昨日
ここに乗せた初代EOS-1はある意味ダミーで、本当はこのEOS-1NRSが本命でした。
ベースになったEOS-1Nは普通の一眼レフカメラですが、このRSはちょっと違います。
本来なら撮影時はミラーが跳ね上がって、それからシャッターが切れる構造であるところ、RSは反射率35%の固定式ペリクルミラーによってファインダーと撮像面とに光が振り分けられ、ミラーが跳ね上がることなくシャッターが開き、撮影されます。
通常は露光している間は被写体の様子をファインダーで見る事が出来ないところを、この機種は撮影中も見続けることが可能。
ちょっと長めのスローシャッターで流し撮りするときなど、目視で追いかけられる分有利です。
また、ミラーが上がるのを待たずに即座にシャッターが開くので、RSモードではシャッタータイムラグが0.006秒と言う驚異的なレスポンスを誇ります。
フィルム機ながら秒間10コマのスペックは現代のEOS7DMarkⅡと同等。
ただ、AFセンサーに光を導くサブミラーも退避させてしまうので、RSモードでの連写中はAFが非追従になってしまうのが残念な点。
6コマ/秒でよければサブミラーが駆動されてAFは追従できるので、ファインダーで目視可能な点を利用した流し撮りに使えそうな感じです。
歴代EOS-1のシャッター動作音を比較した動画を作ってみたので、よろしければご覧ください。
Posted at 2016/10/28 01:31:49 | |
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