8年間飼っていたウサギが、永眠したのが今年の5月17日。
人参はそれほど食べなかったけれど、ほうれん草とキャベツは、沢山食べた黒うさぎでした。
ウサギの平均寿命は7年だから、まぁ寿命だったのかもしれません。
問題は残された亀の方でした。
下の子が9年前に百道(ももち)小学校からもらって来たので、ももちゃんという名前です。
亀は万年と言われますから、私より長生きするかもしれません。
ウサギが永眠したことで、私は迷いました。
狭いたらいの中で飼われて、亀はかわいそうじゃないのか。
元気なうちに、自然に戻すべきではないのか。
娘に聞くと、福岡城のお堀には、亀が沢山いるそうです。
毎日なんの苦労もせずにご飯が食べられるのと、自由に泳ぎまわり仲間と遊べるのと、亀はどちらが幸せだろうかと考えました。
うさぎは抱き上げると、いつもきまって、クークーと、小さな声で鳴きました。
亀は直径10cmほどの甲羅を掴んでも、鳴きもしませんでした。
そして地面に放すと、驚くべき速さで逃げていくのです。
ウサギも亀も、私になついているとは、とても思えませんでした。
毎日毎日餌をやっているのは、俺なんだぜぃ。少しくらいなついてくれよぉ。
そんな気持ちになる事が、何度も有りましたね。
福岡城のお堀に亀を連れて行き、ビニール袋から取り出して土の上に放すと、亀は大急ぎで水に向かって走りだしました。そして水の中に消えて行きました。
私は亀フードを水面に投げ入れます。
カモが寄ってきてそれを食べます。
(おーい、それは亀の分だぞぅ。)
私はまた福岡城のお堀に行きたいと思っています。
沢山の亀の中で、我が家の亀であったももちゃんを見つけるのは、難しいかもしれません。
でも、私を見かけて、一生懸命逃げ出す亀がいたとしたら、ももちゃんでしょうね。
Posted at 2010/07/04 23:42:27 | |
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