トゥインゴで初めて関西までの往復1700キロのドライブをした。今月初めにスプラッシュで同じ行程を走っているから、両者の長距離高速走行の印象について書こうと思う。
スプラッシュは欧州生産の車らしく長距離高速走行の快適性に大変優れている。特に乗り心地と走行安定性は他の国産コンパクトとはレベルが違う。2リッタークラスの車と同等と考えていいと思う。また、優れたシートのおかげで体が痛くならないし、正確でフィールのよいステアリングは疲労を最小限にとどめてくれる。総合的にみて100点満点で70点、合格レベル以上の評価を与えられる。それだけ褒めて70点かと疑問に思われるかもしれないが、国産車では60点以下の赤点レベルの車が少なくない実情に照らすとスプラッシュの評価の位置づけとしてはこの辺りということだ。
次にトゥインゴについてであるが、単純に乗り心地の評価をしようとするとなかなか厳しい。短いホイールベースのせいでピッチングが激しく、サスペンションもそこそこ硬いからグイグイと頭を揺さぶられて「おいおい」と思わせられるときがあるし、エンジン音も盛大に車内に侵入してくる。だがしかし、私は総合的にみて90点と評価する。トゥインゴのシートは「疲れない」というレベルを超えて「いつまでも座っていたい」と思わせるデキのよさだし、パワフルなエンジンとレスポンスのよいMT、そして模範的な直進安定性とドライバーの意思に忠実なフィールのよいステアリングが高速走行を「仕事」から「スポーツ」に変えてくれる。トゥインゴを運転していると運転する悦びに夢中になってしまい時が経つのを忘れる。850キロ走って仙台に到着しても「このまま家に帰るのなんだかもったいないからもうひとっ走りしようか」と思うほどだ。
最後に燃費についてはどちらも高速走行で伸び悩む傾向がある。市街地や郊外の一般道での燃費が14~20キロなのに対し、高速道路では14~16キロ程度に低下する。背が高い小排気量車故の逆転現象だろう。
運転日報(トゥインゴ)
天候:晴れ 時々 くもり
積算走行距離:20338キロ
走行条件:市街地・郊外一般道・高速道
乗員1~3名
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Posted at
2011/09/25 19:46:49