フロントブレーキ　ディスク（ローター）交換　 その① 準備編

パーツレビューで取り上げました、２０１０年式のコンテＲＳ・２ＷＤ車のソリッド（固形）ディスクです。

コンテＲＳの四駆は、車重の関係からか登場時からベンチレーテッドディスクでしたが、ターボの２ＷＤは先ごろのマイナーチェンジまではソリッドディスクでした。

４３５１２-Ｂ２１３０が、我がコンテ号に相当するディスク部品番号です。


なおここでご紹介しているものの、特にブレーキ関係は命に関わりますし最重要整備項目にもあたるため、自己責任とはいいましても、ＤＩＹ交換をお勧めしているわけではありませんので、単に読み物として見てくだされば…と思います。

こちらの写真は真上から撮影したものです。
新品ディスクはとても錆びやすい鋳鉄で出来ているので、腐食防止のためなのか銀色塗色に塗られています。

ベンチレーテッド、ソリッド、それぞれに一長一短があるので、今回は元々の設定のまま変更せず部品のみ新品にします。

コンテの登場初期には１３インチホイール車の設定があったためなのか、フロントディスク板は１２インチサイズとなっていてかなり小ぶりです。

その新品のフロントディスク板の裏面も撮影。
当然、錆びひとつなくピカピカで綺麗です。


コンテＲＳの純正１５インチホイールに、この小さなブレーキ機構（フロント・リヤー共）では、すき間がありすぎでスコスコ、見栄えは良くありませんね。

もし１３インチ径のディスク板を採用していたなら、見た目のバランスも熱容量もさらに取れて良かったのだけれども。

前項で取り上げました、１１５０００ｋｍも走った、しかも腐食しまくりのフロントディスクの表面です。


いつも走っているので、ブレーキパットが当たる面のところはとても綺麗なままです。ただし多少磨耗によって段差は生じています。

が、それ以外の場所では、あのピカピカだったディスク板が、時々雪国走行するだけで、塩分を含む融雪剤の影響！でこんなふうになるのかと思うと、“融雪剤侮りがたい” です。

こちらはもっとひどい腐食をしていた旧ディスクの裏面です。

こんなのでも一応走れるのかと思うと部品自体はしっかりと出来ているのかとも思いますが、ボロボロな状態を一度見てしまうと精神衛生上もよろしくないので、磨耗したブレーキパットだけでなく、やはりディスク板も新品交換することに。

まあ１１５０００ｋｍも走って段差も生じていることですし、ソリッドディスクなら１枚当たり５０００円以下（工賃は別） なので、新品交換しちゃいました。

ちなみにブレーキパットを交換しにいった車屋さんで見かけた、確かタントだったと思うのだけど、フロントのベンチレーテッドディスクの写真も撮りました。

たまたま見かけたので撮影しましたが、表と裏のディスクの間に冷却のための風の通り道が開けられていますね。

　　　　　　　その②へ続く