私が免許を取得した以降だけで、ハイソカーブーム(懐かしい!)→クロカンブーム→ミニバンブームとクルマの流行が移っていった。次はなにが来るだろうか。
これらのブームは、いわゆる戦後のベビーブーマー(団塊の世代)のクルマ選びによって作られたものと思われる。そのベビーブーマー達はこれから定年、老後を迎える。高齢者になった彼らに、ミニバンは決して十分な満足を与えないと思う。ミニバンはゴトゴト・ユサユサした乗り心地で、走りが鈍重である。重くて重心の高いことからくる不可避的な乗り味である。また、FFベースのものは激しくノーズヘビーで、絶対重量も大きいためトルク反動をもろにボディーに伝え、ハンドリングもねっとりしてやらしいフィールである。空気抵抗が大きく重いボディを引っ張るためエンジン回転は高めになるから騒音が大きく燃費もよくない。年金生活に入ったドライバーにはやっぱり「荷が重い」し、多くのクルマを乗り継いできた彼らは目が肥えているのだ。
私はFFで2.5~3リッタークラスのセダンがいいと考えている。たとえば、日産のティアナである。すっきりとした外観で華美ではなく、でも室内スペースやシートの作りはたっぷりしている。軽いから走りも燃費もよい。乗り降りするときに「どっこいしょ」とよじ登らなくてもよいところも高齢者向けだと思う。それに、2リッター以下の小さなセダンって、若い私が運転していても不当に疲れるのだ。「ゆとり感」のようなものが感じられないからだと思う。3リッターくらいあれば十分だろう。
さて、大きめのFFセダンブームは到来するだろうか・・・。
運転日報
天候:晴れ
走行距離:176キロ
走行条件:市街地・郊外一般道・山岳道
積載:100㎏未満
Posted at 2005/06/26 19:49:16 | |
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