[サイドウインカー] レンズ内部結露対策/LED化

旧VW/Audi車純正品（現行ではup!の純正品が同型）を流用しているサイドウインカーレンズ（サイドマーカー）。

かつてのサードメーカー品のように，雨や洗車後に内部が結露するようになってしまいました。

この時期の欧州フォード純正レンズを取り外すには，マイナスドライバーや内張剥がしなどでボディに傷をつけないよう注意しながらレンズ周縁をこじる必要がありますが，このVW版レンズは素手で簡単に取り外すことができます。

背面のクリップ（画像前方の黒い部分）の方向に向かって横（地面と水平）にレンズをスライドさせるとクリップと反対側のツメがボディから浮き，ユニットごと引き出すだけです。

ユニット背面とバルブソケットのコネクターはゴム状の樹脂製で，この樹脂には未だ弾力がありユニットとしっかり密着しています。ソケット周りからの水の侵入はなさそうです（欧州フォード車純正のレンズではソケットがプラスチック製で，そこに取り付けられているOリングが劣化して水漏れしたりします）。

一方，アウター（クリアレンズ）と背面（グレー）との合わせ部にはわずかな隙間が生じています。

この隙間には黒っぽい塵も入り込んでいます。ヘッドランプやテールランプの結露時と同じように，どうやらこの部位から水が侵入するようです。

晴天が続いてレンズ内部で結露していた水が蒸発してから，シリコンボンドで合わせ部をシーリングします。

まずは水で湿らせたティッシュとパーツクリーナーを染み込ませた綿棒で周辺を清掃・脱脂。

その後，指でシリコンボンドをなでつけると，隙間にボンドが浸透していました。

ボンドの硬化を一晩ほど待ち，レンズを再装着して完成です。

再装着の際にはコネクタにゴム劣化防止スプレーを吹いて拭き上げておきました。


2015年9月　28.6万km

追記：

その後，水漏れは生じなくなりましたが，昼間の直射下でのバルブ点灯時の視認性が悪くなっていることに気づきました（写真は点灯時。オレンジの光の拡散が目立っていません）。

7年ほど前に納車時の純正レンズから社外レンズに換装以来，バルブは交換したことがありませんでしたので，バルブを交換してみることにします。

上： 装着していたノーマルバルブ。黒ずみがあり，フィラメントに張りがなくなっています。手前は表面のコーティングが剥がれたので過去にダイソーの塗料で塗装したものです。

下： 新たに装着したLEDバルブ。SMD6連（5W，T10型）で，Aliexpressで2個で送料込み500円弱でした（ノーブランド）。

上： 換装後の直射下での点灯時。日中の視認性は期待していたほど向上しませんでしたが，さすがに明るいです。

下： 同じく不点灯時。ナナメから見ると黄色いSMDやハウジングがやや目立ち，シルバービジョンほどのスッキリ感は得られません。


LEDバルブのサイズはノーマルに近いもの（全長 26mm，外径 12mm）を選択しましたが，やや大きくレンズに収めるのにギリギリでした。

なお，ハイフラは生じず抵抗の増設は要しませんでした。


2015年12月 29.3万km