オルタルーター(発電機) & クランクプーリー交換 その①(準備編)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
新車購入から7年半、20万kmをはるかに超え、現在23万km台を走行している我がコンテ号なのですが、今まで故障と言えば、東北道内でのバッテリーの仮死状態になった、たった1回のみで、なんのトラブルもなくここまで乗り継いできました。
軽自動車、しかもターボ車でありながら、しかも遠出も多いなか、不具合に遭遇することなくここまで乗り継げてありがたいお話しではございますが、そろそろ新車からの発電機 (正式には「オルタネーター」といいます) の寿命に不安を覚え、不具合発生の前に更新することにいたしました。
ちなみにここに掲載の写真は、これから交換する予定の純正新品のオルタネーターでございます。
この続編にも同じことを書いておりますが、これから行う作業は設備と工具と技量の揃った自動車整備工場での作業が本来なので、ここでは単に読み物として読んでくださればと思います。
また作業に失敗されても当方責任もとれませんので。
2
今回は都合により自ら作業をすることにしたのでたっぷりと時間も取れるため、発電機交換だけでなく、固定するボルトなども合わせて新品に更新し、固着や腐食対策もします。
こちらに掲載の純正部品類は、駆動用のVベルトの張力を調整する金具一式と、オルタネーターを固定するボルト一式です。
3
今回せっかく発電機の交換でベルトを外し分解するのですから、この際だしクランクシャフトの動力をベルトに伝えるプーリーとプーリーセットボルト、またその奥に隠れていますオイルシールも新品交換し、我がコンテ号のさらなる延命と不慮の故障を防ぎます。
ここの写真ではちと分かりにくいですが、プーリーの内部には防振のためなのかゴムが仕込まれていて(ゴムダンパー)、このゴムが劣化しますと、プーリーの外周部分が外れておおごとになる事例もままあるようです。
もちろんクランクシャフトプーリーが破損すれば、ウォーターポンプも発電機も回らなくなり、時期によっては即オーバーヒートもするかもしれません。ベルトとは違い簡単には交換できないので当然レッカー行きとなりますね。
なおこの型のプーリーですが(13470-B2011)、脱着のためのボルトの通し穴は無かったです。
4
そしてこちらの写真は、プーリーの奥に控えているオイルシールの交換部品です。
クランクシャフトプーリーが邪魔してオイルシールをじかに見ることが出来ないため、いちおうオイルシールを打ち込むための塩ビパイプのジョイントを買っておきました。
左側のパイプはオイルシールより少しだけ外径が大きいのを買いました。そうすることによりオイルシールが中に挿入され過ぎるのを防ぎます。
結果的には狭すぎてこれらのパイプは使えず(使おうと思えば切断が必要)、マフラーのガスケットを交換する際に使う予定で用意していました木片を使用してオイルシール打ち込みました。
5
こちらの写真は以前の物を流用ですが、せっかくプーリーや発電機を新品に交換するので、新品の純正ベルトも用意しました。
駆動ベルトは昨年6月の車検時に新品交換したので、ここで再び交換するのはもったいないですが、半年弱しか使っていないベルトは予備部品として積載しておくことにします。
6
それからこちらはプーリーの回り止めをするための特殊工具です。「アバント」という商社が台湾から輸入しているのをチョイス。
結果的には、コンテのプーリーには回り止め用専用のボルト穴が無かったためこの工具は不適切でした。それでも一部のボルトを使って回り止め器具の代わりにして、苦労しましたがなんとかプーリーセットボルトを緩めることができました。
7
よく整備関係のホームーページには、プーリーセットボルトが緩まず苦労する事例がいっぱい掲載されていたので、超ロングスピンナーハンドルもあらかじめ買っておきました。
ちなみにどちらの製品も差込角は固定でき、かつ手持ちのソケットが使える1/2SQサイズです。
最初はコーケンの600mm長の4768N-600という品番のものをチョイス。これでもしプーリーボルトが緩まなかったら困ると思い、さらにKTCから出ているBS4-780という900mm長の超ロング品のものも追加購入。
結局プーリーの回り止めにもスピンナーハンドルを使用したので無駄にはならなかったです。また後日、床下のマウント、ムービングロッドを留めているナットを緩めるのにも使いました。
8
こちらの写真は長い600mm長のトルクレンチですが、これは上と同じくアバウトさんが台湾から輸入しているものをチョイス。
本当は東日のものを買おうとしたものの、600mm長もの長いロングタイプのトルクレンチは非常に高価で、DIYで使うにはあまりにも高すぎ、しかもこの作業ではエンジン内みたいな精密なところに使うわけではないので、今回は台湾製の「MATATAKITOYO NTP-350N」をチョイス。いちおう認証は受けているようです。
小型のトルクレンチは、東日のものをいずれ買っておこうとは思いますが。
次へ続きます。
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