先週の日曜日、重い腰を上げて渋谷で半日過ごしました。渋谷・・・中学生の頃は好きだったのに、歳をとるにつれ、どんどんアウェー感が強まって来ました。今ではわざわざ休日に出かける気にならない街の筆頭なのに、今回出かけたのは
ネットの帽子屋さんが、期間限定で出店していたからです。
場所は東急百貨店本店。家具売り場の一角に20点ほどのパナマハットが展示されていました・・・おお、画面でしか見たことのない、あれや、これやの実物を手に取ること・・・一部頭に被ることが出来て、少し舞い上がってしまいました(その結果、写真一枚も撮ることを忘れましたw)
「今日は、見るだけだから」と事前に妻に言っていたのに、気が付くと大きな箱を抱えていましたorz
←(この店の品物の中では)お手軽なパナマハットです。トキヤ草を、ざっくりと隙間を開けながら編んだもの。色はナチュラルでカジュアルです。何んにでも合いそうです。ちょっと重いのですが、かぶり心地も深めで安心感があります。
お店の方とも話をしました。最高級品も被らせて頂きました。どうも、目がいかに細かく均一で、かつ、いかに薄く、いかに軽くするか、がキモのようです・・・均一さや薄さ軽さを極める、というのは、なんだか日本の工芸品と同じような価値観じゃないか、とフト思いました。
その後は百貨店の上層階で軽く昼食をとり、時計売り場を(内心ドキドキしながら)冷やかしました。我が家の購買可能予算を一桁以上越えた時計を、「どうぞ、お試し下さい」と勧められるのには、ホント肝を冷やしました・・・アウトバックより高い時計がいくつも並んでいたわけですよ。お客さんはほとんどいないけど、やっぱり百貨店てすごいですね。
息も絶え絶えになったので、甘いものを食べようと行ったのは、Bunkamuraのドゥ・マゴというカフェ。元はパリの老舗カフェです。そこには
10年以上前に行ったことがありました。飲食店の内装をやるものとしては憧れの店で、朝食にクロワッサンとカフェ・クレームを黒エプロンのギャルソンに給仕してもらう、という「夢」を実現したのです。渋谷のこの店はだいぶんアレンジが入っていますが、数少ない落ち着ける店です。まあ美味しゅうございました。
最後にBunkamuraのギャラリーで
カロリーナ・ラケル・アンティッチという人の絵を見ました。すごく良かったです。子供が主題の作品が多いのですが、余白がたっぷりで、静か・・・でも病的ではなくて、心地よい孤独感があって。しかも、時計に比べればリーズナブル(もう、金銭感覚がおかしくなってる)ですが、いいなぁと思って買えるわけないのに、やや本気で熱心に勧められるのは・・・やっぱり、すごいなと(笑)
はあ、いろいろ面白い体験が出来ました。
Posted at 2017/07/05 00:30:39 | |
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