ポロGTIのXDSのテスト

ワーゲンのスポーツモデルにはXDSって言う電子制御LSDが付いてます。

構造は中高速コーナーでイン側駆動輪ブレーキを掛けてトラクション抜けを防止する。
って事が一般的に言われてますが〜
同時にトルク配分を内輪と外輪で変えてるとの事。
もちろん内輪より外輪にトルク配分を多くして車をより曲げようとする機械的な機構がついてます。

機械式LSDは内輪と外輪の回転差を無くす機構なのでちょいと違いますね。

RE71Rを履いてサーキットを走った時は。
ロールが大きく。
トルクのあるエンジン。
って事ですぐイン側が空転してブレーキが作動。


ミニサーキット3周でブレーキフィーリングが変わるほど…


正直ガッカリしたのですが〜


今回、土砂降りの碓氷峠で路面とのμを全力で感じながらヒルクライムを攻めてみて思いました。


XDSは2ステップで作動しています。

コーナー手前で減速を終わらせてステアリングを切り、アクセルを少し開けながらクリップをとる。

1ステップ
そこからジワッと開けていくとポロの頭がググッとインに入り始める。

フィーリングは機械式LSDと同じ感じ。


ここがポロの一番路面を捕らえて速いところ。



2ステップ
さらにアクセルを開けると、イン側が空転を始めてブレーキがアシスト。

この時はアンダーでは無いものの加速感は少し鈍る。

機械式LSDならフロント2輪とも外に逃げて行く様なシーン。



よって、峠でもサーキットでもXDSの1ステップ目で走れる様になれば、XDSをコーディングで着る必要は無いのかもしれない。

低μでズルズルな路面で無いとこのギリギリが分かりにくいかな？
とも思いますし〜

アクセルワークに素直でない電スロ車両なので、難しさいっぱいですが。。




そして巷ではXDSが雪道で大活躍と聞きます。
そこらの4WDと同等な動力性能がFFでもあると…


またまた…
と、思いながらも細かい丸砂利が多い湖畔にある急な登りで確認を。

以前ここで、ノーマルミッションのコペンは登れず湖畔沿いを遠回りして帰りました。



ポロで傾斜に対して垂直に停めて。
少し荒々しくスタート。
するとクラッチミートの時点でザザザザッとフロントが砂をかき沈み沿いになると。
XDSが0.2秒毎ほどに左右交互にブレーキで空転を制御。
タイヤが空転で沈み込む前に前進を始めたので、なんと一発で登板成功！


これはスノボー行きまくる自分にも嬉しい誤算。


そして新たな悩みも。
ポロはどこから弄ると、次のカスタムに繋がりやすいのか…謎

横滑り防止のESCを切る？
オーバーステア傾向にする為にリアスタビ追加？
ブレーキ負担がオーバー多かったXDSをやっぱり切っちゃう？

ESCかなぁ…(@￣ρ￣@)