に自作した、

     当時最新だったインテルCPU クワッドコアー Q9650 3.0GHz、
     メモリーはリテール品のグリーンハウス DDR2-800 2GB×2本=4GB、
     マザーボードはGigabyte(ギガバイト)の、PCIスロットが3本あった EP45-UD3R、
     OS駆動用のHDDは信頼性とスピードから、ウエスタンデジタルの
             2.5インチディスク採用のラプターシリーズ WD3000GLFS
     オウルテックが販売していた、排出ファンが2個ありエアーフローが良好な
             SeasonicのPC電源 M12シリーズのSS-700HM
     
を選択した我がパソコンのフロントパネル付近を見ると、どうやら内部でホコリがいっぱい溜まっているようなのです。


 試しにPCケース(昔サイズが販売していたPCケース SAGITTA-BK 「サジタ」と読む:下写真)の黒色のフロントパネルカバーを引き抜いてみると、ハードディスク4台を冷やす山洋製のファンの吸入口のところに、綿ぼこりがいっぱい~いっぱい張り付いていました (下の写真の右側下部の網目部分=撮影写真はすでに清掃済)。


    (筆者の自作パソコン用のケース,かつてサイズが販売していたSAGITTA)
 


 綿ホコリが網にへばりついていた状態の写真を撮っておけば良かったのですが、私はテレビはほとんど見ないのだが音楽サーバーとしてもパソコンを使っているので、パソコンは在宅時はほぼ常時稼動しており、
 天板にも排出用小型ファンが2個がある自作用のディスクトップ用の中型ケースでも、内部にホコリが溜まるのは当然といえば当然でしょうか。


(サイド側には吸入ファンはないが、天板に小型ファン2個が取り付けられるSAGITTA)



         (SAGITTA-BKの背面)


   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



 (2.5インチディスクを採用した毎分1万回転の高速HDD WD3000GLFS)



    (ギガバイトが販売していた、PCIスロットが3つもあるEP45-UD3Rマザー)



   (消費電力を大幅に抑えた、ASUS販売のビデオカード GeForce EN9600GT)



  (オウルテックが販売していたSeasonicの電源M12シリーズSS-700HM)


が、我がパソコンの主な構成です。
 あとサウンドカードのCREATIVEのX-Fi (PCI接続)と、アナログのチューナーカードのカノープスのMTVX2004HFとかも搭載しています。

   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 結局、今日は夏の猛暑を前にパソコン内部をきれいに掃除することにし、
 ビデオカード、サウンドカード、チューナーカードもすべて外し、ケースファンもビデオカードのファンもこれまたすべて外して清掃し、3年以上使っているSeasonicのM12の電源も思い切ってカバーを取り外して、2つもあるファンを含むすべての部分に渡ってきれいに清掃しました。


 その後、M12の電源内の電解コンデンサーの不具合がないかもチェックして、元通り組み立ててパソコンラックにしまうと、もう夜中0:00を超えていまして、ブログの文章作成は明日以降に持ち越しです。

 ただ純正のCPUファンだけは今回は取り外さずブロアーしただけでしたが、私はパソコンを一度作ると何年もそのまま使い続けるので、よって部品の入れ替えはめったにしないため、グリス劣化によるCPU破損を防ぐため2年に1回ほどCPUグリスを塗り替えすることにしています。


(筆者が現在メインで使っているPC : Q9650 3.0GHzとDDR2-800 4G搭載PCの内部)



 自分のコンテ号もボンネット内や足回りも含め、まめに掃除しているほうだと思うのだけど、たまにはみんカラをするのに必需品のパソコンの清掃に明け暮れた夜の一日でした。
 
Posted at 2012/07/18 01:54:33 | コメント(1) | トラックバック(0) | パソコン/カーナビ | 日記
2012年02月28日 イイね!

音楽の波形編集ソフトSound it と カロ メモリー楽ナビの音楽再生機能

音楽の波形編集ソフトSound it と カロ メモリー楽ナビの音楽再生機能 
 冒頭のこのタイトル写真は、私のコンテくんに搭載しているカーナビの音楽再生時に表示される画面を撮影したものですが、

 ひと昔前の筆者の若い頃のカーステレオといえば、今ではほとんど廃れてしまったカセットテープの時代で、車暦20数年の当方では社外品の車用カセットデッキを買っては、自分で1DINスペースに取り付けて音楽を楽しんでいました。

 もちろん音楽CDの登場は、以前の当方のブログ「自作した6550A真空管アンプとソニーの平面スピーカー」にも書いてありますとおり1982年で、もはや今年(2012年)でちょうど30年にもなろうとしています。

 だから本当はカセットテープなど使わず、CDで音楽を楽しめばよかったのですが、駐車中の車の車内では特に夏場は信じられないほどの高温となりますので、虎の子の元のCDを車内に保管するのはためらわれたため、単体のCDプレーヤーからカセットテープの中で最も録音特性の良かったメタルテープに、単体のカセットデッキを使ってCDから音楽をカセットテープへコピーして車内で音楽を楽しんでいました。


 下の写真は、1990年ごろに買ったらしいソニーの単体のカセットデッキTC-K222ESGの写真(下段)で、以前使いすぎでヘッド交換とかの大修理をしたため現在も幸い現役で生き残っています。光学センサーが不良らしく、カウンターだけは狂ったままですが。
 それと7年?ほど前にまとめ買いしたものの結局使わずそのまま残ってしまったメタルテープの各種収録時間サイズ品(左端)も合わせて撮影しました。

 ちなみに上段の赤井のカセットデッキは、近年にとあるハードオフで見つけて予備品として5000円で買ったのですが、再生するとごくまれにテープに横筋が入るので、ソニーのほうが完動していることもあり、現在は修理せずに放置状態です。


    (現在も安定して録音・再生できるソニーのカセットデッキTC-K222ESG)


 ただしカセットテープ、もちろん使用頻度が高かったり録音・再生ヘッドが磨耗してくると、テープはワカメ状に変形したり横長の筋が入ったりするし、またテープを走らせる以上はデッキのほうも劣化していくのは当然ですね。
 私の場合ですが車載用カセットデッキは、5年も使うと再生ヘッドの磨耗に始まり、各部も劣化し新品に買い替えを余儀なくされていました。しかもカセットテープは案外かさばるので、車内にたくさん積載すると置き場所にも困っていました。


 そうこうするうちにデジタル録音できるMDというのが登場したのですが、最初は圧縮音声だけの規格で、しかも出始めの頃は音声圧縮するアルコリズムが良くなくて、オーケストラ演奏のように強弱が激しく、いろいろな音色が混じるような音楽は、圧縮すると音色が変わったり濁った感じがして、あるいはギターやピアノのように音の立ち上がりの激しい音楽には、音の立ち上がりが鈍った感じを受けました。

 よってMDが登場した当時、あくまで私の目から見ればとても高音質再生には使える代物では無かったです。音の強弱の少ない歌謡曲とかなら案外使えそうな感じでした。そのせいか後には長時間録音もできる音声圧縮なしのリニアーPCM規格も追加されたようです。

   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 で、2000年代に入ると、書き込みが出来るCD-Rというのがパソコンで作成できるようになり、圧縮音声主体のMDは徐々に廃れていき、当方が初めてパソコンを使い始めた2005年ぐらいになりますと、パソコンが高性能化して普通の家庭用のパソコンでも動画編集がごく普通にできるようになり、パソコンでいとも簡単に音楽CDのコピーや作成もできるようになってきました。



 この写真の波形編集ソフトは、大阪市に所在しているインターネットという会社が販売していた、国産の波形編集ソフトの当方所持の外箱で、今も当方で愛用しているソフトです。
 ちなみに表現が過去形なのは、現在はフルモデルチェンジをして 「サウンドイット6.0のベーシックとプレミアム」 になっています。


 「波形編集ソフト」といえば刑事ドラマの鑑識課にでも出てきそうな感じで、いかにも難しいそうですが使い方を一通りマスターすれば、これほど便利な音楽編集ソフトもないです。
 ひと昔前に、CDからカセットへ収録時間を気にしながらダビングしたり、カセットからカセットへダビングして苦労していた時代からすると、もう夢のような正確な編集能力と操作性ですね。



 上の画面は、当ページの「その他 その他」のフォトギャラリーに説明のために投稿した写真ですが、この場合は当方所持のCD、近年に水森かおりさんが歌ったGメン75のエンディングソングの「面影」と、同ドラマ内のサントラ曲の「異国の街角で」を一つに結合処理した状態です。

 こうして手持ちの音楽ファイルを自由自在に結合・分割できるこのソフト、私の場合は1幕の演奏時間が90分ほどかかるモーツァルトの「ドン・ジョバンニ」とか「魔笛」などのオペラ作品を、1曲だが2幕に分かれていて3枚のCDを要するこの大曲を、幕ごとに結合し直したり、
 ポール・モーリアが録音した4枚の手持ちCDの中から、好みの曲ばかりを選んで1つの音楽ファイルにしたりしています。

 フリーソフトも含め一般向けに販売されているこの波形編集ソフト、いくつか見ましたが私の場合はこのインターネット社が出しているこのソフトが一番使いやすいように思えました。ちなみに筆者はここのソフト会社とは一切関連はありませんが、不具合の改善要望は出したことがありました。


 このソフトのいいところは国産ソフトなので箱版(パッケージ版)を買うと、ちゃんとした日本語で書かれ製本された立派な取扱説明書が付いてくることと、
 CDや音楽ファイルを取り込む際に、下の画像のように取り込み画面の下部の赤線で囲んであるところ、「連続したトラックを結合して、1つのオーディオファイルにする」という項目にチェックを入れると、あとは自動的にこのソフトがそれぞれの音楽ファイルを結合してくれて、1つにまとめてくれます。



 このトラックとトラック、あるいはファイルとファイルとの境目、俗に言う「プリギャップ」を苦労すること無しに結合してくれるので、けっこうありがたいソフトです。フリーソフト等ではこのブリギャップの処理がうまく出来ないのがままあるようです。

 あともちろんグラフィック・イコライザーとかエコー付加とかノーマライズするとか、テキスト付きCD焼きまで、さまざまなことが出来るソフトですが、筆者も未だに主な機能しか使ったことがないです。


   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 この波形編集ソフトを使って、次にカーナビの音楽再生にどう使っていくかですが、下の写真は先ほど述べたポール・モーリアのお気に入りの曲15曲と、ほかの曲も合わせて1つの音楽ファイルにしたものですが、




 まずパソコンのHDDの中に「ポール・モーリア サウンド集」というフォルダー名をつくり、写真のようにマーカー位置で分割保存を選択すると、1つの音楽ファイルが赤マーカー部分を境に、この場合は25に分割されて保存されます。

 もちろん分割した音楽ファイルには、分割した順番に01から順に通し番号が振られるだけですので、曲名とかは後で書き込んで修正しました。それとこの例では16番目から後ろの音楽ファイルは、あとでゴミ箱に捨てています。



 こうして音楽ファイルを結合したり・分解したりするわけですが、
 ひとつの大きな音楽ファイルをわざわざ分解するのは、次に述べますカロッツエリアのメモリー楽ナビのカーナビに、メモリーカードを挿して再生したときに、曲ごとにトラック選曲できるようにするためです。
 固形メモリー保存の音楽ファイルでは、ファイルとファイルとの境目が、トラックの冒頭だと認識するようなので、わざわざ上の写真のように分割して保存します。

 それからカーナビに挿入するSDHCカードかUSBメモリーカードをパソコンにつないで、まず「ポール・モーリア サウンド集」のフォルダーをコピーするメモリカード上に作成し、再生したい順番に音楽ファイルをメモリーカード内に作成したフォルダー内へ1曲ごとに順番にコピーしていきます。
 当方ではコピーする順番を分かりやすくするために、冒頭に通し番号を振るようにしています。


  ここから下3枚の写真は、
    当方のカーナビであるメモリー楽ナビ AVIC-MRZ90Gの音楽選択画面です。

     (いくつかのフォルダーの中で、「ポール・モーリア サウンド集」を選択)


                (01.恋はみずいろ、を選択する)


          (01.恋はみずいろ、からコピーした順序で再生されます)

 1つの大きな音楽ファイルを分割し保存することにより、再生した場合トラックごとの頭出しやスキップ、逆戻り選択が簡単にできるようになり、固形メモリーの使用ながら音楽CD再生と同じような操作感覚で使えます。


 ちなみにメモリーは下写真の物を使用しましたが、
 SDHCカード32GBと、ナビのサポート外の容量ですがバッファローの安かったUSBメモリーの32GBを試しにつないで見ると、当方のカーナビ カロッツェリアのメモリー楽ナビ AVIC-MRZ90G(現在はモデルチェンジされ廃盤)では、今回は無事認識しましたのでそのまま使用しています。
 なおUSBメモリーの32GBを試される方は自己責任において接続してくださいね。




 またこの機種のメモリー楽ナビをチョイスした大きな理由としまして、Windowsの非圧縮のリニアーPCM形式である音声ファイル、つまりWAV(ウェーブ)ファイルがメモリーカードからの再生に対応していた数少ない機種だった、というのが大きな理由です。

 メモリーカードの容量さえ十分あれば、手間隙かけてエンコードし、倍音成分が削り落とされるMP3とかの圧縮音声にしなくても、CDと全く同じ音質が保てるWAVファイルでいいのではないか、というのが私の持論でして、この系統のカーナビはナビ自体に録音できないが、パソコンからすばやくコピーしたメモリーカードを挿すだけで良い、というのはナビ故障時や買い替え時のことを考えると案外メリットが大きいです。

   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 そんなこのカロッツエリアのメモリー楽ナビですが、唯一の大きな欠点!がプリギャップの連続再生が全く出来ないことで、音楽ファイルと音楽ファイルとの境目(トラックの直前)で1秒ほど音声が途切れます。パイオニアという音響機器メーカーがカーナビを作っていて、WAVファイルまで再生できるのに、プリギャップが連続再生できないのは全く残念でなりません。


             (ソニーのICレコーダー PCM-M10)

 ソニーが出しているICレコーダーのPCM-M10では、オペラやライブ盤などで演奏の途中でファイル分割しても、再生時には一瞬の途切れもなく次ファイルへ移行して再生するので、パイオニアができないことはないはずです。

 カロッツェリアのお客様相談室に、プリギャップの連続再生が絶対に出来るように改良するよう、強く改善要求を出しました。もしこれが改善された製品が発売されれば私は即カーナビを買い替えそうです。

   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【関連情報URL】には2連投で、
    波形編集ソフトの使い方と、カーナピの音楽機能について説明しています。
Posted at 2012/02/28 00:56:57 | コメント(2) | トラックバック(0) | パソコン/カーナビ | パソコン/インターネット
2011年10月05日 イイね!

パソコン と スマートフォンのウイルス

パソコン と スマートフォンのウイルス 
 本来ここのページには、10月 9日の日に行われるであろうオフ会の模様を書き込むつもりでした。

 ところが先日2011.9.24(土)の読売新聞30面の社会欄の記事に、私にとっては実に興味深い記事が掲載されていました。


 


 その記事とは、簡単に言えばコンピューターウイルスのことなのですが、普通コンピューターウイルスと言えばまず連想するのが、自宅や職場でのパソコン(略してPC)がウィニーなどを使ってソフトや著作物のダウンロードする際に、暴露ウイルスとかを同時に仕込まれて自分のパソコンの中身が洗いざらいに丸裸にされてしまう場合を連想します。

 あるいは、PC内のクレジットカード情報とかを盗み出す、ウイルスよりたちの悪いスパイボットとかもありますね。以前よくTVのニュースで自衛官やら教員やら警察関係、はては原発の資料まで暴露されたことが報道されていましたね。俗に言う○○タマウイルスです。


 ところが、この日の読売新聞の内容というのがそういった従来のものとは違い、専門用語で言えばDDoS(ディードス)攻撃の話なのですが、この記事では「今年3月、韓国内の政府関係や軍、証券会社などのウェブサイトに10万台以上のPCから一斉に大量のデータを送りつける攻撃が行われた…(以下略)…」というものでした。
 これだけなら日本の政府関係のウェブサイトにも、時々とある国から執拗な攻撃を受けていることがよくTV等で報道されていますよね。


 ところがその新聞記事をさらに読むと、その大量データを韓国のサイトに一斉に送りつけて相手先のコンピューターをダウンさせるDDoS攻撃の発信元のひとつとなったのが、都内のとあるコンビニだというのです。

 もちろんウイルスが仕掛けられたセキュリティーの甘いたくさんのPCに、どこか別のところから (この場合は別の国かな) 攻撃指令を送りつけてウイルスで乗っ取りしたPCを操っているのです。ちなみにこれをロボットのように操るので 「ボット」 と呼ぶそうです。

 そういえば昔、刑事コロンボのドラマで、犬に攻撃命令を教えて殺人を行った話がありましたね。
                   (追記)掲示コロンボ 第44話 「攻撃命令」



 何の変哲もないごく普通のコンビニがハイテクのサイバー攻撃の拠点となっているなど、お買い物に行ってもとても考えられないですよね。

 で、どこにサイバー攻撃のウイルスが仕掛けられていたのかというと、なんと防犯カメラを撮影して録画しているPC(サーバー)だということでした。サーバーとはいっても、汎用OS (この場合はウィンドウズ) を使っているのですから、OSのアップデートも十分していないと、ウイルス対策ソフトを導入していても抜け穴だらけです。

 昔は防犯カメラの撮影画像、TVドラマの刑事物ではないですがビデオテープに録画されていたけれど、一般家電でもビデオテープの時代はすでに終わっていて、どうやら複数台使う業務用防犯カメラもDVDデコーダと同じで、専用PCを使ってサーバーのHDDとかに録画されているようです。



 で、ここからが問題なのですが、近年はPCウイルス対策は世間で色々言われたので対策している方も多いと思いますが、PCに疎い方だと防犯カメラのシステムPCのセキュリティーは対策がなされていないとか、あるいは不十分だとかは十分考えられます。

 ちなみにこの読売新聞の記事では、コンビニの店長さん、警察が来るまでボットにやられているとは全く気が付かなかったようで、指摘を受けてあ然としていたらしいです。

 まあ報道によると、時々大企業であっても、顧客の住所やらクレジットカードの情報流失の報道があることを考えると、日本人の経営者・管理者はえてして島国ということもあり、外敵に対するセキュリティー感覚が、鈍感といいますか元来から弱いものがあるのかもしれませんね。


   ----------------------------------


 で、タイトル写真のような最近流行のスマートフォンも、汎用OS(アンドロイド)が使われるようになったことから、どうやらこれらもウイルスにやられて乗っ取られる事例が発生しているようです。

 今までの従来型携帯は、携帯メーカーや端末事業者専用の独自なOSだったりしていたので、ほとんどウイルスにやられることもなかったけれど、どうやらスマホは汎用OSを使っていることもあり、極小PCといった感じなので、パソコンのウイルスと同じような事態となる可能性は今後ありそうです。

 しかもスマホほうがPCよりもかなり安く買えることもあって、今後爆発的普及でより多くの人が使うのではないかと思われます。しかし今のところ先ほどのコンビニの防犯カメラと同じように、ウイルス対策にまで気を使っている人が、いったいどれぐらいいるのかと思うとちと心配でもありますね。



 ちなみに先日、私の使っているウイルス対策ソフトのPCライセンスキーで、スマートフォンにもほぼ同じ内容のウイルス対策ソフトが導入できる、とのメールが来ていました。

 そして送られてきたメールの内容を読みますと、感染したスマホからGPS追跡データを送信させる、といったウイルスもあるそうで、過去・現在の居場所が筒抜けになることから、考えようによってはPCのウイルス感染よりはるかに怖そうです。
Posted at 2011/10/05 21:18:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | パソコン/カーナビ | パソコン/インターネット

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