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カクシカおじさん(プレミオおじさん)の"カクシカくん" [ダイハツ ムーヴコンテカスタム]

整備手帳

作業日:2018年12月17日

燃料ポンプ交換 その①  準備編 前編

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

中級

作業時間 3時間以内
1
2010年にムーヴコンテ ターボ車を新車で買ってからはや8年半、総走行距離も25万km以上も走りまして、しかも路上トラブルも含めて故障といえる故障もほぼ無かった我が車でしたが (正確には旅行中でのバッテリーあがり1回)、

総走行距離から鑑みてそろそろ未交換の燃料ポンプの寿命に不安を覚え、しかも出先での交換も簡単にはできないことから、高価な部品ですが一新することに。


こちらは交換のために取り寄せた燃料フィルターも付いた新品のフューエルポンプASSYでございます。

我が車の場合では25万kmの走行 + 多数の車中泊でもまだポンプは壊れませんでしたが、大方のお車ではここまでは走らないので、まず燃料ポンプは交換しないだろうということで、ポンプ交換のためのサービスホールはコンテでは設けられていません。


まあ燃料警告灯が点くまでガソリンを減らしてからしか給油しない人なら、水分混入とかにより燃料ポンプの寿命は大幅に短くなる可能性が高いですが、特にガス欠を起こすと潤滑も兼ねているガソリンがポンプへ吸い上がらなくなるので急激にポンプの整流子が摩耗します。
2
よりましてコンテの場合、燃料タンク真上に設置されている燃料ポンプにアクセスするには、わざわざ燃料タンクごと車体から切り離し、取り出さなければ交換することができないようになっています。

よって今回は燃料ポンプ交換に合わせて、燃料計に情報を送るためのセンサー、83301-B2030 フューエルセンダーゲージも迷わず新品交換しておきます。


お車によっては車内の後席の下や床下にサービスホール、要するに交換するための専用の穴が設けられている車もありますが、腐食や騒音の点からみますと弱点となりますので、コンテ(ほどんどのダイハツ車も?) では、燃料ポンプ交換のための穴は設けられていません。

それにガソリン蒸気やポンプ本体から滴り落ちるガソリンそのものが、狭い車内空間に充満すると危険なこともあるのでしょうね。
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今回は自宅で手持ちのスロープを使って、床下の重い燃料タンクを降ろすというかなり面倒な作業をすることから、廃車までこの作業は今回1回で済むように他の部分もすべて一新しておくことにします。

こちらは燃料ポンプにはめる耐ガソリン性のゴムパッキン (ガスケット)、燃料ポンプ本体を固定するための金具 (ブラケット)、その金具を留めるためのネジが8本です。
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この部品は燃料ポンプの排出口から、床下の金属製のガソリンチューブとの間をつなげるための部品、77203-B2040 フューエルサクションチューブでございます。

こちらはゴム製ではなくて、どうやら特殊なプラスチック製? のパイプのようです。しかも燃圧がかかっても抜けることのないように両側の接続口には引っ掛ける爪がありまして、接続口からチューブが簡単に外れないようになっています。
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こちらも燃料タンクに取り付ける部品類でございます。

77340-B2030 フューエルカットオフバルブ、77179-33010 同 ガスケット、77259-B2070 フューエルエミッションホースとクリップ類です。

フューエルカットオフバルブとは、直訳しますと 「燃料遮断弁」 ですが、その役目とは主にガソリンが満タン時に、ブレーキ時に揺れ動いたガソリンや、坂道走行などで燃料タンクが傾いたときなどに、チャコールキャニスター側に燃料(ガソリン)が流れないようにするための閉鎖弁が設けられている部品のことを言うようです。
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以前夏場の屋台でガソリン携行缶での痛ましい爆発事故がありましたが、揮発性の高いガソリン、特に暑くなる夏場などは、ガソリンタンク内のガソリンが一部蒸発していくと、そのまま何もしなければガソリンタンク内の内圧がものすごく上昇し危険になります。


そこでそんな危険なことにならないように、ガソリンタンクの上部には、ガソリン蒸気を吸い上げるための通路が設けられていて、チャコールキャニスターへと繋がっております。これによって給油する時に給油キャップを開けてもガソリン蒸気が直撃してこないようにガソリンタンクの内圧が調整されているのですが、

満タン給油した直後とか坂道走行時に、ガソリン蒸気でなくてガソリンの液体そのものがチャコールキャニスター側へと行かないように、液体のガソリンが流れてきた時には専用の弁で閉鎖する役目を背負っているのが、このフューエルカットオフバルブだそうです。
7
これによりガソリンタンクの上部に盛り上がった山の形のような余分な空間を作らなくても済むようになっています。

つまりガソリンタンクの内圧を調整し、かつタンクの容量も最大限確保するための部品といえば良いのでしょうか。


コンテのガソリンタンクの場合、燃料ポンプ付近とフューエルカットオフバルブ周りが、少しばかり盛り上がっております (掲載写真)。

満タン給油ときでもここにはガソリンが流れ込まずにガソリン蒸気が留まる空間の確保と、ガソリンの温度が10℃の上昇で20%も体積が増えるための対策だと思われます。

                次へつづく

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「@スイスポ騒動記 当方のコンテもはや13年が経過し、しかも32万kmも走っているから車体の劣化は仕方ないかもしれませんが、念のため剛性の弱いAピラーの接合部は内部からもコニシのバスボントQの透明を塗り込んでおきました。 所詮は軽四、プレミオとの車体剛性の差は雲泥の差がありますね。」
何シテル?   12/30 01:52
カクシカおじさんです。 ニックネームの由来は、我が愛馬コンテカスタムRSの別称、ダイハツの『カクカクシカジカ』と現在の年齢がおじさんになっているところから...
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