昨年からお世話になっている世界に唯一の山菜ロックバンド“ワラビーズ”の御三方とセッションをしてきました。
“2”となっているのは、およそ一年程前同様にスタジオに入ったことがあり、それ以来の第2回ということからです。
前回はライヴ直前のリハーサル中に無理を言って押し掛ける形で参加しましたが、今回はひじき石塚さん直々にお誘いを受けたのでした。
いや~、嬉しかったですねェ。
あまりに嬉しくてその日は例の10時間ずっと弾いていたというアレに繋がっているワケなんですれどもね(爆)。
ま、少し前に「また一緒にスタジオに入りましょう」みたいに半分冗談半分本気な感じで打診をしておいたんですが、まさか再び一緒にスタジオに入って弾きましょうみたいなことを言ってくれるとはね。
何故、この40後半のおっさんを気に掛けてくださるのか・・・ホント有難いことです(笑)。
まァね、自分でも昨年のあの日から結構ギターを手にする時間も大幅に増えたし、月1程度とはいえ、友人と一緒にスタジオに入ったりしてるし、少しはマシになったんじゃないか、と思っていたんでちょうど良いタイミングでのお誘いだったというワケです。
練馬区にある某スタジオにギターを担いでいきましたよ。
ケースには最近のお気に入り、シャーベルスケートキャスターが入っています。
昨年は初めて外に出して音を出したレスポールをアンプ直結という形で弾いたのですが、やっぱりエフェクターが無いと厳しいということをまざまざと知りまして。
で、今回はZOOMのマルチストンプを一緒に持っていくことした。
一年ぶりに来たこのスタジオ、前回は探しちゃって迷っちゃたけど、簡単に着いた(笑)。
ひじき石塚さんが先にきていらっしゃいました。
「この度はお誘い頂きありがとうございます」とご挨拶を済ませていると、パンジー関さん、きくらげ松岡さんが続いてやってきました。
何気ない会話をしながらなのだが、実は私かなりキンチョーしております・・・。
前回は彼等のリハーサルが一段落した途中からの参加だったのに対し、この日は開始時間からのスタートとなっているからです。
「ファン感謝デー」ということで本日の練習時間全てを私の為にあてがってくれるというのですよ。
そりゃ、プレッシャーですわ(爆)。
昨年入ったのと同じスタジオ、同じ場所に立ち、ギターのセッティングを始める。
緊張感MAXです。
マイクも私の分用意してくれてますよ。
「とりあえず“ベジタブル”から行きますか」とひじきさん。
ワラビーズの代表曲でもあるこの曲からセッション開始です。
もうこの曲はいつもギターを弾く時必ず弾いてるからと弾き始めるも、なんか調子が出ない・・・。
エフェクターの歪み設定をしくじっているのか、あまり音が聞こえないのだ。
結構ヴォリューム的には大きなハズなのにひじきさんのギター、松岡さんのブンブンベース、そしてパンジーさんのドラムが加わったら全然潰れちゃってる。
自分の出してる音が合ってるのかどうかもわからないし、コードとかも本当にそれで良いのかとか迷いが生じてしまう・・・。
その次はどれにしましょう?
今度はこれ、という風にワラビーズの曲を古い順番に演奏していく。
これは私が自分の練習用の為に古いアルバム順にまとめて作ったCDを参考にしている為で(笑)、私の方から曲を切り出すことになったからだ。
ワラビーズのメンバーも最近やってない曲とかだと忘れちってるとか言ってますが、そこは自分達の曲ですから。
むしろヤバいの私の方。
家での一人でこそこそ練習してる時は良い感じで弾けてる(と思っている)のに、実は全然コードが違っていたり、ロクに進行を覚えていなかったりする曲が多くて自分としてもガッカリだった・・・。
気持ちがどんどん焦ってしまい、そこそこ弾けてると思ってた曲まですっ飛んでしまい、散々な演奏となってしまった。
マイクが目の前にあっても弾いてるとコーラスは出来ない、コーラスをやるとギターが飛ぶ。
一か所間違えると次がもう追えない。
ドラムとベースのリズム隊の音を全く聴いてない。
・・・。
なんだよ、これじゃ去年と同じじゃんかよ。
自分に苛立ちを覚える。
一番気まずいというか失礼だったのは、この日の為に真心ブラザーズの「空にまいあがれ」を皆でやろうとなった時だ。
実は今回のお誘いを受けた際、何かワラビーズ以外の曲とか候補があったらと言われたのでこの曲を言ってしまったワケだが、あんまり練習する時間がなかったので歌うのが精一杯だった。
ワラビーズの曲を必死になって覚えようとギターを弾いていたのだが、この曲はコードを少し抑えた程度で歌詞も殆ど頭に入ってなくて、それなのにメンバーの御三方はキチンと練習してきてくれていたのが本当に申し訳なく思った。
やっぱり彼等はプロなのです。
わらびセッション時間も終了間近に迫り、とりあえず最後の方にとっておいた「ソーセージ・ハム・ベーコン」を演奏。
せっかく私に出だしを譲ってくれたにも関わらず、舞い上がっちゃってどうして良いのかわかなくなりすみません、ひじきさん。
この曲だけは昨年のセッション時から“まだマシ”と思えるだけあってなんとかノリノリで弾くことが出来たけれどもねェ・・・。
そんなこんなで3時間、あっという間でした。
去年の倍時間があったのにも関わらず、満足に弾けたのが最後の曲だけという情けない結果に終わった。
こんなんで自分からまた押し掛けて弾いてたのでは顔から火が出るわ!
「昨年よりも弾けてたよ」とひじきさんが言ってくださりましたが、そのお世辞に素直に喜べない自分。
多分、始める前はその言葉を言って貰いたかったハズなのに、去年からちっとも進歩の無い私のギターに腹が立つ。
せっかくこういう機会を用意してくれたワラビーズさん達なのにどうしてこんな無様な結果になってしまったのか。
練習不足と言ってしまえばそれまでだが、そのくせ、そこそこ弾ける様になっていると思っている自分がいた。
練習した気になっていただけだったのか、そこに慢心があったのか、とにかく今は色々頭の中で迷いが生じているが、とにかくまだまだです。
もいっかい最初からやり直しです!
ワラビーズ・サポートギタリストへの道のりはまだまだ全然先の話になってしまいましたが、やっぱりこうして本物のメンバー達とその曲を演奏出来る機会ってのは普通はありえない話なのでこういう機会は本当に有難いと思っております。
ひじき石塚さん
きくらげ松岡さん
パンジー関さん
今年もお付き合い頂き、ありがとうございました。
もしも来年また機会がありましたらよろしくお願い致します。
またライヴも観に行きますし、新しい音源も楽しみしています。
寒い日がしばらく続きますが頑張ってください。