ＳＡＴＯのブログ一覧

先日、東京スバルの担当セールス氏が来訪。Ｒ２の車検証を持ってきてくれました。しばらく玄関先で談笑。話題は、最近のスバル車・・・特にtsなどの装備についてです。以下にそのときの話を紹介します。

エクシーガは、まだtsが出ていませんが、といってもtuned by STiがありましたよね。レガシィやインプ、フォレには、すでにtsが出ています。ベースグレードとの価格差は、それぞれ＋７０．１万円、＋１０７万円、＋４９．４万円。装備の差は、皆さんよくご存じのとおりです。

さて、これに対して、歴代のSTi-ver.はというと、
　ＧＤＡ→ＧＤＢ（Ｂ型）　　＋５１．２万円
　装備の差は、タービンやｲﾝﾀｰｸｰﾗｰの大型化、高出力化、ﾐｯｼｮﾝの６速化、前後ブレンボ、強化サスなどなど・・・。

さらに、フォレスターで考えると、
　ＳＧ５→ＳＧ９（Ｃ型）　　＋６１．３万円
　装備の差は、上記インプレッサに比べて、若干価格差は広まるものの、排気量が２．０→２．５、１８インチホイールとなるなど、羨ましい内容となります。

以前ブログにて、「 ＳＴｉのヒエラルキー（独断と偏見）」で書きましたが、やはり私の好みは、
架装による“ｔｓ”よりも富士重工製“STi-ver.”
内装にSTiマークをいくつも付けようが、シート表皮の材質がグレードＵＰしようが、あまり魅力を感じません。

そもそもＧＣ８で登場したSTｉ-ver.は、高騰するＷＲＣ参加費用の一部を賄うために、苦肉の策として世に出された仕組みであり、端的にいえば、STi-ver.の購入者は、自動的にWRCのｽﾊﾞﾙｽﾎﾟﾝｻｰになるというものでした。

一方、ＢＰ／ＢＬで登場したtuned by STiは、レガシィのブランドイメージを軸に、インプレッサＳＴｉ-ver.のテイストを、架装という手段で実現化したもので、さすがに価格差も＋９３．５万円（２００７）と大きく、なかなか手の出せないものとなってしましました。（もっとも“Ｓｼﾘｰｽﾞ”はもっと手が出せない）

最近のtsでは、富士重工→ＳＴiへ転籍した、あの辰巳氏がチューンしたスペシャルな脚がおごられていますし、STi製のﾁｭｰﾝﾄﾞﾏﾌﾗｰなども装備されています。
しかし、私のような車好きは、完成度の高い車を、いわゆる“ツルシ”で乗り続けることはなく、あえて社外品の足回りや排気系などを必ず弄ります。（完成度を崩しているので、改悪かもしれません）

しかしこういう車の楽しみ方もあるのです。

だいぶ脱線しましたが最近の富士重工やＳＴｉは、お金の使い道が、良く分からないものとなっているような気がします。たとえば、実際に購入する一人一人のユーザーよりも、自動車雑誌の評論家の好みを大切にしているような・・・。私の価値観では、ＳＴiマークをベタベタ付けたものではなく、エクシーガもレガシィもフォレスターも、＋５０万円で、エンジンの高出力化、ブレンボ、強化サス、ホイールインチUPなどなどを装備したグレード設定を望みます。