車高調のカートリッジショック交換後、500km以上走りました。
交換直後はステアリングセンターがごくわずかにずれたような気がしなくもない感じでしたが、そこそこ安定して真っ直ぐ走っています。
今日は予約していたアライメント測定の日。
メカニックさんと一緒にその場に立ち会い、測定内容や調整の方向性を話しながら作業は進みました。
ちょうど2日前にアライメントテスターの校正をしたばかりの一発目と言うことで、非常に良いタイミングでのチェックとなりました。
せっかくの高精度なアライメントテスターでも、満足な校正もされず使いっぱなしの店も少なくないそうです。
まずタイヤの空気圧や車高などを確認。ホイールにテスターのセンシング部を取り付け、それを前方上部のCCDで捉えて模様の角度や距離から算出する方式です。
車高が下がっている関係上、キャンバーなどは基準値から外れているところももちろんありますが、そこを加味した上で操舵感やブレーキングの印象など、前回調整時の乗り味と、これからセットアップするアライメントとを考えていくプロセスは、どこか知的かつ想像力と勘を研ぎ澄ませたテキトーさがプラスされていて面白い物があります。
前回の調整はエンジンの載せ換え作業時に、フロントまわりのサブフレームから何から全てモノコックから外された事から始まりました。
それまではその重要性を知りつつも、目視や感触に頼ったテキトーアライメントでしたが、そこはそれ、意外にも悪くないタイヤの減りで満足していました。
ところがその後、エンジン載せ換え後にセットしたそのアライメントで履きつぶしたタイヤの摩耗の仕方を見ると、その違いは明らかでした。
数回ローテーションしていたとは言え、不均一な減りを見せることなくインもアウトも同様に接地し、非常にキレイな摩耗を見せていました。
タイヤがイン・アウト指定のある設計がされている点も見逃せませんが、肝心のアライメントがメチャクチャではこうは行かなかったはずです。
まるでオーナーの走らせ方を知っているかのようなセッティング。
サーキットもたまには走りますが、ドリフトヤローではないので過度なクイックさやオーバーステア傾向は求めていません。
ガッチリとブレーキングしても微動だにしない直進性と、そこからステアして回頭するちょっと鈍でもあり重厚さを持つST205特有のハンドリングを活かして引き出す走らせ方をぶち壊さない気の効いたアライメント設定です。
今回は分解に伴って狂ってしまったアライメントを修正し、前回同様のハンドリング特性を取り戻すことが目的。
フロントのスーパーストラットはその構造上、自由度が少ない故、分解しても狂いも少なくていいのですが、トーに左右差がちょっと出ていました。
リアもやはりトーの左右差があり、車高調脱着直後の目視の印象もまんざら外れてはいなかったようです。
Posted at 2010/08/01 00:26:22 | |
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