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衝撃的な映像がリアルに見られるので、大変話題の事故ですが、ちらほらみられる情報からの疑問点。


奇跡的な不幸中の幸いと言うべき、状況だと思いました。

バスは新型のいすゞ製らしく、近年のバラバラになるような悲惨な物証から、天井部分を補強された仕様らしいですね。おかげで相対速度１60キロ前後？であるにもかかわらず、バスの前部天井部分でBセグ車を受け止めてます。これはすばらしい。あれだけ開口部の広いバス前方なのに、当たり方も運が良かったのでしょう。

バスが走行車線に居たせいであれこれとネットの意見も聞かれますが、それは他の車も走っているわけで、代わりに乗用車だったなら双方生きていないでしょうね。

気になった点は２つで、

一つは中央分離帯が車線内に車をとどめる機能を果たせなかったこと。
国沢さんが寄稿してた記事

もう一つは、飛んでくる車の事前の挙動が、合流直後の車線部で左側にぶつかった反動で分離帯まで飛ばされたこと。
（毎日新聞の図：正確かは不明）



前者は今後、色々と検証され、車を跳ね上げないような構造対策が取られるかもしれませんね。
景観、コスト、ぶつかる車の損傷も軽減、、などなど、色々トレードオフが有って、難しいでしょうが。


後者は、ブレーキ痕はないが、サイドスリップ痕はあるということで、右カーブしながらの合流側に結構な左ハンドルを切ったと思われます（今後正確な情報が出てくるかもしれません）。体調不良なのか、合流にでて来た車の何らかの特異な動きで、とっさの操作をされたのかもしれません。分離帯を越えた方の車の動きが気になりました。

お身内の方々は、もしいつもの車だったらどうだったのだろうか？とか、色々残念に思われる点があるのでしょうかね。　

今回は車が分離帯を越えて飛んできた事態でしたが、一昨年は北陸道で対向車線から人が飛んでくるという事故がありました。同じように対向車線側の車がガードレール→分離帯と跳ね飛ばされて、シートベルトをしていなかった乗員が衝撃で反対車線に飛んで行った。亡くなった原因は最初の衝突なのか、飛んで行った衝撃なのか、（対向車に轢かれたとは言っていなかったと思う）。

いずれにしても、想定外の事態にとっさに対処も不可能な状況もあるので、運を天に任せつつも、やはり頑丈な車には、乗っていたい（最後の砦）ものだと思いました。