四畳半の部屋。
オレの部屋のつもりだったが、家族が行き来する部屋とは思えない部屋。
そこにスカイラインGT-R(ケンメリ)のポスターとレーシング・スカイラインGT-R(ハコスカ)のポスターを貼っていた。
日産チェリー静岡店で貰ったレーシングカー、新人レーサー「星野一義」氏のドライブするFJマシンのポスターも貼っていた。
机にスカイラインのプラモデル。
広告の裏紙に、クルマの絵を描いていた。
スケッチブックなんぞ、小学生のオレにしてみりゃ高価だった。
寝ても覚めてもクルマに夢中。
同級生達は、オレとは距離があった。
「クルマ好きの変なヤツ。」
しかし、世の中の流れは時に味方する。
スーパーカーブームの訪れだった。
同級生とオレとの距離は一気に縮まった。
「Nジャンはクルマに詳しい」とクラスで話題になった。
毎日のようにオレの家に同級生は集まった。
スーパーカーはもちろん、モータースポーツ雑誌、自動車雑誌、漫画「サーキットの狼」など、オレの部屋に入れば資料は沢山あった。
遊びと言えば、トミカを並べて鑑賞したり、
シズラーと呼ばれるレースゲームもあった。
時は流れて大人になった。
笑っちゃうけど、あの頃とちっとも変わらない情熱が存在する。
【Nジャンの格言】
「おとなげないおとな」の自分が
何だか笑えた。
※画像提供:フォトヤマさん
Posted at 2010/04/10 00:35:32 | |
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